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知ってる?5月に使う時候の挨拶と正しい使い方

2021.05.01

社会人として知っておきたいマナーの一つが『時候の挨拶』になります。意味や役割を理解すると同時に、種類や注意点も把握することが大切です。5月に使える時候の挨拶をフォーマルとカジュアルそれぞれ紹介するので、実際に手紙を書くときに役立てましょう。

時候の挨拶とは

そもそも時候の挨拶は、どのようなものなのでしょうか?まずは、基本である意味や役割について確認しておきましょう。

「時候」の意味

『時候』は、『春夏秋冬と移り変わっていく四季の気候や寒暖などの陽気のこと』です。『時候の挨拶』とは、『その時々の気候や陽気に応じた季節感を表現する言葉』の表現です。

ビジネスレターなどでは、本題に入る前に時候の挨拶を入れるのがマナーです。結びの言葉に使うこともあります。時候の挨拶には、豊かな四季を表す表現が豊富にあり、季節の移り変わりを大切にする日本ならではの伝統的な風習の一つといえるでしょう。

二十四節気ごとに使い分ける

時候の挨拶に使われる季節を表す言葉は多種多様であり、どれを使えばよいのか迷う人も少なくありません。時候は、『二十四節気(にじゅうしせっき)』を基準に使い分けます。

二十四節気とは、太陽の軌道である黄道を24分割したものを基準に季節を分けたもので、『太陰太陽暦(旧暦)』では季節を示す基準になっていました。大きく四つに分けたものが、広く知られている『春分』『夏至』『秋分』『冬至』です。

それぞれの中間に『立春』『立夏』『立秋』『立冬』があり、これで八節です。さらにそれぞれを三つに分けたものを全て合わせて二十四節気と呼びます。

二十四節気では一つの節気は約15日間ですが、その日にちは固定ではなく年によって多少前後します。ビジネスレターなどで、前年のものをそのまま使用する場合には注意が必要です。

参考:こよみ用語解説 二十四節気 - 国立天文台暦計算室

時候の挨拶には2種類ある

時候の挨拶と言っても、実際には2種類あります。それぞれの特徴や使える場面について解説します。

フォーマルなシーンで使える「漢語調」

取引先への挨拶状などフォーマルなシーンで使われることが多いのが、『漢語調』の挨拶です。例えば『猛暑の候』のように、季節感のある言葉の後に『候・折・みぎり』を付けて使用します。

堅く格調高い印象になるため、かしこまった雰囲気に仕上げたいときに適しています。丁寧さや敬意も感じられるので、目上の人への手紙でも失礼になりません。

定型文のようにある程度言葉が決まっており、その時期に合うものを選んで使えばよいため、一から考える必要がないのもメリットです。

親しい人に使うカジュアルな「口語調」

親しい人へは、堅苦しさがなくカジュアルな雰囲気になる『口語調』が適しています。「猛暑が続いておりますが...」というスタイルで、柔らかい印象になります。

基本的には個人間の手紙などで使われますが、ビジネスシーンで使えないわけではありません。親しみやすさを出したいときなどに、あえて口語調を使うこともあります。会社の同僚への暑中見舞いなど、漢語調だと違和感がある場合にも使えるでしょう。

定型文はなく自分の言葉で思いを伝えられるため、オリジナルの心のこもった手紙になるのがメリットです。

5月の時候の挨拶

5月に使える時候の挨拶には、どのようなものがあるのでしょうか?フォーマルとカジュアルに分けて紹介します。それぞれ結びの言葉にも触れるので、実際の手紙で使用してみましょう。

ビジネスでも使える挨拶

ビジネスシーンでも使えるのが、『~の候・折・みぎり』という漢語調の挨拶です。

5月上旬から中旬に使える言葉には、『晩春・残春・惜春・葉桜』などがあります。主に過ぎ行く春を惜しむ気持ちや、まだ肌寒さが残り新緑の季節の訪れを感じられない状況を表す言葉です。

