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社会人になると、研修やイベントなどで自己紹介をする機会が増えます。自己紹介で好感度をアップするには、自分の基本情報だけでなく、印象に残る話題を含めることも大切です。自己紹介に使えるおすすめの話題や、成功させるコツを紹介します。
自己紹介で話すべき項目
自己紹介には、欠かせない含めるべき内容があります。具体的にどのような項目があるのか紹介します。
自分の基本情報
自己紹介で話すべき内容は、『自分の基本情報』です。この部分が抜けてしまうと、自己紹介ではなくなってしまうため、注意しましょう。
自己紹介に含める基本情報は、社内なのか社外なのか、フォーマルなのかインフォーマルなのかなど、状況により異なります。しかし一般的には、氏名・会社名・部署が基本情報に該当します。
自己紹介では、まず基本情報から話すようにしましょう。
人柄が伝わるエピソード
自己紹介に自分の人柄が伝わるエピソードを含めると、好印象を残せます。
知らない者同士が集まる場は、どうしても堅苦しい雰囲気になりがちです。そのような環境で自己紹介をするのは、緊張してしまいがちです。
単に名前や社名を述べ淡々と「よろしくお願いします」で締めるよりは、ちょっとしたユーモアのあるエピソードを含めることで、その場の雰囲気が和み、好感度アップにつながります。
例えば、自分の名前を述べた後に、名前の由来やあだ名に関するエピソードを話すのも一つのアイデアです。
好感度を上げる自己紹介の話題
自己紹介に盛り込むと好感度がアップする、おすすめの話題を紹介します。話題をいくつか用意しておいて、状況に合わせて使い分けるのも良いでしょう。
意外な趣味や特技の話題
自己紹介で、趣味や特技の話をする人は珍しくありません。実は、趣味や特技の話に意外性を加えるだけで好感度がアップします。社会心理学の観点からも、意外性が好感度をアップする可能性があるとされています。
例えば、男性の場合は、料理やお菓子作りが趣味や特技というだけで、意外性が期待できます。
また、読書や映画鑑賞など、ありきたりな趣味よりもマイナーな趣味の方が、意外性だけでなくインパクトもあります。マジックやパズル・けん玉など、趣味や特技とする人が少ない物を挙げるのも、好感度アップにつながるかも知れません。
出身地など地元の話題
ただ出身地を述べるだけでなく、地元の話題を盛り込むと好感度アップになります。自分が生まれ育った土地への愛着が伝わり、好感を持つ人が多いためです。
ほとんどの地方には名産品や観光名所はありますし、「〇〇で有名な〇〇県出身です」とするだけで印象が良くなります。なお、名産品や観光名所にこだわる必要はありません。「自然が豊かで、空気がおいしい〇〇県出身」「サッカーの〇〇選手と同じ〇〇県出身」などでも十分エピソードになり得ます。
外見とギャップを感じる話題
自己紹介する場では、まだお互いのことをよく知らない状況です。そのため、外見とのギャップをアピールする自己紹介をすると、好感度をアップできます。
例えば「体育会系に見られますが、運動が苦手です」「おとなしそうに見られますが、格闘技をやっています」「文系に見られますが、理系です」といった具合です。
見た目とのギャップが大きければ大きいほど、場も盛り上がり、好感度もアップするでしょう。
自己紹介を成功させるコツ
好印象を与える自己紹介をするには、コツがあります。自己紹介を成功させるコツや注意すべき点などを紹介します。
1分程度で簡潔に話す
「好印象を残したい」「しっかりアピールしたい」と思うあまり、自己紹介が長くなってしまうのは逆効果です。一般的に、自己紹介に費やす時間は、1分程度とされています。そのため、要点を簡潔に話す必要があります。
中には、自己紹介に含めたい内容がたくさんあり、削るのが難しいと思う人もいるでしょう。しかし、無理に1分間に収めようとすると、つい早口になり、マイナスの印象を与えてしまう可能性もあります。まずは優先順位を考え、ゆとりを持って大切な要点が伝わるようにしましょう。
なお、場合によっては、3分以内など長めの自己紹介をする機会もあります。そのため、短めと長めの両方のパターンを用意しておくと安心です。
ウケ狙いは避ける
前述の通り、自己紹介に人柄が伝わるエピソードを含めるのは、好感度をアップさせる方法の一つです。ちょっとしたユーモアが場を和ませ、好感度アップにつながることもあります。しかし、それはウケを狙って笑わせることとは違います。
そもそも自己紹介は、笑いを取ることが目的ではありません。また、自己紹介をする場は、お互いに知らない者同士のため、普段にはない緊張感があります。
そのため、普段は笑いを取れることでも、すべってしまうことは珍しくありません。ウケを狙ってすべってしまうと、マイナスの印象が残ってしまうため、注意しましょう。
状況に応じて内容を修正する
自己紹介の内容を、状況に応じて変えることも、成功のコツです。
さまざまな場で自己紹介をする機会がありますが、どのような目的でその場にいるのかを考えましょう。目的が明確になることで、どのような点をアピールすれば効果的が見えてきます。
例えば、転職面接での自己紹介であれば、前職での実績やスキルをアピールできる自己紹介を準備しておくのも一手です。また、社内での交流が目的であれば、意外性を意識して趣味や特技について話すのがおすすめです。
いざという時に慌てずに済むように、目的に合わせて、いくつか自己紹介のパターンを用意しておくのも良いでしょう。
構成/編集部