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お酒が苦手なコーヒーマニアとミュージシャンがクラフトビール本を出版した理由

2020.09.20

ポップなイラストでクラフトビールの魅力をギュッと詰め込んだ『エンジョイ! クラフトビール』(スコット・マーフィー&岩田リョウコ著/KADOKAWA)は、数あるクラフトビール本の中でもちょっと異色。なぜなら著者のひとり、岩田リョウコさんはアルコールが苦手! もうひとりはミュージシャン、スコット・マーフィーさん。そんなふたりが、なぜ、クラフトビールの本を!? 

ビール飲まない歴10年のリョウコさんがハマッたクラフトビールは?

岩田リョウコさんはコーヒー界では著名な文筆家&イラストレーターだ。シアトル在住だった2015年にアメリカで出版した『COFFEE GIVES ME SUPERPOWERS』は、世界5か国で翻訳されている。しかし、アルコールはアレルギー級に苦手。ビールは10年以上も飲んでいなかった。

一方、ミュージシャンのスコット・マーフィーさんはアメリカのアリスターというバンドのボーカル&ベースで、あのWeezerのボーカル、リバース・クオモと組み「スコット&リバース」としてアルバムもリリースしている。公演で来日しているうちにニッポン大好きになって独学で日本語をマスター。6年前に日本に拠点を移し、現在はMONOEYESというバンドで活動中だ。

ふたりはアメリカで知り合い、日本で再会(岩田さんも今は日本在住)。「久しぶりにごはんでも」と出かけた先が、クラフトビールのバーだった。実はこれ、スコットさんの計らい。そこで飲んだ一杯が『エンジョイ! クラフトビール』が生まれるきっかけになった。

岩田リョウコさん (写真左)
1979年生まれ。文筆業/イラストレーター。コーヒーマニアにしてサウナマニア。著書に『週末フィンランド ちょっと疲れたら一番近いフィンランドへ』(大和書房)。『シアトル発 ちょっとブラックなコーヒーの教科書』(ガイドワークス)。
Twitter https://twitter.com/ilovecoffeejp
Instagram https://www.instagram.com/ilovecoffeejp/

スコット・マーフィーさん (写真右)
1979年生まれ。アメリカ・シカゴ出身。ミュージシャン。アメリカのパンクバンドALLiSTERではボーカル・ベースを担当。現在は細美武士(the HIATUS/ELLEGARDEN)とのロックバンドMONOEYESでベース・ボーカルを担当。3rdフルアルバム『Between the Black and Gray』が9月23日に発売となる。
Twitter https://twitter.com/scottallister
Instagram https://www.instagram.com/scottallister/

エンジョイ!クラフトビール 人生最高の一杯を求めて
スコット・マーフィー&岩田リョウコ 著
KADOKAWA  1500円(税別)

---------おふたりが本を出すほどクラフトビールにハマッた経緯から教えてください。

スコット 渋谷に行ってみたいクラフトビールバーがあったんです。リョウコさんはアルコールは飲まないけれどコーヒーは大好きだから、コーヒースタウトなら飲めるんじゃないかな? と思って誘ってみました。そのバーはシカゴのコーヒーを取り寄せていて、スタウトがダメでもコーヒーが飲めるし。そうしたらリョウコさん、けっこうおいしそうに飲んでくれました。

岩田 私はシカゴのコーヒーが飲める店だと思って、付いて行ったんですけど(笑)、出てきたのが黒いけれど明らかにコーヒーではない。スコットさんが「ひとくちでいいから飲んでみて」と言うので飲んでみたら、なんじゃこれ!? となりました。コーヒーじゃないのにコーヒーの味がすることにビックリしたんです。

--------コーヒースタウトはアルコールが高めですが飲めましたか?

岩田 飲めました。でも、少ししか飲めないので、残りはスコットさんに(笑) 私はビールといえば大手のピルスナータイプしか知らなかったので、この黒いのもビールだというのが衝撃でした。それまで黒いビールがあることも知りませんでしたし、「ギネス」という名前は知っていましたが何のお酒かは知りませんでしたから。

スコットさんの教え方が上手だった?

------そんな岩田さんが、コーヒースタウトをきっかけにクラフトビールの世界にハマッたんですね?

岩田 まず、こんなにいろいろな種類があることへの驚きですね。それからスコットさんがクラフトビールの話になると目を輝かせながら語り出すので、この世界にいったい何があるのかと興味が湧きまして。アルコールに弱いことに変わりはないので、私はひとくち飲んだら、スコットさんに横流しという感じでしたけど。

スコット それでぼくはアルコールに強くなりました(笑)

岩田 スコットさんはもうビール歴50年ぐらいでしょ?

スコット そんなにない(笑)二十歳からだから20年ぐらい。

岩田 飲めない私がクラフトビールの世界に引き込まれたのは、スコットさんの教え方が上手だったからだと思います。たとえば、飲みながら、スコットさんは「ビールって何で出来ていると思う? 4つあります。当ててみて」とクイズ形式で聞いてくる。

私は以前、日本語教師としてアメリカの大学で教えていたので、授業では総論から入るよりポイントを絞って出してあげたほうが学生は興味を持ちやすいということを経験的に知っていました。スコットさんは、まさにそんな感じでビールの話をするので、ぐいぐい引っ張り込まれたんですよ。スコットさんの教え方は理想的です。

スコット ぼくはクラフトビールってホントにおいしいから、それを知ってほしいなと思っただけ。

岩田 私はコーヒーマニアで、イラストと文章を組み合わせたインフォグラフィックを使った本を出していたので、こういうスタイルでクラフトビールの世界を紹介できるかなと思って。

スコット ぼくはリョウコさんのコーヒーの本を知っていたから、これなら初心者の人も楽しんでもらえる本ができそうだなと思ったんですよね。

ビールを飲まなかった人が、ビールの本まで出してしまう。何ごとも良き師を得ることの大事さを感じさせてくれるエピソードである。後編ではお二人のクラフトビールの楽しみ方を紹介!

その2へつづく

取材・文/佐藤恵菜 撮影/篠田麦也

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