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カレーにはさまざまな隠し味が使われることがありますが、中でも人気なのが『にんにく』です。
にんにくが人気の理由やカレーにぴったりの使い方、にんにく以外のおすすめの隠し味を紹介します。また、にんにくを食べる際に注意したいポイントも参考にしましょう。
カレーににんにくは合う?
カレールーは、そのままでもおいしく食べられるように、複数の調味料や香辛料が入っています。
しかし、いろいろな隠し味で、各家庭の味を楽しんでいる人も多いのではないでしょうか?
にんにくがカレーに合うのか調べました。
にんにくは隠し味として人気
カレーには多くの隠し味が使えるため、独自のカレーを楽しんだり、隠し味に強いこだわりを持っていたりする人もいるでしょう。
隠し味の中でも、圧倒的に人気があるのが『にんにく』です。
さまざまなサイトのネットアンケート結果でも、多くの人が隠し味ににんにくを使用しています。
また、他にもウスターソース、牛乳、リンゴ、しょうゆ、ヨーグルト、ハチミツ、コーヒー、ショウガ、トマト、チョコレート、バターなどがカレーの隠し味として人気の食材でした。
少し珍しい隠し味ではワインや野菜ジュースを入れる人もいるようです。
カレーにコクをプラス
調味料や食材は、それぞれの味に特徴があります。酸味や辛味を加える物やうまみやコクを加える物など、さまざまです。従って、カレーにどの隠し味を使うかにより、カレーの味をがらりと変えることができます。
カレーにコクをプラスしたい場合におすすめなのがにんにくです。
にんにくを加えるだけで、パンチの効いたコクが増し、味に深みが出ます。また、料理には香りも大切な要素ですが、にんにくは独特の香りで風味を増す働きもあります。
隠し味に、にんにくを使うと手軽にコクと風味をアップできるのです。
にんにくの適量は?
にんにくは、カレーだけでなく、多くの料理の味を引き立ててくれる食材ですが、注意したいポイントもあります。にんにくの使い方や適量について紹介します。
胃腸への刺激は強い
にんにくは、刺激が強い食材の一つとされています。そのため、たくさん食べ過ぎると、胃腸を過度に刺激してしまうこともあります。
胃痛や腹痛、便秘、下痢など、体調不良につながるリスクがあるため、注意しましょう。
また、にんにくは皮膚への刺激も強いです。皮膚が敏感な人は、手が赤くなったり、かぶれたりすることもあります。触れる時間が長いときなどは、ビニール手袋を使用するなど工夫すると安心です。
直接にんにくに触れた手で、うっかり目をこすってしまうなどにも注意しましょう。
加熱して使うのがおすすめ
にんにくを生で食べる人もいますが、火を通した物よりも刺激が強くなるため、胃腸への負担も大きくなります。特に空腹時などに生のにんにくを食べ過ぎると、深刻な健康トラブルを引き起こすリスクがあるため、注意しましょう。
にんにくは、加熱して食べるのがおすすめです。そうすることで、胃腸への刺激を軽減できるだけでなく、臭い対策にもなります。
にんにくは独特の香りが特徴ですが、食べることで口からの臭いが気になる人も多いでしょう。ゆっくりと弱火で火を通すことで、臭いも軽減できます。
摂取量の目安
にんにくは、料理の風味を増してくれる便利な食材のため、使う頻度も高いでしょう。しかし、食べ過ぎると胃腸に負担が掛かるため、摂取量に気を付けて食べるのがおすすめです。
1日の摂取量の目安は、2~3片です。生で食べる場合は、胃腸への刺激が増すため、1片が目安になります。
ただし、上記の目安は大人の場合です。子どもには刺激が強すぎるため、基本的には大人の半分の量が目安になります。
カレーに合うにんにくの使い方とタイミング
カレーの隠し味としてのにんにくの使い方は、一様ではありません。いろいろな方法を試して、お気に入りを見つけましょう。
しっかり味を出すならすりおろし
カレーの隠し味としてにんにくを加えるときは、すりおろしたにんにくが一般的です。カレーに限らず、他の料理でも頻繁に使われる方法です。
にんにくは、すりおろすことで、しっかりとした味が出ます。また、香りも強く広がるため、味だけでなく食欲をそそられる香りも楽しめるでしょう。
すりおろす方法は、にんにくの繊維がつぶれることで成分が出やすいため、にんにくの栄養をより多く取りやすいというメリットもあります。
にんにくチューブを使う
手軽ににんにくのすりおろしを使いたい場合はにんにくチューブもおすすめです。
すりおろし同様に、にんにくの旨味や香りをカレーにプラスすることができます。
また、すりおろし、チューブともにカレーを煮込む前のタイミングで入れるのが一般的なようです。
丸ごと使って食感も楽しむ
にんにくの食感を楽しみたい人におすすめなのが、にんにくを丸ごとカレーに入れる方法です。
カレーの作り方は通常通りで、野菜や肉を煮込むときに、皮をむいたにんにくをそのまま入れるだけです。煮込むことで、ホクホクとしたジャガイモのような食感を楽しめます。
また、160度に熱した小さめの鍋に、皮をむいたにんにくを丸ごと入れ、きつね色になるまでじっくり火を通した物を、最後にカレーに加えるという方法もあります。
にんにくの適量は、カレールー1箱であれば、にんにく1個程度ですが、1日の摂取量目安は2~3片なので気を付けましょう。また、にんにくは、たとえ1片でも子どもには刺激が強すぎることも考えられるため、子どものいる家庭では子どもの分だけ別にするか、加減することが大切です。
ガーリックチップをかける
普段と違ったカレーを楽しみたい人は、『ガーリックチップ』がおすすめです。ガーリックチップは、薄切りにしたガーリックを揚げた物で、ポテトチップスのような食感を楽しめます。
作り方は簡単で、薄切りにしたにんにくを油で炒めるだけです。ただし、焦げやすいため、注意が必要です。焦げてしまうと、せっかくの風味が落ちてしまうので、焦げないように弱火でじっくり火を通しましょう。
タイミングとしては、お皿に盛ったカレーにガーリックチップをトッピングするだけです。手軽に風味豊かで香ばしいカレーを楽しめます。