本当は、そこまでやらなくてもいいのですが、クルマの状態がいいと人気も高くなって利用する人も多くなります。
実は、「Anyca Official シェアカー」のオーナーの場合、クルマが利用された10%分が「Anyca」のポイントとして還元されるので、利用されるほどポイントが貯まり、それを自分がクルマを使う時に使えるのです。
そうなると、提供する駐車場の月額料金の査定額分とクルマの管理(洗車やガソリン補給など)に対するポイントに加え、この10%分がどんどん加算されていくので、クルマを自由に使える時間も増えていくのがいいんですよね。
ーーオーナーとして大変だと思うことは?
鈴木さん:正直、まったくないです(笑)。例えば、クルマにキズが付いただとか故障したなどというときは、クルマを所有する「DeNA SOMPO Mobitlity」が責任を持って対応してくれますし、困ったときはメールや電話で相談できるカスタマーサポートもあるので安心です。
ちなみに、少し心配な点としては、非対面でのクルマの受け渡しができるため、深夜早朝などにエンジンや排気音などが、近所迷惑になっていないかということなんです。とはいえ、僕は気づかずに部屋で寝ちゃっているんですけどね(笑)。
まとめ
さて、この0円マイカー「Anyca Official シェアカー」については、現在は、その対象エリアが、港区、江東区、渋谷区、世田谷区、中央区、品川区、目黒区、新宿区、中野区のニーズの高いエリアからとなっており、今後は反響次第で拡大していくと思われる。
個人的には、非対面でのクルマの受け渡しに魅力を感じるが、中にはそれでは不安だという人もいるだろう。
また利用時間も、1時間からのチョイ乗りで高級車をドライブしたいというときもあれば、旧車に1日(24時間)単位で割安で乗りたいという場合もあり、そんなときは個人間のカーシェアを選択できるのは、ドライバーにとってはありがたい。
また、対象エリアに条件の見合った駐車場を用意できる「Anyca Official シェアカー」オーナーにとっては、クルマを所有する際の保険や車検・メンテナンスなどの煩わしさから解放されつつ、マイカーのように高級車に乗れるというメリットも。
いずれにせよ、若い人のクルマ離れが叫ばれる昨今、クルマを手軽に利用できるカーシェアリングの裾野を広げる取り組みにエールを送りたい。
■関連情報:https://anyca.net/contents/official_share_car
取材・文・撮影/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
クルマは走らせてナンボ!をモットーに、どんな仕事にも愛車で駆けまわる日々。クルマのほかにもグルメやファッション情報、また小学館Men’s Beautyでは、男性に向けた美容・健康法、化粧品情報なども発信。