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【開発秘話】1年で1万5000台以上売れているツインバードの「全自動コーヒーメーカー」

2020.02.19

簡単にはいかなかった6杯用の開発

 6杯用は3杯用の発売直後に企画された。企画の経緯を、プロダクトディレクション部の谷澤達也氏は次のように話す。

「発売後、ユーザーや『カフェ・バッハ』のグループ店のオーナーと話す機会が多々あったのですが、『いっぱい飲みたい』という声を多くいただきました。正しい作法でコーヒーを点てることができることから、自分で何杯も飲むほか、家族で楽しんだりお客様をもてなすときに出したりするために、一度に多く淹れることができるものを望んでいました」

ツインバード工業
プロダクトディレクション部 副部長 岡田剛氏(右) 谷澤達也氏(左)

 同社は当初、「何とかなる」と考えており、3杯用のときほど大変な思いをしないでつくることができると考えていた。ところが、6杯用の開発は簡単にはいかなかった。

 まず、より多くのコーヒー豆を挽けるようにするには、ミルは3杯用と同じだと負荷がかかりすぎた。そのため、4枚の刃を風車状に配置したものと5枚の刃を風車状に配置したものを組み合わせたものを開発。これによりミルの負荷を抑制し、より多くのコーヒー豆を挽けるようにした。

3杯用のミルを分解したところ。2つとも4枚の刃を風車状に配置しているが……

同じように6杯用のミルを分解すると、片方の刃が4枚、もう片方の刃が5枚になっている

 また、6杯用のドリッパーがほとんどないことから、1からつくることになった。試作をつくってはコーヒーを淹れて試飲。田口氏にもタッピングしてもらい、得られた指摘を改善して味や香りを確認することを繰り返した。「3杯用のときに美味しいコーヒーが淹れられるものができたので、大きさを2倍にすればいいだけと考えていたところがありましたが、思いがけず苦戦しました」と谷澤氏は振り返る。

取材からわかった『全自動コーヒーメーカー』のヒット要因3

1.コーヒーが正しく淹れられる

 コーヒーの淹れ方には正解がある。味のよさだけでなく、作法に則って淹れることができるという付加価値も提供できた。

2.妥協しなかった

 世界一の味を実現するべく、「レジェンド」の田口氏に監修してもらったほど。田口氏のメソッドの再現に注力し、味わい深く香り高いコーヒーを淹れることができるものになった。

3.コーヒー好きに寄り沿っている

 フルオートマチック(全自動)を謳っているが、豆の粒度や抽出湯温はユーザーが設定する。したがって、実態はセミオートマチック(半自動)。ユーザーが設定する余地を残したところは、コーヒー好きのこだわりに配慮したもので、愛着が持てるものになった。

『全自動コーヒーメーカー』は家電量販店やイベント会場で試飲体験会を積極的に開催している。同社によれば2019年の集計で1万人が試飲しており、美味しさから購入に至るケースが多いという。味で購入を決めたい人は一度、試飲体験会に足を運んでみるといいだろう。

本体に付属するガイドブックには、ローストの具合に応じたコーヒー豆の挽き方と杯数に応じた水とコーヒーの量が記されている。これは一例であり、ユーザーが好みやその日の気分に応じて変えて楽しむのも大いにアリだ

製品情報
http://www.twinbird.jp/products/cmd457.html
http://www.twinbird.jp/products/cmd465.html

文/大沢裕司

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