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【リーダーはつらいよ】「今の僕を見てこのポジションに就きたいと思う部下は少ないのでは」LIXIL・中山佳之さん

2019.10.02

「若手社員の本音」シリーズは、中間管理職が部下の若手社員を理解する助けになる企画だが、これは中間管理職本人が登場し、リーダーの“つらさ”を語ってくれる。上司と部下に挟まれ、孤立しがちな中間管理職は何を考え、何に悩み、どんな術を講じ、どんな生き甲斐を感じているのか。

 シリーズ第12回、株式会社LIXIL サッシ・ドア事業部サッシ商品開発部 パノラマ商品開発室室長 中山佳之さん(45)。LIXILは住宅建材・住宅設備機器業界の大手。2011年4月、トステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、東洋エクステリアの5社が統合し、商号を株式会社LIXILに変更。中山さんは前身のトステムの社員として、主力製品であるサッシ、窓一筋に仕事をしてきた。部下は12名。うち千葉県野田市の研究開発センター勤務の部下は9名。機械や建築等を専攻した社員たちだ。中山さんも学生時代は工学部系を専攻した。中山さんが室長に着任したのは、2年ほど前だった。

「ハイブリットサッシ」の効用

 彼が所属するパノラマ商品開発室は、一般住宅用の窓の開発・改善の他に、サッシ事業の未来の展望を切り開く商品開発という使命を担っている。

 サッシの進化を簡単に触れると、窓枠の素材といて断熱効果が優れている樹脂は、北海道で広く使われていた。02年頃から窓の耐熱性のニーズが高まり、樹脂サッシの耐熱性と、アルミサッシの強度を合わせ持つハイブリットが普及。アルミサッシの外側に、樹脂サッシを室内側に使うハイブリットは、劣化等を起しにくく断熱性もいい、冬の結露も防げる。現在ではハイブリットサッシが主流だ。ガラスを囲むフレームは細く極小化し、ダブル、トリプルとガラスを重ねたサッシも普及している。

 自らもサッシの開発に携わってきた中山は、週のうちの多くを、野田市の研究開発センターで勤務している。

「僕もかつて上司を見て思いましたが、今の僕を見て、このポジションに就きたいと思っている研究所の部下は、少ないでしょう」中山は自嘲気味にいう。

 何かあれば、「すぐに報告せい!」と上司に言われ、「この商品はこれぐらいだと売れそうなので」とか、コストの目標を見据えながら他部署と交渉したり。「目標に長期的と短期的とがあるがまず、短期的な目標を達成することに全力を挙げなさい」ということを上から言われれば、短期的にサッシ事業の売上げを上げていくためには、どうしたらいいのかを上司に提出したり。

 室長に就いて、日々の酒量が増したという中山だが、パノラマ商品開発室の部員たちは、彼が担っているようなマネージメントへの志向が薄いのではないか。「僕も含め部下たちは元々、設計したり、もの作りを考えることが好きな連中ですから」

サッシ事業の未来の展望を形にすることを担う中山たちは、毎年画期的なサッシを商品化している。

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