ANAマイルの有効期限が迫ってきたらANA SKY コインに交換すると延長が可能
今までに貯めてきたマイルの期限が近くなってきたら、ANAの航空券や旅行商品の支払いに利用できる「ANA SKY コイン」に交換するのがおすすめだ。コインで航空券を購入することで、フライトマイルを貯めることもできる。
マイルからANA SKY コインに交換した場合の有効期限は「交換月から12か月後の末日」。ANAのマイルの有効期限は36か月のため、期限ギリギリでコインに変えておくと、プラス12か月の延長が可能だ。
ANAマイルとANA SKY コインの交換レートは原則として1マイル=1コインだが、ANAカードを保有していれば、さらに交換率を上げることができる。カードのランクやANAマイレージクラブ会員のステイタスによっても交換率は異なるが、1万マイル以上の交換でレートが最大1.7倍になるものもある。
ANAのマイルを有効期限「無期限」にする方法
ここまで解説してきたように、マイルには有効期限がある。しかし、ここから紹介する方法を使えば、マイルを無期限にすることも可能だ。それぞれの方法を覚えておこう。
航空系クレジットカードを活用する
一つ目は、クレジットカードのポイントとして保有しておき、必要な時にマイルに交換する方法。ポイントに有効期限がなければ、実質マイルを無期限にできる。この方法でおすすめなのは、「ANAアメリカン・エキスプレス・カード」と「ANAダイナースカード」の2つ。
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・カードは、ポイントに有効期限もなく、「ポイント移行コース」に登録しておくことでマイルへの移行ができる。100円の利用ごとに1ポイントを獲得できることに加え、ANAグループでカードを利用すれば1.5倍のポイントが貯められる。さらに「ANAカードマイルプラス加盟店」でカードを利用した場合は、通常ポイントに加え、100円あたり1マイルが自動加算されるのも魅力。
ANAダイナースカード
ANAダイナースカードも、実質無期限でマイルを使えるクレジットカード。カード利用100円につき1ポイントを獲得でき、1ポイントは1マイルに交換できる。公共料金サービスの中には200円で1ポイントのレートのものもあるが、ANAカードマイルプラス加盟店で利用すれば、通常ポイントとは別に100円または200円につき1マイルが自動的に積算される。
ミリオンマイラーになる
二つ目は、「ミリオンマイラー」になる方法。特にフライトを多く利用する方におすすめの方法だ。ショッピングなどの利用で貯まるマイルを除いた、フライトのみで集めたマイルは「ライフタイムマイル(LTマイル)」と呼ばれ、ANAマイレージクラブに入会してから現在までにマイル口座に積算された搭乗分の区間基本マイルの合計がカウントされている。
ライフタイムマイルの対象は、ANAの運航便に加え、ANAグループ運航便と提携航空会社運航便を利用した際のマイル。特典航空券の場合は、ANA国内・国際線を利用した場合のみマイルがカウントされる(搭乗後6か月以内に積算希望の手続きが必要)。
このライフタイムマイルが100万に達すると「ミリオンマイラー」のステイタスが与えられ、マイルの有効期限が無期限になる。200万に達すると、生涯にわたり各空港の「ANA SUITE LOUNGE」を利用できるようになる特典も。
フライトのみでマイルを貯めるのは至難の業だが、出張や旅行で頻繁にフライトを利用する人は挑戦してみてほしい。
一見複雑に思えるANAのマイレージプログラムだが、海外の航空会社と比べると国内に提携企業が多く貯めやすい。アメリカン・エキスプレス・カードやダイナースクラブカード以外では、楽天もANAとの提携クレジットカードを発行しているためチェックしてみては。
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文/oki