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業界の常識を覆す!転職希望者と企業、両方に評価される転職エージェントは何が違うのか?【PR】

2019.10.29PR

「キャリアアップしたい」「給料を上げたい」「上司とどうしてもうまくいかない」等々、転職の理由は様々だ。終身雇用が崩れ、転職が当たり前になったとはいえ、不安もあるし、失敗はしたくない。そんな時に頼りになるのが、転職エージェントだ。

 数多くある転職エージェントの中でも転職希望者と企業の双方から高い評価を受けているのが、世界最大の人材サービス会社アデコ(本社・スイス)の日本法人が運営する「Spring転職エージェント」だ。2018年のオリコン「顧客満足度ランキング」の転職エージェントランキングで第1位を獲得。毎年30%以上の成長を続け、4年で売上げは4倍へと好調を維持している。

 その立役者とも言えるのがSpring転職エージェントのトップを務める板倉啓一郎氏だ。板倉氏によれば、急成長を遂げた秘訣はズバリ、「360度式コンサルティング」と「職種別専門部門制」という独自のコンサルティング体制にあるという。今回のインタビューでは、Spring転職エージェントが支持される理由、これからの転職のあり方、そして転職で成功するために必要なことなど、3回に渡って余すところなく伝えていく。

 第一回目はSpring転職エージェントの特徴の一つ、「360度式コンサルティング」をなぜ採用したのか。板倉氏の語りから今の時代の転職エージェントのあるべき姿が見えてくる。

企業担当と人材担当を分ける分業制には限界がある

 商社マンだった板倉氏が、人材紹介に興味を抱いたのは22年前だった。新規事業のマーケット調査でアメリカの人材紹介業を知る。金融、小売りから工業分野まで、人材紹介会社が様々な分野で活躍していた。

「人材紹介は面白いし、将来必ず大きくなる。日本も早晩終身雇用制度が終わり、欧米のように転職をしながらキャリアを積んでいくことが当たり前になる時代が来るはずだと思ったんです」

 

 当時の勤務先の商社に子会社として立ち上げられた人材紹介会社で数年を過ごした後、ある外資系の人材紹介会社に請われ、2004年の日本進出に合わせてトップに就任した。ところが、2008年のリーマンショックにより、人材紹介業界も大きな影響を受けて同社は日本からの撤退を余儀なくされる。この時の厳しい経験から人材紹介業は景気の波を受けることを実感。今のままのやり方を続けていいのか? 人材紹介ビジネスに携わるうえで、この経験は板倉のその後のキャリアに大きな影響を与えることとなる。

 その後、今度は日本の大手人材会社の海外事業に参加し、香港と上海に2年ほど赴任した後、2014年7月にアデコグループジャパンに入社した。日本での人材紹介事業を拡大していく、その責任者というポジションだ。

 日本の人材紹介業界を黎明期から知る板倉は、以前とは比べ物にならないほど成長した人材紹介というサービスは転職希望者と企業双方のニーズに応えきれていないのではないかという思いを持ち続けていた。その理由の一つが、転職希望者に向き合うコンサルタントと企業に求人営業を行なう営業担当者が分かれている分業体制だ。人材紹介ビジネスではごく一般的なこのやり方は非常に効率が良く、多くの案件をこなすことができる。しかし、コンサルタントと営業担当者が常に十分なコミュニケーションをとることは難しく、紹介の精度が犠牲になっていると板倉は考えていた。

 また、多くの案件を扱うため、プロセスが機械的になりやすいことも問題だと感じていた。板倉氏がトップに就任した時、Spring転職エージェントもこの分業システムで仕事をしていた。事業を根本から変革するため、板倉氏はまったく別の仕組みを導入することを決めた。その仕組みとは、「360度式コンサルティング」と呼ばれるものであった。

「今までのやり方は本当にベストだったのか?」

 360度式コンサルティングとは、一人のコンサルタントが転職希望者のキャリアコンサルティングと企業の求人開拓の両方を担うやり方だ。

「どこの人材紹介会社も人材担当と企業担当は分かれているのが当たり前だ」

 それまでの常識を覆す彼の提案は社内で議論になった。実は、分業制が広まる前は360度式コンサルティングが業界の主流だった。転職市場が拡大し、360度式では企業の人材需要や、転職希望者の増加に追いつかなくなった。そこで、分業体制を取り入れて効率化を図り、大手は急速に売り上げを伸ばして市場が拡大したという経緯があった。板倉の360度式は、時代に逆行する提案と思われる面もあったのだ。

 難色を示す他の幹部に対し、板倉は「360度式コンサルティングこそが顧客価値を大きく高める手法であり、他社が取り入れていないからこそ勝機がある」と主張した。

「大手の人材紹介会社は、ジョブボードを通じて多数の登録者のデータと大量の求人情報を持っています。そのため、企業をたくさん紹介したり、多くの人材を提案することができるという強みがあります。われわれが同じことをしていて良いのでしょうか? そして、今までのやり方は本当にベストなのでしょうか? 360度式こそがお客様に最高のサービスを提供できるやり方だと私は信じています」

 面談を通じて転職希望者が求めるものを掴むとともに、経歴やスキルといった表面的な情報だけでなく、人となりや価値観といったソフト面も理解する。採用担当者はもちろん、事業部のマネージャーや経営幹部といった企業側のステークホルダーと、ダイレクトかつ継続してコミュニケーションをとることで、企業が求める人材を深いレベルで把握する。360度式コンサルティングは、これを一人のコンサルタントが行なうのだ。そしてジョブボードに頼るのではなく、一見効率が悪いように思える「直に会って話して、聞く」という部分を大切にすることで、ミスマッチを減らし、顧客満足度を大きく高めることができるのだ。

 アデコは板倉の提案を受け入れ、360度式コンサルティングを採用した。その結果、前述したようにSpring転職エージェントは大きく売り上げを伸ばし、事業は拡大を続けている。

「Springのコンサルタントは、常にNPS(ネットプロモータースコア)を高めることを意識しながら仕事をしています。360度式コンサルティング導入以来、このNPSが大きく向上し、いまも伸びています。当初は新しいやり方に戸惑っていたコンサルタントも、360度式に慣れるにつれて顧客の反応がどんどん良くなるのを実感し、素晴らしい成果が挙がっています。360度式で仕事がしたいと言ってSpringに入社するコンサルタントもいます」

 しかし、と板倉は続ける。「われわれが成功している理由は、360度式コンサルティングだけではなく、実はもうひとつあるんです」

 板倉が語るもうひとつの理由。それは、「職種別専門部門制」と呼ばれるシステムである。 
職種別専門部門制では、まず部署を金融、商社、製造といった“業種”ではなく、営業、マーケティング、エンジニア、人事・労務といった“職種”の軸で分け、そして各部署の中に業種ごとのチームを作る。板倉曰く、360度式コンサルティングと職種別専門部門制の2つがガッチリかみ合い、両輪となって同業他社にない成功事例を生み出しているのだ。

 さて、Spring転職エージェントはこの職種別専門部門制をどのように活かしているのか。第2回で詳しく語る。

「Spring転職エージェント」
https://www.springjapan.com/

板倉啓一郎氏
アデコ株式会社 執行役員Spring事業本部長
1963年生まれ。慶應義塾大学理工学部卒。大学卒業後、伊藤忠商事株式会社に入社。日系および外資系の人材紹介会社での勤務を経て、2014年にアデコ株式会社に入社。2015年より現職。

文/根岸康雄 撮影/高橋宗正

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