■連載/鳥海高太朗のTRAVEL HACKS!
羽田エクセルホテル東急の客室にフライトシュミレーターが入った新しいコンセプトルーム「スーペリアコックピットルーム」を開設した
羽田空港第2ターミナル(ANA国内線が発着する)に直結するホテル「羽田エクセルホテル東急」に新しいコンセプトルームがお目見えした。その中身は、ボーイング737-800型機を模したフライトシミュレーターを客室の中に入れた「スーペリアコックピットルーム」。部屋にいながらフライト気分を味わうことができる国内のホテルでは初めての試みとなった。
現在発売されているのは2つのプランで、1つは日中時間帯に元ANAのパイロットがインストラクターとなって羽田空港から伊丹空港までの離着陸体験ができる90分間の「フライトシミュレーター体験プラン」ともう1つはフライトシミュレーターの雰囲気を透明のアクリル板越しに堪能できる宿泊プラン「フライトシミュレーター雰囲気体験プラン」だ。
実際の操縦を体験したいのであれば「フライトシミュレーター体験プラン」に申し込む必要がある。正午もしくは14時半からそれぞれ90分の体験プランとなっており、実際に飛行経験のあるANAの元パイロットがインストラクターとなり指導してもらえる。羽田空港から伊丹空港までの離着陸を体験できるのだ。日本国内でも実際にシミュレーター体験ができる場所は限定されており、空港内でこのような形で体験できるのは利便性の面においても魅力的だ。空港という場所であることからもテンションが上がることだろう。価格は90分3万円(消費税別)で操縦できるのは一人となるが、最大2名まで部屋に入ることができる。
昼間の時間帯は元パイロットのインストラクターが付いてコックピットに座って操縦体験ができる
そして、フライトシュミレーターの体験はできないが、透明のアクリル板越しに羽田空港を離着陸する昼と夜それぞれの景色をスイッチの操作で客室滞在中に堪能できる。部屋はツインベッドルーム(31平米)で1泊2万5300円~(消費税・サービス料込み、宿泊税別)となっている。このプランに限って、チェックインは18時・チェックアウトは10時までとなる(通常は14時チェックイン・11時チェックアウト)。
宿泊の場合はアクリル板越しになるが、離着陸する風景を映像で楽しめる