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6月30日に行なわれるのが一般的!穢れを祓う神事「茅の輪くぐり」が開催される東京の神社はどこ?

2020.06.07

神社では、さまざまな神事が行われており、『茅の輪くぐり(ちのわくぐり)』もその一つです。茅の輪くぐりは、いつでどんな物なのか紹介します。また、茅の輪くぐりの作法や東京で茅の輪くぐりが行われている神社も紹介するので、足を運んでみましょう。

茅の輪くぐりとは?

茅の輪くぐりの由来など、基礎知識があるかないかでは、実際に神社を訪れるときの心持ちも変わってきます。まずは、茅の輪くぐりがどのような物なのか紹介します。

大祓に行われる神事

茅の輪くぐりは、1000年以上も前から続いている『大祓(おおはらえ・おおはらい)』に行われる神事です。大祓は、無病息災の祈願や罪・過ちなどの穢れ(けがれ)を払う儀式です。これは、『日々を常に清らかな心で暮らす』といった日本古来の伝統的な考え方に基づいています。

大祓の起源は、記紀神話のイザナギノミコトの禊祓い(みそぎはらい)とされています。やがて宮中行事の一つとして行われるようになり、中世以降には神社の定例行事になったのです。現在は、日本全国の多くの神社で茅の輪くぐりが行われています。

茅の輪くぐりの由来

茅の輪くぐりは、『備後国風土記』に記されている神話が由来とされています。この神話に出てくる『茅の輪』が、現在の茅の輪くぐりの原点になっています。

神話の概要は次の通りです。旅をしていた武塔神(むとうのかみ)・スサノオノミコトが、ある村で一泊しようと宿を請います。村で一番裕福な巨旦将来は、断ってしまいますが、兄の蘇民将来は、弟とは違い貧しい生活であったのにもかかわらず、快く応じ丁寧にもてなしたのです。

善意に感謝したスサノオノミコトは、お礼として病気や厄災から身を守る『茅の輪』を与えました。後に村で疫病が流行した際には、茅の輪を持っていた蘇民将来の一族だけが生き延びられたといわれています。

くぐることで罪や穢れが祓い清められる

人は生きていく上で、気付かないうちに不浄な物に触れてしまっていると考えられています。茅の輪をくぐることで、半年の間に蓄積された穢れを祓い、身も心も清められるとされているのです。心身ともに清め、残りの1年を無事に過ごそうという意味があるのです。

茅の輪くぐりに使われる茅の輪は、竹に茅草を巻きつけて作られています。茅の輪が使われている理由は、前述の通り『備後国風土記』に記されている神話が原点のためです。スサノオノミコトから授かった茅の輪を持っていた一族だけが疫病を逃れ生き残ったという逸話に由来しています。

茅の輪くぐりはいつ行われる?

茅の輪くぐりは、一般的には年に1回ですが、2回行う神社もあります。茅の輪くぐりの具体的な時期について紹介します。

一般的には6月末の夏越祓に

茅の輪くぐりは、6月30日に行われるのが一般的で、『夏越の祓(なごしのはらえ)』と呼ばれています。夏越の祓では、茅の輪をくぐることで、年明けからの半年間に蓄積された穢れを祓う目的があります。同時に、残りの1年の無病息災を祈願するためでもあります。

また、かつては疫病を予防するために、夏越の祓の時期に衣服を変えるという意味もありました。水が自由に使えなかった時代背景もあり、頻繁に洗濯する習慣がありませんでした。

そのため、雑菌が繁殖しやすく疫病が流行りやすい夏の前に、新しい衣服に変えて健康に過ごそうという意味もあったと考えられています。

12月に行う神社も

茅の輪くぐりというと6月が有名ですが、実は12月にも行っている神社があります。12月の茅の輪くぐりは『年越の祓(としこしのはらえ)』と呼ばれています。

本来は12月31日の大晦日に行われる儀式ですが、参拝者が多い神社などでは、28日頃から行っているところもあります。

年越の祓の目的は、1年間の穢れを祓い、心身を清めて新年を迎える点にあります。年越の祓で身を清めて新たな1年を迎え、初詣に出掛けるのもよいのではないでしょうか?

茅の輪くぐりの作法

神社ではさまざまな神事が行われており、それぞれ作法があります。作法がよく分からないために、神社に行くのを遠慮してしまう人もいるでしょう。

茅の輪くぐりにも、作法があります。事前にきちんと把握し、安心して参拝できるようにしましょう。

左右にくぐり一礼を繰り返す

茅の輪くぐりの作法は、さほど複雑ではありません。一度覚えてしまえば、迷わないでしょう。

まず、茅の輪の前で軽く一礼します。次に左足から輪をくぐり、左回りに回って、輪の前に戻ります。再び一礼して、今度は右足から輪をくぐり、右回りに回って輪の前に戻ります。再び一礼をして、左足から輪をくぐり、左回り回って、輪の前に戻ります。

最後にもう一度、輪の前で軽く一礼し、左足から輪をまたいで神殿に向かいましょう。神殿の前で、二礼二拍手一礼をして参拝します。

唱える言葉は神社によって異なる

茅の輪くぐりときには、言葉を唱えます。いくつかパターンがありますが、神社により唱える言葉が異なります。事前に説明があるため、各神社の指示に従いましょう。

なお、特に指示がない場合は、『祓い給え清め給え』が覚えやすいため、おすすめです。その他には『水無月の夏越の祓する人は千歳(ちとせ)の命のぶというなり』や『思うことみなつきねとて麻の葉を切りに切りても祓ひつるかな』などがあります。同じ言葉を繰り返えしても、輪を回るごとに変えても構いません。

