小学館IDをお持ちの方はこちらから
ログイン
初めてご利用の方
小学館IDにご登録いただくと限定イベントへの参加や読者プレゼントにお申し込み頂くことができます。また、定期にメールマガジンでお気に入りジャンルの最新情報をお届け致します。
新規登録
人気のタグ
おすすめのサイト
企業ニュース

ライオンが大げんかを始めたら動物園の飼育員はどうやって止めるのか?

2019.11.17

ライオンの飼育は2パターンが理想だが…

百獣の王ライオンの飼育も、それなりの問題がある。近年では最大で24頭飼育していたが現在は14頭。そのうち群れで展示できるのは7頭。来年のリニューアルオープンの時には、もう少し頭数を増やしたいと飼育員や関係者は考えている。だが、ライオンの頭数を増やすのは容易でない現実がある。

「国内のライオンの血統は、ほとんど管理されていません。アムールトラと違い国際血統登録もありません」(佐々木飼育員)

14年に九州自然動物園から来園したスパークとジャンプも、九州では繁殖の実績があり、種オスとして期待されていた。だが、スパークの子供は虚弱で育たなかった。

「群れとは別に種オスを飼育し、避妊処置をしたオスを群れの中に置いて、群れを管理する。この2パターンが理想ですが」(大賀飼育員)

現在、多摩動物公園には種オスのライオンは不在である。国際間取引が厳しい状況下だ。外国から新しい血統のライオンが、入園するという情報は今のところない。

「将来的に増やしていくには、どうしたらいいのか、飼育員やライオンの関係者で話し合っているところです。リニューアルオープンの時は、他の動物園からライオンを受け入れることも視野に入れています。できる限り調べて国の内外を問わず、今いるライオンのメスと、血縁関係が薄いオスの個体を入れたいです」(大賀飼育員)

ライオン舎のリニューアルオープンと、多摩動物公園の名物、ライオンバスの運行再開は来年である。

取材・文/根岸康雄
http://根岸康雄.yokohama

@DIMEのSNSアカウントをフォローしよう!

DIME最新号

最新号
2024年4月16日(火) 発売

DIME最新号は「名探偵コナン」特集!進化を続ける人気作品の魅力、制作の舞台裏まで徹底取材!

人気のタグ

おすすめのサイト

ページトップへ

ABJマークは、この電子書店・電子書籍配信サービスが、著作権者からコンテンツ使用許諾を得た正規版配信サービスであることを示す登録商標(登録番号 第6091713号)です。詳しくは[ABJマーク]または[電子出版制作・流通協議会]で検索してください。