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「クリスマスイブ」の本当の意味は?日本と欧米でこんなに違う過ごし方

2023.12.15

日本では心躍る冬のイベントとして定着しているクリスマスやクリスマスイブという日ですが、もともと一体どのような意味を持つのかと疑問に思う人もいるのではないでしょうか。キリスト教の祭日であるクリスマスやクリスマスイブについて、起源や各国での過ごし方をご紹介します。

まずはクリスマスについて知ろう

クリスマスは祭日ですが、何を祝っているかご存知ですか。日本では、宗教的な意味を持たない年末のビッグイベントとして認知されて久しいです。これとは大きく異なる、クリスマスの起源について理解を深めましょう。

まずはクリスマスについて知ろう

クリスマスとは

『降誕祭』とも呼ばれるクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う祭日です。キリスト教圏の諸国では、国によって、また教派によってさまざまなスタイルで祝います。

日本ではそれらの文化を輸入して、クリスマスツリーやクリスマスリースを飾ったり、クリスマスケーキや七面鳥を食べたりすることが一般的です。

12月24日までは『アドベント(待降節)』の時期であり、これにあわせて『アドベントカレンダー』の小さな袋を1日ずつ開いていく風習もあります。

クリスマスの由来

クリスマスはイエス・キリストの誕生日と思うかもしれませんが、実はそれとは関係ありません。キリストの誕生日は聖書にも記述がなく、クリスマスはあくまでキリストの誕生を祝う日とされます。

では、なぜ12月25日なのでしょうか。これには古代ローマ帝国の太陽信仰『ミトラ教』の祭日が関係しています。

ミトラ教では、不敗の太陽神の誕生を祝う日を12月25日としていました。キリスト教はこの文化を吸収し、同日をキリストの誕生を祝う日にしたのです。

また、サンタクロースは聖人・聖ニコラウスに由来します。諸説ありますが、貧しい家庭の少女を救った聖ニコラウスの逸話が、靴下にプレゼントを入れることに繋がりました。

聖ニコラウスの命日は、12月6日です。この祭日がクリスマスと結びついて、12月25日にプレゼントを贈る文化が生まれました。

クリスマスイブとは

ここまでは、クリスマスの意味や起源についてご紹介しました。日本においては、12月24日もクリスマスシーズンに欠かせない日です。

クリスマスイブとは、いったいどういう意味を持つ日なのでしょうか。クリスマスを楽しむために覚えておきたい、クリスマスとクリスマスイブの期間について解説します。

イブの意味

イブは英語で『eve』と書きます。この単語は、中期英語の『even』が語形変化したものです。

eveは、祝祭日の前夜や夕べを意味します。語源が同じ言葉に『evening』がありますが、こちらは夕方や晩を意味する単語です。どちらの単語も、時間でいえば日没から就寝時刻までを指します。

イブとクリスマスの期間

イブの意味を踏まえたうえで、クリスマスイブの正確な期間を考えてみましょう。日本では12月25日をクリスマス、12月24日をクリスマスイブとする認識が一般的ですが、キリスト教の教義に照らせばこれは誤りです。

クリスマスはキリスト教の祭日であり、キリスト教では『教会暦』で日付を区切ります。教会暦では、日没から次の日没までが1日です。

常用時では、0:00~24:00が1日となります。これに合わせると、12月24日の日没から24:00までがクリスマスイブ、12月25日の日没までがクリスマスです。

本来はこの期間の全体がクリスマスですが、常用時に合わせてクリスマスイブという呼び分けがあります。

イブやクリスマスの過ごし方

クリスマスシーズンになると、街はクリスマス一色になり楽しいムードが生まれます。ツリーやリースを準備して、プレゼントを贈ったりケーキを食べたりするひとときは年末の重要なイベントです。

ここでは、日本と欧米でのクリスマスやクリスマスイブの過ごし方の違いについてご紹介します。

日本のイブやクリスマス

日本のクリスマスやクリスマスイブの過ごし方は、基本的に宗教的な意味を持ちません。年末のイベントとして楽しむお祭という性格であるため、過ごし方は自由です。

キリスト教徒でなければ、教会に礼拝に行く必要もなく、家族と過ごす必要もありません。一般的には、恋人など自分にとって特別な人と食事をしたりプレゼントを贈り合います。

ケーキを食べたりプレゼントを渡したりするのは、クリスマスイブのタイミングでという認識も一般的です。

欧米でのイブやクリスマス

欧米でも、クリスマスは楽しく過ごす日という認識があります。『メリークリスマス』や『ハッピークリスマス』という言葉が象徴するように、陽気に楽しむ日です。

キリスト教徒にとっては、慎ましく内省する日でもあります。教会暦で紹介したクリスマスイブには、教会で礼拝をすることも一般的です。

また、家族で過ごす日という認識も根強いため、クリスマスシーズンには帰省する人も多くなります。

他方、キリスト教以外の宗教においてはクリスマスは大きな意味を持ちません。国や地域によっては、街がクリスマス一色になることに疑問を持たれる声も少なくないため、単に「ホリデーシーズン」と表現する配慮もみられます。

イブイブとは

クリスマスイブイブ、という言葉もあります。これは日本独自の和製英語であり、欧米諸国にイブイブの発想はありません。12月25日の前日をイブ、その前日の12月23日をイブイブと呼びます。

本来のクリスマスの考え方からは逸脱していますが、クリスマスシーズンの盛り上がりにとっては重要な日です。

クリスマスイブを重視する日本人にとっては、その前日に特別な意味を持たせて楽しもうという発想は自然なのかもしれません。

文/編集部

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