茅の輪くぐりのNG

茅の輪くぐりで、やってはいけないこともあるため、覚えておきましょう。特に気を付けてほしいのは、茅の輪くぐりに使われている茅を取って持ち帰ることです。神社の神事に使用されているから「縁起がいい」「お守りになる」と勘違いしている参拝者も多いようです。

しかし、茅の輪くぐりは、茅の輪をくぐって厄払いをする役割があります。従って、茅の輪には、多くの参拝者の穢れや災厄がついていると考えられます。つまり、茅を持ち帰るというのは、自ら穢れや災厄を引き寄せている意味になるのです。

神社では、茅の輪のお守りなども販売されているので、ご利益が欲しい人は購入しましょう。

茅の輪くぐりが行われる東京の神社

茅の輪くぐりは神事の定番の一つですが、どの神社でも行われているわけではありません。東京にある、茅の輪くぐりで人気の神社を紹介します。

縁結びで有名な東京大神宮

東京大神宮は、伊勢神宮の遥拝殿です。三重県にある伊勢神宮への参拝が簡単ではなかった江戸時代に、伊勢神宮の遥拝殿として創建されました。御祭神は伊勢神宮と同様で、日本の総氏神である天照皇大神と、農業や衣食住の守護神の豊受大神です。

6月30日の茅の輪くぐりは、通常午後4時から行われていますが、事前に確認すると安心です。また、茅の輪くぐり以外にも数多くの季節のイベントが行われています。縁結びの神様としても有名で、パワースポットとしても人気があります。

JR中央線・総武線・南北線・東西線など各線の『飯田橋駅』から徒歩5分程度とアクセスが良いのも魅力です。

  • 名前:東京大新宮
  • 住所:東京都千代田区富士見2-4-1
  • 電話番号:03-3262-3566
  • 公式HP 

神田祭でお馴染みの神田明神

神田明神は、730年に創建された歴史ある神社です。御祭神は、縁結びの神様である大己貴命(だいこく様)、商売繁昌や開運招福の神様である少彦名命(えびす様)、除災厄除の神様の平将門命(まさかど様)です。

神田明神は、江戸時代から日本三大祭といわれている神田祭で有名です。2年に1度行われており、国内外から多くの観光客が訪れています。

神田明神の茅の輪くぐりは、午前と午後の2回行われており、誰でも自由に参列できます。なお、神田明神茅の輪くぐりをするときは、『水無月の夏越しの祓する人は 千歳の命のぶというなり』を唱える風習があります。

  • 名前:神田明神
  • 住所:東京都千代田区外神田2-16-2
  • 電話番号:03-3254-0753
  • 公式HP 

パワースポットとして人気のある日枝神社

日枝神社は、江戸幕府の初代将軍である徳川家康とゆかりの深い神社です。徳川家康が江戸城に居城するに当たり「徳川歴朝の産神」として崇拝した神社なのです。敷地内の宝物殿には、国宝や重要文化財など、徳川家ゆかりの宝物が数多く展示されています。

また、日枝神社は、仕事運アップや商売繁盛、縁結び、安産祈願のご利益がある神社として知られています。日本有数のパワースポットの一つとされています。

茅の輪くぐりは、午後3時より行われる予定ですが、混雑が予測されるため、早めに出掛けるようしましょう。

  • 名前:日枝神社
  • 住所:東京都千代田区永田町2-10-5
  • 電話番号:03-3581-2471
  • 公式HP 

茅の輪くぐり以外にも

大祓で有名なのは、茅の輪くぐりだけではありません。茅の輪くぐり以外の行事や行事食を紹介します。

形代を使い身を清める

大祓を行う神社では、『人形流し(ひとがたながし)』と呼ばれる儀式を行うところもあります。これは、人形に自分の身代わりになってもらい、穢れを払うという儀式です。

人の形に切り抜いた『形代(かたしろ)』と呼ばれる紙に、自分の名前と生年月日、または年齢を記載し、息を吹きかけることで穢れが人形に移るとされています。この人形を川に流す、もしくはお焚き上げしてもらい、厄払いができるという物です。

神社によっては、茅の輪くぐりではなく、人形流しの儀式だけを行うところもあります。また、七夕が近く、形代の代わりに短冊を使用したり、環境保護のために水に溶ける紙を使ったりすることもあるようです。

夏越大祓に食べるお菓子

夏越の祓に食べる定番の和菓子もあります。『水無月』と呼ばれる物で、三角形のういろうの上に小豆がのっています。

かつて『氷の節句』と呼ばれる行事があり、氷を口に入れて暑気払いをする風習がありました。しかし、当時、氷は高価で、庶民には手の届かない物だったのです。そこで、氷の代わりに三角のういろうを使う菓子が作られるようになったといわれています。

また、小豆は邪気祓いになるとされていました。つまり水無月は、邪気祓いと暑気払いの意味がある行事食なのです。

水無月は、かつて主に京都で食べられていましたが、現在は東京でも売られています。茅の輪くぐりに行けない人は、水無月を食べて昔ながらの行事を楽しむのも良いのではないでしょうか?

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