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Apple創設者のスティーブ・ジョブズが見届けた最後のiPhoneとして知られる「iPhone 4S」。フラットでシャープなデザインが大人気のモデルですが、2024年の今でも使えるでしょうか。
iPhone 4Sの発売日や仕様を振り返り
では、iPhone 4Sの日本での発売日やスペックなどをチェックしていきましょう。
なお、本記事で紹介している内容は、アップル公式サイトのドキュメントやニュースルームを元にしています。
【参照】iPhone ドキュメント
【参照】アップル Newsroom
iPhone 4Sの発売日は?
iPhone 4Sは2011年10月、Apple本社で開催された報道関係者向けイベントで発表され、10月14日に発売されました。
日本ではソフトバンクモバイル(現ソフトバンク)に加え、KDDIもこのモデルで初めてiPhoneを取り扱うことになりました。
iPhone 4Sのカメラやディスプレイサイズは?
iPhone 4Sのカメラは8MPのシングルカメラ。オートフォーカスや静止画像での顔検出、1080p HDのビデオ撮影や、ビデオ撮影時の手ぶれ補正機能などが搭載されています。
ディスプレイは液晶で、3.5インチ。解像度960×640ピクセルです。
ストレージ容量は16GB、32GB、64GBの3サイズ。本体サイズは?
ストレージ容量は16GB、32GB、64GBの3サイズ。執筆時点で最新のiPhone 15 Pro/iPhone 15 Pro Maxは最大1TBとなっており、大きく進化していることがわかります。
本体サイズは115.2×58.6×9.3mm、質量は140gとなっています。
本体が小さいのはiPhone 4S or iPhone SE(第3世代)?
現行の廉価モデルであるiPhone SE(第3世代)は、138.4×67.3×7.3mm。iPhone 4Sは、近年コンパクトと呼ばれる端末よりも小さく、分厚いことがわかります。
iPhone 4Sは現役で使える?
電源が入れば、iPhone 4Sは使えます。ただし、SIMカードが現在のnanoSIMとはサイズが異なり、microSIMを採用しています。
また、iOS 10以降のOSアップデートには対応していないので、使えないアプリもあります。バッテリーも消耗して、稼働時間が短くなっているでしょう。しかもiPhone 4Sの外部接続端子は30ピンのDockコネクタのため、LightningケーブルやUSB-Cケーブルは使えません。
iOS 10以降は非対応
iPhone 4Sの登場時は、iOS 5.0が搭載されました。画面上部からスワイプすることで「通知センター」が表示できるようになり、iOSデバイス間でやり取りする「iMessage」が使えるようになったのもiOS 5.0からです。
また、iCloudの登場によって購入後のアクティベーションにPCが不要になりました。
iPhone 4Sが対応する最新OSはiOS 9.3.6です。
iPhone 4SはSIMロック解除できる?
2015年5月以降に発売する端末に関して、大手キャリアは基本的にSIMロック解除に応じることが義務化されていました(ガイドラインの変更により、2021年10月1日以降に販売される端末は、SIMロックがかかっていません)。
【参照】ワイモバイル 「SIMロック解除」とは?解除する前のチェックポイントを紹介
iPhone 4Sは2011年発売なので、携帯電話会社の手続きではSIMロック解除できません。
ただ、MVNOの格安SIMなら、同じ携帯電話会社の回線のサービスを契約すればiPhoneをSIMロック解除しなくても使えます。
iPhone 4Sはバッテリー交換できる?
AppleにはすでにiPhone 4Sに対するサポートを打ち切っており、バッテリーの在庫がなく、正規のバッテリー交換は行えないようです。
街の修理店では、バッテリーの在庫があれば対応してもらえます。ウェブには自分でiPhoneのバッテリー交換できるキットや手順を紹介しているサイトもありますが、あくまで自己責任です。
iPhone 4Sの充電器は買える?
iPhone 4Sを充電するには、30ピンのUSBケーブルとACアダプタが必要です。ACアダプタは家電量販店やウェブサイトのショップで販売されているスマホ向けの充電器が使えます。30ピンのUSBケーブルはAppleの公式サイトなどで販売されています。
【参照】30ピン – USBケーブル
iPhone 4Sの使い道は?
iPhone 4Sは4G回線が使えません。3G回線のみで使うことになるので、高速なデータ通信はできません。ウェブサイトの閲覧などではストレスを感じるかもしれません。
また、すでに通信キャリアが3Gサービスを終了している場合は、iPhone 4SはWi-Fiでしか通信できません。
iPhone 4Sの中古品は購入、買取できる?
執筆時点では、中古販売店を確認しても、iPhone 4Sの在庫はほぼ確認できません。また、買取も終了している可能性が高くなっています。
手元にあるiPhone 4Sを販売したい場合は、フリマアプリやオークションサイトを活用するのがいいでしょう。
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※データは2024年6月中旬時点での編集部調べ。
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文/房野麻子