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Gmailは誰でも便利に無料で使えるメールクライアントの1つですが、何かしらの不具合が起きてしまうとメールが送れなくなります。
そうなった際に慌てずに対応できるよう、対処方法をしっかり確認しておきましょう。
Gmailでメールが送れない原因と対処法は?
それではさっそく、Gmailでメールが送れない時の原因と対処法をチェックしていきましょう。
なお、不具合時に対処可能なものから、コンシューマーでは対処できないものもあるので、注意してください。
1.アドレスが間違っていて届かない
当然ですが、送信しようとしているアドレスが間違っていると、メールは相手に届きません。
また、似たメールアドレスを利用しているほかの人にメールが届いてしまう可能性もあります。
よくある間違いとして「.」を「,」と間違えて入力していたり「l(エル)」と「i(アイ)」を間違えたり、「_」と「-」を間違えている可能性もあります。名刺などに記載されている送信先のアドレスをしっかり確認しておきましょう。
2.迷惑メール設定されているためGmailでメールが送れない
送信先に迷惑メール設定をされていると、メールは届きません。もし、ほかのメールアドレスを所有している場合は、そちらのメールアドレスからメールを送ってみましょう。
相手が間違えて迷惑メール設定をしている可能性もあるため、確認してほしい旨も同時に送ると良いでしょう。
3.添付ファイルの容量が大きすぎる
Gmailでは、1つのメールで最大25MBの添付ファイルが送信できます。25MBを越えてしまうと、自動的にGoogleドライブ上に添付ファイルが保存され、その共有URLがメールに記載されるようになりますが、Googleドライブに25MB以上の空き容量がないと、当然ながらメールは送れなくなる可能性が高いです。
もし、大容量の添付ファイルを送信したい場合は、Googleアカウントのストレージを整理する、ファイルを圧縮するなどの措置をとってメールに添付しましょう。
4.エラー表示で送信できない
Gmailを送っても、エラーメッセージが表示されて送信できない場合があります。
「アドレス不明」は、宛先がないか、フィルタでブロックされている、添付ファイルの容量が大きすぎるといった原因が考えられます。宛先の相手に確認と、添付ファイルの容量を再度確認し直してください。
「有効なメールアドレスを入力してください」のエラーメッセージは、メールアドレスに認識できない文字が入っていたり、メールアドレスが間違っている可能性があります。改めて、正しいメールアドレスを入力してください。
「キューに追加しました」は一時的にメールが送れない状態になっていて、サーバーが預かっている状態と考えられます。
通信環境が不安定だったり、サーバーの混雑、Gmailを起動しているアプリやブラウザに不具合が発生している場合など、メールが正常に処理されず、キューに追加されてしまいます。また、スマホやPCといった、Gmailを使っているデバイス側で不具合が発生している可能性もあります。
再度送信して、チェックしてください。
5.AndroidやiPhoneなどスマホからメールが送信できない
Gmailのスマホアプリ版で、メールが送信できない時に考えられる可能性は主に2つあります。
1つは、インターネットに接続されていない、ということです。モバイルデータ通信とWi-Fi通信。そのどちらかでインターネットに接続されていない場合は、通信方法を切り替えてから再度試してみましょう。
また、アプリの不具合によってメールが送れない可能性もあります。もし、アプリストアから最新バージョンのGmailが配信されていた場合は、アップデートしてから再度送信をしてみるとよいでしょう。
6.SPF、DKIM、DMARC認証など「Gmailの送信者ガイドライン」を確認
2024年2月1日以降、Gmail アカウントに1日あた5000件以上のメールを送信する場合は、SPF、DKIM、DMARC認証などガイドラインに沿った対応が必要となりました。
詳しくは、「メール送信者のガイドライン – Google Workspace 管理者 ヘルプ」を確認して下さい。
7.Gmailで受信はできるものの送信ができない時の対処法は?
受信ができている時点で、インターネット接続環境の不具合は考えにくいです。
挙げられる可能性としては、「相手に迷惑メール設定されている」「添付ファイルが大きすぎる」などです。また、利用しているブラウザの不具合という可能性もあるため、今利用しているブラウザとは別のブラウザでGmailを開き、再度試してみるのも良いでしょう。
突然受信できない状態に! 知っておきたいGmailの受信設定
ここまではGmailでメールが送信できない際の対処法を中心に紹介してきました。ここからはその逆、受信できない場合の原因と対処法を探っていきましょう。
Gmailにメールが急に届かなくなった時は? 段階別に原因を探っていこう。
Gmailでメールが受信できなくなった場合は、段階別に原因を探っていくとよいでしょう。
Gmailでメールを受信できない:段階1 インターネットに接続されているか
まずは使用しているデバイスが、しっかりインターネットに安定して接続されているか確認してみましょう。
確認方法は様々ですが、簡単かつ手っ取り早い方法として、ブラウザを開き、ほかのウェブサイトなどにアクセスできるかを確認する方法です。
もし、この時インターネットに接続されていない旨が表示された場合は、通信環境が安定した場所に移動したり、モデルやルーターをチェックしたり、通信方法を切り替えてみて、再度試すと良いでしょう。
Gmailでメールを受信できない:段階2 サーバーの不具合ではないか
Googleのサーバーが不具合を起こしていると、メールの受信ができないケースがあります。
明確な確認方法などはないですが、検索エンジンから「Gmail 不具合」や「Gmail 送れない」などと検索すると、同様の状況下にあるユーザーのSNS上の投稿を見れたり、ニュースとして取り上げられている可能性もあります。
そこでサーバーの不具合だと判明した折には、サーバーが復旧するまで、しばらく待ちましょう。
Gmailでメールを受信できない:段階3 送り主がアドレスを間違えている
送り主がアドレスを間違えている可能性があります。
もっとも手っ取り早い低処方は、こちらからメールを送信することです。これで相手に正しいメールアドレスが伝わるので、問題が解決するはずです。
Gmailでメールを受信できない:段階4 特定のアドレスだけ受信できない時は?
特定のメールアドレスだけを受信できない場合は、以前、間違えて迷惑メール設定してしまっている可能性があります。
試しに「迷惑メールフォルダ」を覗いてみて、そのアドレスからのメールが一時保存されていた場合は、その可能性が特に高いです。
Gmailを開いて画面右上の歯車のマークを選択。「設定すべての設定を表示」から「フィルタとブロック中のアドレス」を確認してみましょう。もし、特定のアドレスをブロックしていた場合は、解除してあげると良いでしょう。
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※データは2024年9月中旬時点での編集部調べ。
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文/高見沢 洸