初心者でも使いやすい外付けフラッシュ(クリップオンストロボ)の選び方
ストロボは「発光量」「調光方式」「発光部の可動範囲」「対応メーカー」を考慮して選ぶと良いでしょう。光量は閃光が届く範囲に関わるポイントで、「GN(ガイドナンバー)」という数値で確認できます。
■GNや調光方式をチェック
GN=距離m×絞り値(F値)で表され、GNが大きいストロボほど発光量は大きくなり、より遠くまで明るく撮ることができます。外付けストロボの場合、一般的にGN40前後あれば実用的なスペックとされています。
また、調光方式もチェックしましょう。
自分で光量を調整する「マニュアル発光」は、撮影場所や距離、被写体、カメラの設定が変わるたびに光量を自分で設定し直す必要がありますが、自動調光ができるストロボであればこの手間を省略できます。
現在の主流は「TTL自動調光(TTLオート)」。カメラによっては使用できない場合があるので注意しましょう。
外付けストロボは、バウンス撮影ができるのが醍醐味の1つです。バウンス撮影とは、ストロボの光を壁や天井に当てて拡散し、光を柔らかくするテクニック。これを行うためには、発光部の角度を変えられる機種を選びましょう。
■ソニー、キヤノン、 ニコンなどストロボ選びでは対応メーカーの確認がおすすめ
外付けストロボはメーカー純正以外に、サードパーティー製も数多く登場しています。機種や型番によって対応メーカーが異なることがあるので、必ず確認しましょう。
デジタルカメラで使いたいおすすめの外付けフラッシュ(クリップオンストロボ)
最後に、デジタルカメラにおすすめの外付けストロボ(フラッシュ)を紹介します。
■お手頃価格で買える本格派ストロボ! GODOX「V1」シリーズ
充電式で使い勝手が良いと評判のGODOX「V1」。光量は76Wsで、GN60前後に相当する大光量です。
フル発光(最大光量)でも約1.5秒でチャージが可能。TTL自動調光にも対応しています。
均一で美しい光を得られる円形のヘッドや、10段階のLEDモデリングランプなど、使いやすさにこだわった一台です。
【参考】GODOX公式サイト(ケンコープロフェショナルイメージング)
■操作性に定評があるNISSIN「MG60」
NISSIN(ニッシン)はカメラ用ストロボや周辺機材をラインナップしている人気メーカー。
「MG60」はミラーレスカメラのための最小、最軽量マシンガンストロボで、操作しやすく初心者でも扱いやすいと評判です。最大GNは60。
NISSIN独自の電波式ワイヤレスTTLシステム「NAS」に対応しており、事前にペアリングした機器同士のみで通信を行えます。将来的にストロボを複数台購入して多灯ライティングに挑戦したい方にもおすすめ。
■コスパ抜群! YONGNUO
コスパが高いと評判のYONGNUOのストロボ。Canon、Nikon、Olympus、Pentaxなど対応機種も多く、ビギナーでも扱いやすい製品です。
■はじめの一台におすすめのNEEWER
お手頃価格のカメラアクセサリーを数多く販売しているNEEWER。「TT560」はAmazonにて3000円前後で購入できます。
GN38でTTL調光には対応していませんが、必要最低限の機能は備えているため、試しにストロボを買ってみたいという方にもおすすめです。
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※データは2024年10月中旬時点での編集部調べ。
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文/bommiy