オーストラリア南西部の都市で西オーストラリア州の州都でもあるパース。都市圏人口は220万人を超えるオーストラリア第4の都市だ。
このパースへの東京(成田)からの直行便が、2023年10月29日全日空により再開される。コロナが世界的に広まり始めた2020年3月以来なので約3年半以上ぶりの運航だ。現時点では日本とパースを結ぶ唯一の直行便となる。
東京発便の所要時間は約10時間、パース発は約9時間半。これまではシンガポールや香港、またはシドニー、メルボルン、ブリスベンといったオーストラリア大陸東側東海岸での乗り継ぎが必要だったので、大幅な時間短縮となる。
そこで「身近」になるパースの魅力を紹介したい。
キングスパークからの絶景と散策
パースを訪れたらぜひ足を運んでほしいのが「キングスパーク」。街の中心部にあるパース駅から展望台まで約2.2キロメートル、徒歩でも約30分。小高い丘に広がる公園だ。
ここの展望台からはパース市街とその横を流れるスワン川が一望できる。ここからの景色を見ただけでバースに恋する人も多いだろう。
キングスバークでぜひ楽しんでほしいのが「ロッタリーウェスト・フェデレーション・ウォークウェイ」などからなる遊歩道。約2.5キロメートル、45分の周回路だ。
最大の見どころは途中にあるいくつかの連続した高架橋(全長220メートル、最大地上高16メートル!)。パース市街地とスワン川のみならず、「鳥の目線」からの森も楽しめる。
こうした高架橋はオーストラリア国内にはいくつかあるが、そのほとんどは都市部から車で数十分は離れたところ。ここまで近い場所で楽しめるのは珍しい。