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オリンパスから登場した電波式ワイヤレス対応フラッシュとコマンダー&レシーバーの実力検証

2019.03.02

■連載/ゴン川野の阿佐ヶ谷レンズ研究所

ニコンとキヤノンとソニーにあって、OLYMPUSとFUJIFILMとLUMIXにないものなあ〜に? その答は電波式でワイヤレスシンクできるライティングシステムである。OLYMPUSはワイヤレス対応の外部フラッシュがあったのだが、残念ながら赤外線方式だった。この方式はカメラからフラッシュが見えない位置にセットすると反応しなくなる。さらにコスプレスタジオで撮影中に、スモークを焚いたら反応しなくなるなど実用上問題があった。コマンダー不要でカメラ本体でフラッシュを制御できるのがメリットだが、操作性がいいとは言えなかった。

そこでようやく登場したのが電波式対応の外部フラッシュ『FL-700WR』(4万5000円)と、『コマンダーFR-WR』(4万円)、『レシーバーFC-WR』(2万7500円)である。これらのワイヤレスライティングシステムにどんな機能があって、どう使いこなせばいいのかを早速チェックしてみよう!

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ワイヤレンスシンクと言えば、多灯ライティングである。『FL-700WR』は2台欲しいところだ。さらに本機にはコマンダーとしての機能もあるため、3台にして、1台はカメラに装着してコマンダーとして使うという方法も考えられる。なぜなら、『FR-WR』は4万円もして、ニコンより、キヤノンより、SONYよりも高価なコマンダーなので、フラッシュと値段が5000円しか違わないからだ。

まあ、普通に考えれば『FL-700WR』2台と『FC-WR』である。TTL調光不要なら手持ちのフラッシュと『FR-WR』を組み合わせて『FC-WR』でコントロールするという方法もある。とにかく『FC-WR』があれば、あとは必要に応じてフラッシュやレシーバーを買い増していけばよいのだ。今回、借用したのは『FL-700WR』2台と『FL-900R』1台にコマンダーとレシーバーという布陣である。

●小型でGN42の大光量を実現、防塵・防滴・耐低温性能を誇る『FL-700WR』

『FL-700WR』は重さ約303g(電池別)の軽量でGN42の大光量。光量1/16で10コマ/秒の連写に追従して50コマ以上の発光に対応する。さらに通信距離30mのワイヤレスシンク対応、最大3グループ、数量無制限の多灯撮影ができる。さらにマルチ発光やハイスピードシンクロにも対応。もちろんTTL調光対応で、動画用LEDライト内臓、バウンス機能、オートズーム、14mm用ワイドパネル付属、フラッシュスタンド付属と機能と性能に文句はなく価格も妥当である。

ワイドパネルとキャッチライトプレートが内蔵され引き出すと出てくる。手前が『FL-900R』、奥が-700WR』で、どちらも付属のフラッシュスタンドを使用。

TTL調光時に調光補正できる。ズーム機能はレンズに連動して24〜150mm相当に追従する。

マルチ発光モードに切り換えると、発光量、間隔、発光回数を設定できる。

RCVに切り換えるとコマンダーでの制御、X-RCVではカメラでの制御に対応する。

これがカメラ側からの制御画面、3グループを独立で制御してTTL調光時に調光補正もできる。

さらにTTLとマニュアルの混在にも対応。また、光量を1/1〜1/128までコントロールできる。

●最大30mまで届くコマンダーとレシーバーも防塵・防滴・耐低温設計だ!

電波式コマンダー『FC-WR』は2.4GHz帯を使って15chで3グループに対応。通信可能台数は無制限という。インターフィエスはオーソドックスでマニュアル不要ですぐに使えるだろう。特徴は3つのグループを素早く選択できるダイレクトボタン。レシーバーはアナログダイヤル式で一目でchとグループが分かる。

コマンダーはバックライト付き。TTLとマニュアルの混在に対応。グループごとに調光補正や光量の調整ができる。

レシーバーを使えば、中華製の大光量フラッシュもワイヤレスシンク対応に変身。このモデルではなぜか光量調整できなかったが、ニッシン『i40』ではRCVモードで光量をコマンダーから調整できた。

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