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初心者必見!スマホに必ず搭載されている「CPU」はスマホの処理性能にかかわる超重要パーツって知ってた!?

2020.08.05

スマホを購入する際に確認するポイントは人それぞれ。デザインやサイズだけでなく、どれくらいのデータを保存できるかを示す「ストレージ(ROM)」や、一度に作業できる容量を示す「メモリ(RAM)」の確認をしているという人は多いだろう。

しかし、スマホの性能を決めるのはこれらの数値だけではない。製品スペック表に書かれている「CPU」という部品は、スマホの性能を語るうえで外せない重要ポイントなのだ。スペック表のCPUの欄には、見慣れないローマ字と数字が羅列されており、なかなか理解するのは難しいかもしれない。そこで、CPUという部品がどのような役割を果たしているのか、スペック表はどのように確認するのかを解説していこう。

そもそもCPUってなに? どんな仕事をしている?

まずは、スマホに搭載されているCPUが、どのような働きをしているのかを解説していこう。

CPUはスマホの脳みそ!?

CPUとは、「セントラル プロセッシング ユニット」の略称で、人間に例えると脳みそともいえる重要なパーツ。主な仕事は「考え、処理する」ことで、「画面のここがタップされたから、この動作をする」という基本的な動きを処理している。また、データの処理も大きな仕事なので、ネットサーフィンや動画視聴、アプリの起動といったスマホの動きの滑らかさに大きく関わっている。スペック表内では、「プロセッサ」と表記される場合もあるようだ。

スマホに搭載されているCPUは、CPU製造メーカーが開発して、各メーカーのスマホに搭載されている場合が多いが、iPhoneを開発しているAppleや、Galaxyの一部、HUAWEIといったスマホには、自社開発のものが搭載されている。

CPUの「コア数」とは

CPUの性能は、その種類だけでなく、「コア数」というものでも左右される。コアとは、CPUの心臓・核のようなもので、数が多いほど処理性能は上がる。デュアルコア(2つのコア)やクアッドコア(4つのコア)という形でスペック表に記されていることが多い。近年のハイエンドモデルと呼ばれるスマホは、オクタコア(8つのコア)が搭載されたモデルが多いようだ。

「クロック周波数」は基本的に数字が大きいほど高性能!

「クロック周波数」とは、各コアの性能に大きく関わる部分で、数字が大きいほど、1秒間に処理できる回数が増えるとされており、高性能になっていく。「Hz(ヘルツ)」という単位であらわされ、「2.0GHz」や「1.5GHz」といったように表記されている。また、例えばオクタコア搭載のスマホの場合は、2.0GHz/1.5GHzという2つのクロック周波数が記されている場合がある。これは、2.0GHzのクアッドコアと1.5GHzのクアッドコアを組み合わせたオクタコアであるため、このような表記になっている。

この「クロック周波数」と、先に紹介した「コア数」は、メーカーによっては公表していない場合もある。

あまり見かけないけど重要な「IPC」

スペック表内ではほとんど見かけないのだが、CPUの性能において大切な要素の1つなのが、「IPC」というもので、トランジスタの数のことを指す。IPCとは、1秒間に処理できるデータの量を表し、当然、IPCが高くなると処理性能が上がるのだが、その分パーツのサイズが大きくなったり、発熱してしまうというリスクもあるため、性能とリスクのバランスが大切とされているようだ。

CPUにはどんな種類があるの?

では、スマホに搭載されているCPUには、どのような種類があるのだろうか。比較的有名なものをいくつか紹介していこう。

iPhoneに搭載されているCPU【Aシリーズ】

【参照】iPhone 11 

iPhoneに搭載されているCPUは、「Aシリーズ」というもので、これは、Appleが独自開発している、コア数やトランジスタ数といった要素を合わせたチップセット。Appleは、このAシリーズの具体的な性能の数字を公表していないので、他社製品と比べにくいのだが、「A13 Bionicチップ」が搭載されている「iPhone 11」や「iPhone SE」の操作性を考えれば、その性能の高さは十分に理解できるだろう。

Xperiaに搭載されているCPU【Qualcomm Snapdragon】

国産メーカーであるソニーのXperiaに搭載されているCPUは、QualcommというCPUメーカーが開発している「Snapdragon」というシリーズ。SnapdragonはXperiaのほかにも、シャープが開発している「AQUOS」シリーズや、OPPO、Xiaomiといった中国メーカーのスマホにも搭載されている。

【参照】ソニー Xperia 1 II 

シリーズの特徴として、数字が大きいほど高性能とされており、800番台がハイエンド向け、600、700番台がミドルレンジ向けとされており、日本ではあまり見かけないものの200、400番台の格安モデル向けも開発されている。

HUAWEIスマホに搭載されているCPU【Kirin】

【参照】HUAWEI P40 Pro 5G 

最後に紹介するのが、中国のメーカーであるHUAWEIが開発しているCPU「Kirin」シリーズ。こちらも数字が大きいほど高性能となり、「HUAWEI Kirin990 5G」が2020年6月現在では最高のもので、「HUAWEI P40 Pro 5G」に搭載されている。

※データは2020年6月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用はあくまで自己責任にてお願いします。

文/佐藤 文彦

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