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神社や神棚の「しめ縄」にはどんな意味がある?

2019.12.31
お正月の住宅街を華やかにしてくれる『しめ縄』には、どんな意味が込められているのでしょうか?しめ縄の主旨や歴史、飾り方のポイントを解説します。しめ縄の伝統的な意味合いを理解して、万全な状態で新年を迎えましょう。

神社や神棚などにあるしめ縄、意味や由来は?

神社や家の神棚に飾られているしめ縄は、古くから『神聖なもの』として扱われてきました。

ただ「どんな意味が込められているのか、あまり知らない」という人も案外多いのではないでしょうか?ここでは、しめ縄に込められたメッセージや歴史、しめ飾りとの違いをまとめます。

しめ縄の意味と由来

お正月は『現世にやってきた年神様をおもてなしする行事』です。神様を迎えて祭る場所は、神聖な場所に整える必要があります。

しめ縄は神の領域と現世を分け隔てる『結界』として、不純なものが入るのを防ぐという役目を担うものです。

しめ縄の由来は、古事記に書かれた天照大神(アマテラスオオミカミ)の神話だと言い伝えられています。その昔、岩戸にこもった天照大神を神々が連れ出した際「もう岩戸に入らないように」と岩戸にしめ縄をつけたそうです。

このエピソードから、しめ縄は『神様のテリトリーを守る印』として使用されるようになりました。

しめ飾りとの違い

『しめ飾り』は、しめ縄とよく似た名前ですが、この二つは別物です。しめ飾りはお正月飾りで、いわばしめ縄の派生品といえます。

しめ縄に『清廉潔白』の意味を込めた裏白の葉や、『子宝に恵まれますように』という願いを込めた譲り葉などの縁起物をつけた飾りです。

しめ縄は神社で『通年』飾るもの、しめ飾りは『お正月の期間だけ飾る』ものという点が大きな違いでしょう。しめ縄は神道での神祭具の一つのため、神社や神棚に飾ります。しめ飾りの場合は、家の玄関に飾ることが多いでしょう。

意味は諸説ありますが、一般的には年神様を「ようこそ」と迎え入れる姿勢や、清らかな場所であることを示すために飾られるようです。

しめ縄の種類と飾り方のポイント

しめ縄にいくつかの種類があり、それぞれ意味や飾り方が異なります。しめ縄の種類や飾り方のポイントを見ていきましょう。関東と関西で選ばれている形が違うのも注目です。

ごぼう注連、ごぼう注連と前垂れ

ごぼう注連は、両端がごぼうのように先が細くなっているしめ縄です。縦に細長い紙を稲妻のような形につなげた『紙垂(しで)』を中央に3~4本付けて、神棚に飾られるのが一般的でしょう。

通常の縄は右へねじりますが、しめ縄は左回りでねじった『左綯(ひだりな)い』になっています。古くから左側は『神』右側は『俗(日常)』と考えられていたためです。

ごぼう注連は、左右で編み目の太さが異なります。神様側から見て左側・人間側から見て右側に太い部分がくるように細くねじります。

伊勢神宮は、前垂れが左右2束でごぼう注連のねじる方向や太さの向きが逆です。関西のほうでは、ごぼう注連に左右中央3束のわらの『前垂れ(まえだれ)』を付けて、裏白の葉や橙などを飾る場合があります。

玉飾り

玉飾りとは、しめ縄の両端をつなげて輪の形にしたものです。関東のお正月飾りの代表の一つで、前年の汚れの浄化や魔よけ、年神様の歓迎などの意味が込められています。輪っか状のしめ縄の下に1束太い前垂れを垂らしたものが多いでしょう。

紙垂れや裏白の葉以外に『幸運』を意味する干し柿や、『子孫繁栄』の願いが込められたみかんなどの縁起物を付けて、家のドアに飾ります。

玉飾りのハンドメイド教室もあるため、自分でしめ縄に飾る縁起物をつくりたい人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

輪飾り

輪飾りとは、細めの縄を輪っかにして縁起物をつけた小さなしめ縄です。玉飾りの簡略版とも呼ばれています。玉飾りと違って場所をとらないため、台所やトイレなどの室内にも飾れるのがポイントです。

火や水を扱う場所は神様が宿る場所であり、よくも悪くもエネルギーが貯まりやすいため『浄化』として飾っておくとよいでしょう。

輪飾りはメーカーによって色や形、デザインが大きく異なります。家の雰囲気や合ったものを選びましょう。

正月に飾るしめ縄はいつ飾る?処分方法は?

お正月が終わるとともに、飾っていたしめ縄はしまう風習です。しめ縄を飾り始める時期や片づける時期、失礼にならない処分の仕方を解説します。

しめ縄を飾る時期

しめ縄は年神様を受け入れる支度として飾るものであるため『クリスマスが終わった頃』には飾り始めましょう。

ただし『9(苦しむ)』がつく日や『一夜限り』を意味する31日は縁起が悪いとされていいます。上記の日にちは避けて、27日や28日に飾り始めるのが無難です。

しめ縄を片付けるのは、年神様が神の世界へ戻る日である『松の内が終わった直後』だといわれています。

松の内は関東の場合は『1月7日』関西の場合『1月15日』というように地域によって異なるため、事前に地域の人に聞いておきましょう。

どんど焼きで処分しよう

しめ縄を処分するときは『どんど焼き』で焼いてもらいましょう。どんど焼きとは、お正月に神社で行われているお焚き上げのことです。

1月15日(祝日の場合はその日にち付近の土日)に全国各地で行われています。

なかにはどんと焼きを実施しない神社もあるため、事前に神社のホームページで実施の有無や日程を調べておくと安心です。お焚き上げの際は、感謝を込めて年神様を見送りましょう。

どんと焼きにしめ縄を持っていくのを忘れた場合は、営業日であれば処分してくれるお寺や神社もあります。

もし家庭ごみとして出すなら

しめ縄は基本燃えるごみとして処分することが可能ですが、安いものの場合芯の部分に燃やせない素材を使っています。

しめ飾りの飾りの部分に不燃物が混じっている場合もあるでしょう。飾られた状態のまま捨ててしまいがちですが、通常のごみのように分別が必要です。

家庭で処分するときも、紙で包んだりお酒や塩でお清めをしたりして、誠意と感謝を込めるのが年神様へのマナーです。神聖なものであるため、ほかのごみとは袋を分けて処分しましょう。

しめ飾りをくるめる程度の大きめの白い紙や新聞紙を用意して、中央に飾りを置きます。左・右・中央の順で塩を振ってから包みましょう。

文/編集部

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