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「実は勘違いしている人が多い敬語」を紹介している記事を、@DIME記事の中から3本厳選してお届け。
実は勘違いしている間違い敬語
(1)「できかねません」は誤用
多くの人が言い間違えやすいのが、『できかねません』です。「今回の契約はできかねません」というように間違った使い方をしていないでしょうか?
『かねません』は、『難しい、困難だ』という意味の『かねる』の否定形です。それでは『難しくない、困難ではない』という意味合いになり、意味として成り立ちません。
日本語として違和感があるだけでなく、誤解を招く原因にもなります。例えば、先に挙げた例文では断るつもりが契約できる可能性があるような、曖昧な印象を与えてしまうリスクがあるでしょう。
【参考】https://dime.jp/genre/1114096/
(2)女性に「貴殿」という言葉を使うのはNG
貴殿は男性が目上もしくは同等の男性に対して使う敬称です。つまり、貴殿は男性同士で使う敬称ということになります。
女性同士はもちろん、女性が男性に対して、あるいは男性が女性に対して使用するのは適切ではありません。女性に対してメールや文書などを送る際は、『貴女(きじょ)』を使うのが一般的です。
貴女は『あなた』という意味で、同等および目上の女性に対して使用する敬称です。貴女には、身分の高い女性という意味もあります。
また、男性が同等もしくは目上の女性に対する敬称として、『貴姉(きし)』も使用可能です。
【参考】https://dime.jp/genre/964524/
(3)「お体をご自愛ください」は二重表現
相手の健康を気遣うフレーズのため「お体を」と付けてしまいがちですが、それは間違った表現になります。ご自愛に体という意味も含まれており、『二重表現』となってしまうためです。
二重表現は同じ意味を持つ言葉を重ねて使うことで、意識せずに使っていることも少なくありません。例えば『一番最初』や『日本に来日』などが挙げられます。「お体を」を付けると、違和感のある表現になるため、これは気を付けたいポイントです。
【参考】https://dime.jp/genre/1002590/
構成/DIME編集部