据え置き型のガスコンロを設置する際には、どうしてもガスコンロの左右や奥にスペースができてしまいます。不要な隙間があると、そこへ食材が落ちてしまったり、掃除の手間がかかったりと不便なことも。そこで本記事では、不要な隙間を埋めてスペースを有効活用する方法を解説します。火災を防ぐルールを守って、上手に活用してみてはいかがでしょうか?
ガスコンロの奥や横にできる無駄な隙間、どうしてる?
システムキッチンの一部になっているビルトインガスコンロは基本的に隙間なくはまっていますが、据え置き型のガスコンロの場合、左右と後方にスペースを作り設置する必要があります。
ただし、不要に大きな隙間を空けたままにしておくと、食材が落ちたり油はねで汚れたりしやすくなります。掃除が面倒ですし、不衛生になりやすいので、隙間はできるだけなくしておきたいものです。
【参考】人気のモデルはどれ?新生活に欠かせないガスコンロの正しい選び方
ガスコンロを設置する際に隙間は必要なのか
据え置き型のガスコンロを設置する際は基本的に、火災防止のため可燃性の壁面からは15cm以上離す必要があります。壁からの距離が15cm未満でも、防熱板を取り付ければ設置できますが、防熱板と壁の間は1cm以上あけるようにしましょう。
また、コンロ奥にはガス栓やガスホースのためのスペースも必要です。
ガスコンロの隙間を埋めるならDIYではなく市販品を使おう
ガスコンロの周りに隙間がある場合、適当な材料を使って自分で隙間を埋めることも不可能ではありませんが、耐火性の問題などを考えると市販品を使うのがベストです。
ガスコンロの隙間を埋める方法や便利なグッズを紹介
据え置き型ガスコンロ周りの隙間を埋める便利なグッズを厳選しました。コンロの周辺にできる空きスペースを活用できるグッズも、併せてご紹介します。
ガスコンロ横の細い隙間をテープでふさぐ
据え置き型のガスコンロには、59cm幅(※約60cmと表記されることも)と56cm幅の2種類の規格があります。ただ、規格に合った設置スペースに置いても、横にはどうしても少し隙間があきます。
このような場合は、アルミテープなどを使って隙間を埋める方法があります。例えば、こちらの東洋アルミのキッチンアルミテープのような製品があります。
据え置き型ガスコンロの奥や横の隙間をふさげるトップカバー
ガスコンロに汚れが付着するのを防ぐトップカバーという製品も販売されています。その中には、ガステーブルの横や奥までカバーできるものがあります。
東洋アルミの「レンジトップカバーFlat!PLUS」もそのひとつ。左右と奥にスキマガードが付いているので、コンロ回り全体をカバーできます。
据え置き型ガスコンロの奥の隙間を埋めるラック
据え置き型ガスコンロの奥には、ガスホースを接続するためのスペースがあるので、どうしても隙間ができます。この隙間をラックで活用する方法があります。
こちらは、山崎実業のコンロ奥隙間ラック タワー2段です。棚板は上に開くので、ラックを設置したままガスの元栓を開け閉めできます。上の棚がない1段のタイプもあります。
ビルトインガスコンロのフチに取り付ける隙間ガード
ビルトインガスコンロは、据え置き型の場合のような大きな隙間はありません。ただコンロのフチ部分には隙間があり、どうしても汚れがたまりやすいです。
東洋アルミのフレームカバーは、この隙間をガードしてくれる製品です。同様の製品にはIH専用のものもありますが、この製品はIHにもガスコンロにも取り付け可能です。
システムキッチンに組み込んでスッキリ!ビルトインタイプのガスコンロの特徴と選び方のポイント
ガスコンロの周りの隙間空間を活用するニトリの収納用品
隙間を埋めるタイプのほかに、隙間を有効活用する製品も数多く販売されています。ここでは、ニトリで購入できる隙間を有効に使える製品2点をご紹介します。
ガスコンロの横に置けるニトリの隙間ラック
ニトリのコンロ横ラックです。コンロ周囲のスペースに調味料や調理器具をまとめて収納できます。
調理器具をぶら下げられるフックが4個と、左右のどちらにも取り付けられる棚板もあるので、かなりの収納力があります。
【参考】ニトリ公式サイト製品詳細ページ
ガスコンロの排気口をガードして、隙間も活用できるニトリの製品
こちらは、ニトリの棚付き伸縮排気口カバー FLAT(WH)です。食材や飛び散った油がガスコンロの排気口に落ちることを防ぐと共に、スペースを有効活用できます。
伸縮式で、44.5~82cmの幅で調節可能。ただしグリルを使う時は、排気口上部を空けなくてはなりません。グリルへ点火する前に必ず、奥にずらして利用しましょう。
【参考】ニトリ公式サイト製品詳細ページ
ガスコンロの隙間を埋めるのに役立つ100均商品
100円ショップでも、ガスコンロの隙間を埋めるための商品が取り扱われていることがあります。コスパよく隙間を埋めたい人は、100円ショップで探してみるのも手です。
ガスコンロの隙間をふさぐアルミテープなら100均でも手に入る
ガスコンロ用のアルミテープは、100円ショップでも手に入ります。細い隙間なら、テープでふさげます。
ガスコンロの周囲の無駄な隙間を埋め、スペースを活用するための方法や便利な商品をご紹介しました。
ガスコンロの周りに不要な隙間があると、掃除にも手間がかかります。この記事でご紹介した製品などを使ってガスコンロの不要な隙間をなくし、快適なキッチンにしてください。
※データは2021年7月上旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット