
「iPhone 3GS」はiPhoneとしては3代目。日本で販売されたiPhoneとしては2代目となります。前モデルの「iPhone 3G」はメール機能が独特だったため、一般に浸透するまではいきませんでしたが、iPhone 3GSでそれが解消され、広く浸透していきました。どんな特徴があったか振り返ってみましょう。
写真は「iPhone 3G」
iPhone 3G/3GSの発売日は?
写真は「iPhone 3G」
iPhone 3Gは2008年6月、iPhone 3GSは2009年6月に行われたAppleの開発者会議「WWDC 2009」で発表されました。日本でiPhone 3Gは7月11日、Phone 3GSは6月26日に、ともにソフトバンクモバイル(現在のソフトバンク)から発売されました。デザインはiPhone3G、iPhone 3GSとも同じで、ディスプレイは3.5インチ、背面が樹脂製の滑らかな曲面で覆われていました。
iPhone 3G/3GSは現役で使える?
電源が入れば、iPhone 3GやiPhone 3GSも使えるようです。ただし、SIMカードが現在のnanoSIMとはサイズが異なります。また、OSアップデートの対象外となっているので、使えるアプリはかなり限られるでしょう。バッテリーが消耗している可能性が高く、こまめな充電が欠かせません。しかし、iPhone 3G/3GSの外部接続端子は30ピンのUSBケーブルで接続するため、現在のLightningケーブルで充電することはできません。30ピンのUSBケーブルはAppleの公式サイトなどで販売されています。
iPhone 3G/3GSのSIMカードは?
iPhone 3G/3GSで使われているSIMカードは、現在のiPhoneで使われているnanoSIMカード(12.3×8.8ミリ)よりもふた回りほど大きいminiSIM(標準SIM)カードと呼ばれるもので、サイズは25×15ミリ。nanoSIMカードをiPhone 3G/3GSに挿入するにはアダプタを使う方法もありますが、アダプタが内部で引っかかって取り出せなくなる場合もあり、お勧めできません。ちなみに、iPhone 4/4sではmicroSIMカード(15×12ミリ)が使われました。
iPhone 3G/3GSはバッテリー交換して使える?
iPhone 3G/3GSを入手できたとしても、かなり古い端末なのでバッテリーが消耗しているでしょう。そのためバッテリーを交換すべきですが、AppleはすでにiPhone 3G/3GSに対するサポートを打ち切っており、バッテリー交換を受け付けてもらうことは難しそうです。
街の修理店では、バッテリーの在庫があれば、対応してもらえるかもしれません。通販サイトには個人でiPhoneのバッテリー交換ができるキットが販売されています。手順を紹介しているサイトもあり参考になりますが、これはあくまで自己責任です。
iPhone 3G/3GSは修理してもらえる?
バッテリー交換と同様に、Appleには部品の在庫がない可能性が高く、正規の修理はあまり期待できません。一般の修理店を検討してみましょう。
iPhone 3G/3GSの中古品はいくらで買える?
写真は「iPhone 3GS」
中古ショップにはiPhone 3G/3GSを扱っているところがあり、3000円から5000円くらいで販売されています。
iPhone 3G/3GSはいくらで買取してもらえる?
中古ショップに持ち込んだ場合のiPhone 3G/3GSの買取価格は、100円程度とかなり安くなっています。もっと高く買ってもらいたい場合は、フリマアプリやオークションサイトを活用する方がいいかもしれません。
※データは2020年1月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/房野麻子