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似ているようで全然違う!スマートスピーカー「Google Home」と「Amazon Echo」の違いをおさらい

2020.03.25

スマートスピーカーは、様々なサービスとインターネットを通じて連携し、ユーザーの問いかけに応えてくれるIoTデバイスだ。今回は、代表的なスマートスピーカーであるGoogle HomeとAmazon Echoに、どのような機能があるのか、またそれぞれどのような特徴を持っているのかなどを紹介しよう。

Google HomeとAmazon Echoってそもそも何?

Google HomeとAmazon Echoは「スマートスピーカー」と呼ばれているIoTデバイスで、音声を認識して音楽をかけたり、天気を調べたり、ニュースを流してくれるなど、様々な要求に応えてくれるスピーカーだ。

スマホと違って画面を操作する煩わしさがないので、一度使うとやみつきになってしまうであろう快適さが特長だ。

【参考】もしかして日本はIT後進国!?国内のスマートスピーカー所有率は3%

Google HomeとAmazon Echoの違いとは?

Google HomeとAmazon Echoは同じスマートスピーカーだが、別の会社が開発していて対応する音楽サービスや動画サービスが異なっている。

・Google Home
音楽サービス:Google Play MusicやSpotifyなどと連携
動画サービス:Chromecast、YouTubeなどと連携

・Amazon Echo
音楽サービス:Prime MusicやAWAなどと連携動画サービス:Prime Video、Fire TVと連携

Google HomeとAmazon Echo! 2020年ではどっちがおすすめ?

連携できるサービスの他に異なる点はあるのだろうか? 音声認識率はGoogle Home、Amazon Echoともにとても優秀だ。ただしノイズがある状況や、様々な方言やアクセントの認識率に関してはGoogle Homeがやや認識率が高いなど、特徴はあるようだ。

たとえば、Google Homeは音楽再生サービスが優秀。Amazon Echoには無料で使える音楽再生サービスが無いが、Google HomeであればSpotifyなどの無料音楽サービス(広告の入らない有料プレミアムプランもある)と連携できる。音楽再生をメインに使いたいなら、Google Homeがおすすめだ。

もし、有料サービスAmazon Primeの会員ならAmazon Musicが会員費の範囲内で利用できる。曲は限られてしまうが、Amazon Echoで再生できる。また、合成音声でKindleの本の内容を読み上げてくれる機能や、スマート家電との連携機能などもある。Amazonのサービスを日ごろから使っているなら、Amazon Echoはおすすめだ。

自分が普段使っているサービスを軸にスマートスピーカーを選ぶと使いやすくなる。

Google HomeとAmazon Echoに音質の差はあるのか?

音質は人の好みによるが、Google Homeは低音の表現が豊かで、Amazon Echoはクリアな音質が特徴とされている。

両者とも大きさが異なるモデルが用意されており、スピーカーの構成が異なる。音質にこだわるのであれば、価格は上がってしまうが大きなスピーカーを搭載したモデルを選ぶと、より高品質な音楽を楽しめる。

Google HomeのGoogleアシスタントとAmazon EchoのAlexaはどっちが優秀?

Google Homeに搭載されている「Google アシスタント」とAmazon Echoに搭載されている「Alexa」は、どちらが優秀なのだろうか?

上述の通り、音楽再生サービスや家電製品との連携などにはそれぞれ特徴があり、一概に優劣はつけられない。ただ機能の面では、Google アシスタントでは音声通話を行う機能が未だ日本語に対応していないなどの違いはある。購入時には、サービスの違いだけでなく機能の違いもチェックしておこう。

AIスマートスピーカーとスマート家電の連携できる?

スマートスピーカーの便利な機能の1つとして、家電製品との連携機能を使ってみたい人も多いだろう。スマートスピーカーと家電を連携したいなら、それに対応したスマート家電を用意しなければならない。

AlexaやGoogleアシスタントと使うには? Google Homeをはじめとするスマートスピーカーと家電との連携

設定方法はスマート家電ごとに異なるので、製品の説明をしっかり確認しよう。例えば、スマートスピーカーに対応しているシャープ製の家電と連携したい場合、必要なものは以下になる。

・インターネット環境
ブロードバンド回線とプッシュボダン式の無線LANアクセスポイント(ルーター)
・スマートフォンまたはタブレット
「COCORO KITCHEN」、「COCORO AIR」、「COCORO WASH」などのアプリと「Google Home」アプリまたは「Amazon Alexa」アプリ、「LINE Clova」アプリをインストール

基本的にスマートスピーカーとのインターネット経由で、使いたいスマート家電の登録&ペアリングが必要になる。

【参考】シャープお知らせ&接続設定ガイド/スマートスピーカー

AlexaでChromecastなどを使ってテレビでYouTubeは見られる?

AlexaはChromecastと連携ができない。Amazonが提供するFire TVなら連携できるので、テレビでYouTubeが見たければそちらを選ぼう。

世代交代が進むGoogle Home Mini

Google Home Miniは、その後継となるモデルが発売されている。スマートスピーカーも普及に伴い、世代交代が始まっているのだ。

Google Home Mini の第二世代【Google Nest Mini】第一世代との違いは?

【参考】タイトル 今さら聞けないスマートスピーカー「Google Home」の使い方 

Google Nest Miniは、第一世代と比べて音質も格段に良くなっている他、音量を自動調節してくれる機能や、内蔵マイクを3つに増やしノイズがある環境でも音声を認識しやすくなっている。

AndroidでGoogle アシスタントをAmazonのAlexaに変更する方法

Androidのスマホでは、ホームボタンを長押しして音声アシスタントを起動できる。標準では、「Googleアシスタント」が選択されているが、あらかじめ「Amazon Alexa」をインストールしておけば、Amazonアカウントでログイン後に「設定」アプリから「アシストと音声入力」を「Alexa」に変更できる。

Google アシスタントを使ってAmazon musicの音楽を再生する方法

Google Homeでは、Amazon Musicと直接連携できないが、スマホやPCを介して再生する方法がある。

スマホかPCでAmazon Musicを再生し、その音をGoogle Homeで出力する方法だ。この方法を行う場合は、同じネットワークに接続している必要がある。ただしこの方法では、Google Homeに話しかけて曲を再生することができない。

Google HomeとAmazon Echoは、どちらもとても優秀で、我々の生活をさらに快適なものにしてくれる製品だろう。自分が普段から使うサービスや家電に合わせて、最適なスマートスピーカーを選んでほしい。

※データは2020年3月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。

文/ねこリセット

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