5月中旬から下旬にかけては、『立夏・軽夏』などの言葉が挙げられます。夏の日差しを感じる暑い日も出てくる時期で、夏の訪れを感じている状況を表す言葉です。

5月全般に使えるのが、『若葉・新緑・青葉』といった若葉や新緑が見られる時期を表す言葉です。ただし、実際の状況は地方により異なるため、送る相手の地域を考慮して天候や新緑の進み具合に合う言葉を選ぶのがポイントになります。

フォーマルな手紙の結びの言葉

ビジネスレターなどフォーマルな手紙は、相手の活躍や繁栄を祈る言葉で締めくくりましょう。健康に関する言葉を添える場合も多く、相手への思いやりが伝わります。

例文を挙げるので、手紙を書く際の参考にしましょう。

  • 晩春の候、皆様のますますのご健勝を心よりお祈り申し上げます
  • 新緑の折、貴社の一層のご発展を心よりお祈りいたします
  • 向暑の候、体調を崩さぬようくれぐれもご自愛ください
  • 立夏の折、どうぞ健やかにお過ごしください

親しい人に使える挨拶

仲のよい友人や古くから付き合いのある知人など、親しい間柄の人には『口語調』のカジュアルな挨拶が適しています。5月上旬と中旬から下旬に分けて例文を紹介するので、アレンジして使ってみましょう。

【5月上旬】

  • 過ごしやすい春が過ぎていくのが名残惜しいこの頃ですが、いかがお過ごしでしょうか
  • 鯉のぼりが風に舞う季節になりましたが、元気にお過ごしですか
  • 早いもので、暦の上では夏を迎えました

【5月中旬から下旬】

  • 日中は暖かく汗ばむ日もありますが、元気でお過ごしでしょうか
  • 新緑が美しく、さわやかな風が心地よい季節になりました
  • 大型連休も終わり、徐々に夏らしい気候になってきましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか

カジュアルな手紙の結びの言葉

親しい人への手紙でも、相手の健康を気遣う言葉や活躍を願う言葉を添えるのがマナーです。温かみのある手紙になり、印象もよくなります。

例文は以下の通りです。

  • まだ肌寒い日もありますので、お体に気を付けてお過ごしください
  • 連休疲れが出やすいので、無理をしないようにお気を付けください
  • 気温差が激しい時期ですので、体調を崩さないようにご留意ください
  • まぶしい新緑のように、ますますの輝かしい活躍をお祈りしています
  • 五月晴れのように、心身ともに晴れやかな日々を過ごしましょう

時候の挨拶を使う際の注意点

季節を表す言葉の使い分けや文体以外にも、注意点が二つあります。どちらも知っておきたい大切なマナーでもあるので、きちんと把握しておきましょう。

手紙の送り先の季節感に注意

時候の挨拶に使う言葉は、自分が住んでいる地域ではなく、送る相手が住んでいる地域の気候に合わせて選ぶのがマナーです。南北に長い日本列島は、地域により気候が大きく異なることが珍しくありません。

例えば、関東地方では桜の花が散り若葉が出始めるという意味の『葉桜』が使えても、北海道などでは桜が満開になるのは5月です。そのため、北海道に住む人に送る手紙で5月に「葉桜」を使うと、違和感の強い文章になってしまうだけでなく、失礼な印象を与えてしまうこともあるので注意しましょう。

先方の状況がはっきり分からないときは、地域による気候の差を考慮する必要のない言葉や季節感が強すぎない言葉を選ぶのが無難です。

お悔みやお見舞いでは省略する

お悔みやお見舞いの手紙では、時候の挨拶を省略するのがマナーです。時候の挨拶を入れると、丁寧に時間をかけて書いた印象を与えてしまいます。省略するのは、知らせに驚き、取り急ぎで書いたという心情や状況を伝えるためです。

前文も省略し、お悔みやお見舞いの言葉を書き始めましょう。お悔みの場合は、故人への哀悼の念と遺族へのいたわりや励ましの言葉を書きます。遺族の心情を思いやり、悲しみを深くしてしまうような表現は避けましょう。

お見舞いの場合は、まず相手の状況を気遣う内容を書きます。ネガティブな言葉を避けるのはマナーですが、相手の病状によってはポジティブな言葉を並べすぎるのも相手を傷つけてしまいかねません。そっと寄り添うような、温かみのある文章が理想です。

構成/編集部

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