電車のような公共交通機関や図書館など、スマホの音を鳴らしたくない場所にいる時、イヤホンを使っているのにアラームがスマホ本体から鳴ってしまって慌てた経験はいないだろうか。今回はそんなことにならないように、アラーム音をイヤホンのみで鳴らす方法を紹介しよう。
iPhoneのアラーム音をイヤホンのみで鳴らすには?
まずiPhoneの場合についてだ。イヤホンを繋いでいても、iPhoneのアラーム音は本体から鳴ってしまう。なぜ、こうなってしまうのか、対処法はあるのか解説したい。
イヤホンの音量を小さくしてもiPhoneのアラーム音に関係なし
前提として、iPhoneでは、音楽アプリなどの音声のボリュームとアラーム音のボリュームは別に設定される。アプリを使用している時にボリュームを小さくしてもアラーム音を小さくしたことにはならない。
アラーム音を小さくしたい時は、設定から変更を行おう。
【参考】iPhoneの着信音がなぜか鳴らない!まずは設定が間違っていないか4つの項目をチェック
アラーム音をイヤホン以外では鳴らないようにする設定はiPhoneにはない
設定から変更すれば、アラーム音をイヤホンのみで鳴らせるかというと、このような設定は、iPhoneの標準アラームには用意されていないようだ。
iPhoneでもアプリを導入すればアラーム音をイヤホンだけで鳴らす設定ができる!?
アラーム音をイヤホンだけで鳴らしたい場合は、アプリをインストールすればいい。この記事でも便利なアプリを後ほど紹介する。
AndroidスマホでBluetoothイヤホンを使った場合等のアラーム音は?
機種によってはイヤホンを接続するとアラーム音がイヤホンのみで鳴るものもあるようだが、Androidのスマホの場合も基本的にはiPhoneと同じだ。本体からアラームが鳴らないようにするには、やはりアプリをインストールする必要がある。
HUAWEIのスマホではアラームをイヤホンから鳴らすアプリが使用できない場合も
HUAWEIのスマホもAndroidで動作するものの、現在(2020年4月2日)HUAWEIのスマホ最新機種では、アメリカの対中国経済制裁の影響でGoogle Playからのアプリのダウンロードができなくなっている。
HUAWEIも独自にHUAWEI AppGalleryの展開を始めているが、他社のスマホでは利用できるアプリでもHUAWEIでは利用できない可能性がある。
イヤホンだけからアラームを鳴らす設定ができるアプリ
上記の通り、イヤホンだけからアラーム音を鳴らすには、アプリをインストールする必要がある。おすすめのアプリを紹介しよう。
iPhone本体からアラーム音が鳴らないアプリ「アラーム&タイマー」
まずiPhoneのアプリから紹介する。「アラーム&タイマー」は、イヤホンを接続しておけば、本体からアラーム音が鳴らなくなるアプリだ。アラーム、タイマー、ストップウォッチの各機能が使える。
アラーム&タイマーはバックグラウンドでも動作する
アラーム&タイマーはバックグラウンドでも動作するので、通知を有効にしておけば、画面を消したり、ほかのアプリを操作したりしていても構わない。
アラームとして音楽を鳴らすこともできる。ただし、この機能を使うためには、画面にアプリを表示しておく必要がある。
マナーモードにするとアラーム&タイマーのアラームは鳴らない
注意点として、iPhoneをマナーモードにしてしまうと、アラームが鳴らなくなってしまう。また、ボリュームをゼロにしたり、電源をオフにしたりしている時もアラームは鳴らないので気をつけよう。
Androidスマホ利用者には「昼寝アラーム」
Androidスマホを利用している人には、昼寝アラームをおすすめする。名前の通り、このアプリを設定しておけば、会社の昼休みに仮眠を取るのにも便利だ。
5分、10分、15分、20分のアラームを簡単に設定できるボタンが用意されているので、手軽に使える。
【参考】昼寝アラーム(イヤホンアラーム)(Google Play)
ログイン、アップデート、アプリのダウンロード方法まで、今さら聞けないGoogle Playストアの使い方
乗換案内アプリのアラームはイヤホンには未対応?
降車駅が近づくとアラームやバイブレーションで知らせてくれる、乗換案内アプリがある。有名どころのYahoo!乗換案内では、残念ながら、イヤホンのみからアラーム音を鳴らす設定にはできないようだ。
イヤホンのみからアラーム音を鳴らしたい時には、一手間かかるが、乗換案内アプリで調べた降車時間を別のアラームアプリに設定すればいい。
【参考】Yahoo!乗換案内(Yahoo! JAPAN路線情報)
今回はスマホのアラーム音をイヤホンのみで鳴らす方法を紹介してきた。イヤホンのみから音が出る設定にしておけば、周りに迷惑をかけずに、電車の乗り越しを防いだり、仮眠時に目覚ましをかけたりできる。
電車内などでうっかりアラーム音を鳴らしてしまって焦った経験がある人は、この記事で紹介したアプリをインストールしてみてほしい。
※データは2020年4月上旬時点での編集部調べ。
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文/ねこリセット