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親の介護は誰がやるべき?40代、50代の子世代の多数派意見は

2019.08.22

介護経験がない40代・50代が、親の介護で不安に思うことの1位は「介護費用」(54.4%)

40代・50代の子世代で、親の介護経験がない人(250名)を対象に、親の介護について不安に思うことについて尋ねる調査が行われたところ、「介護費用」(54.4%)が最も高く、次いで、「自分の仕事への影響」(44.4%)、「自分の精神状態」(36.4%)、「介護場所・設備」(36.0%)、「自分の健康状態」(35.6%)となった。介護費用について不安を感じている人が多いようだ。

男女別にみると、「自分の仕事への影響」(男性 56.0%、女性 32.8%)は男性のほうが大幅に高くなっている。

介護のために仕事を休むなど、仕事への影響が出ることを不安に思っている男性が多く、「自分の健康状態」(男性 25.6%、女性 45.6%)については女性のほうが大幅に高く、不安のポイントが男女で異なることがわかった。

では、実際に親の介護を経験した人は、介護生活でどのようなことが困難だと感じたのだろうか。

40代・50代の子世代で、親の介護経験がある人(250 名)を対象に、実際に親の介護で困ったのはどのようなことか尋ねる調査が行われたところ、「自分の精神的な負担」(62.0%)が最も高く、次いで、「自分の仕事への影響」(53.6%)、「自分の健康・体力」(50.8%)、「自分の自由時間の減少」(50.0%)、「介護費用」(33.6%)となった。介護の辛さや悩みなど、精神面での負担に困ったという人が多いようだ。

男女別にみると、「自分の家事・育児への影響」(男性 14.4%、女性 40.0%)は女性のほうが高くなっている。介護で家事や育児の時間が削られるなどの困難を経験した女性が多いようだ。

6割近くが“親の介護は自分の役割”だと考えている40代・50代の実際の準備状況は?

実際に介護を経験した人は、親を介護するにあたって、どのような準備が大切だと感じたのだろうか。

40代・50代の子世代で、親の介護経験がある人(250名)を対象に、親の介護準備に関する内容について、それぞれどのくらい大切だと思うか尋ねる調査が行われた。

『大切だと思う(計)』(「非常に大切だと思う」「まあ大切だと思う」の合計)をみると、【介護に対する心の準備】は99.2%、【介護に関する情報収集】は98.8%、【介護費用の見積もり】は97.6%、【介護開始後の自分の就業について考えること】は96.0%、【介護開始後の自分や家族のライフスタイルについて考えること】は97.6%、【介護資金の準備】は97.2%となった。

いずれの項目でも『大切だと思う(計)』が9割半を超えており、多くの人が準備の大切さを実感しているようだ。

また、40代・50代では、自分が親の介護を担うのがよいという回答が6割近くとなった(P.6 参照)。

それでは、親の介護について、具体的に準備している人はどのくらいいるのだろうか。40代・50代で、親の介護経験がない人(250名)を対象に、親の介護に対する準備の状況を尋ねる調査が行われた。

「している」の割合をみると、【介護費用の見積もり】は5.2%、【介護資金の準備】は10.4%、【介護に関する情報収集】と【介護開始後の自分の就業について考えること】は13.2%、【介護開始後の自分や家族のライフスタイルについて考えること】は18.0%、【介護に対する心の準備】は24.8%となった。

介護資金の準備は1割、介護費用の見積もりは1割未満といずれも低い割合だった。親の介護を自分で担いたいと考える40代・50代が多数派となったものの、親の介護に対して具体的な準備ができている人は少なく、介護を“自分事”としてイメージできていない人が多いようだ。

60代・70代が介護状態になる前にやりたいことの1位は、「旅行」(63.4%)

介護状態になる前や、なった後でもやりたいことについて尋ねる調査が行われた。

60代・70代(500名)の親世代を対象に、介護状態になる前にやりたいことを尋ねる調査が行われたところ、「旅行」(63.4%)が最も高く、次いで、「身辺整理」(54.8%)、「家族(親族)との団らん」(38.0%)、「散歩・近所への外出」(23.2%)、「友人との交流」(22.6%)となった。「元気なうちに旅行をしたい」と考えている人が多いことがわかった。

他方、介護状態になった後でもやりたいことを尋ねる調査が行われたところ、「家族(親族)との団らん」(32.6%)、「散歩・近所への外出」(31.6%)、「テレビ鑑賞」(30.6%)、「読書」(22.8%)、「身辺整理」(19.6%)となった。

介護状態になった後の生活では、家族とのコミュニケーションを重視したいと考えていることがわかった。

また、60代・70代(500名)の親世代に、介護状態になっても食べるのをあきらめたくないものを尋ねる調査が行われたところ、「寿司」(54.2%)が最も高く、次いで、「刺し身」(39.0%)、「天ぷら」(32.4%)、「ラーメン」(26.4%)、「焼き肉」(25.8%)という結果に。

介護状態になっても、食べ慣れた和食をあきらめたくないという人が多いことがわかった。

【調査概要】
◆調査タイトル:「介護に関する親と子の意識調査 2019」
◆調査対 象:ネットエイジアリサーチのインターネットモニター会員を母集団とする親が存命している40歳~59歳の男女と、子どもがいて介護された経験がない60歳~79歳の男女
◆調査期 間:2019年7月10日~7月12日
◆調査方 法:インターネット調査
◆調査地 域:全国
◆有効回答 数:1,000サンプル(有効回答から以下のように抽出)
40代・50代で親が存命し、親の介護をした経験がない人 250名
40代・50代で親が存命し、親の介護をした経験がある人 250名
60代・70代で子どもがおり、介護された経験がない人 500名
◆調査協力会社:ネットエイジア株式会社

出典元:アクサ生命保険株式会社

構成/こじへい

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