咲き誇るワイルドフラワーに包まれる
パースがより特別になる時期と言えば「ワイルドフラワー」も見逃せない。この場合の「ワイルド」とは「危険な」といった意味ではなく「自然の」といったほう。つまり「自生する野生の花」だ。春から初夏(8~11月)にかけてのパースの風物詩だ。
バラやチューリップのような大輪の花ではない。野に咲く小さな花々たち。だが自生なのにまるで人が栽培する「ラベンダー畑」や「チューリップ畑」のように見事な場所もある。一面に咲き誇るその姿に感動を覚える。
ガイドによると「ブルーサンオーキッド」。我々が知る「オーキッド(蘭)」とは似ても似つかないけなげな青い花。
古きよき港町「フリーマントル」と「世界遺産の旧刑務所」
フリーマントルはパースの隣町というよりも都市圏の一部だ。パース駅から電車でも15駅30分ほどで到着する。古きよき街並みが魅力的だ。
ここではユネスコ世界遺産(文化遺産)にも指定されている「旧フリーマントル刑務所」も見逃せない。有料ツアーに参加すれば敷地内のみならず、実際に用いられていた監獄にも足を踏み入れることができる。
ちなみにこのフリーマントルが面しているのはインド洋だ。ベイザーズビーチでぜひ夕陽鑑賞を楽しんでいただきたい。