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親の介護は誰がやるべき?40代、50代の子世代の多数派意見は

2019.08.22

多くの家庭にのしかかる介護の問題。親の介護をした人と、これからするかも知れない人、さらに、介護されるかも知れない人たちは、この問題をどのようにとらえているのだろうか?

そこで今回、アクサ生命保険による、親を持つ40歳~59歳の男女と、子どもがいて介護された経験がない60歳~79歳の男女、合計1000名を対象にしたアンケート調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。

40代・50代が今年のお盆の帰省で親と話したいこと 「親の体調・健康」が60.6%とダントツ

離れて暮らす親子にとって、お盆休みは、貴重なコミュニケーションの機会になる。そこで、40代・50代で、親と同居していない人(345名)を対象に、お盆に実家へ帰省するとしたら、親との会話でどのようなことを話題にしたいと思うか尋ねる調査が行われたところ、「親の体調・健康」(60.6%)が最も高く、「自分の仕事」(17.7%)、「近所付き合い」(15.7%)が続きました。帰省時には親の健康状態を確認したいという気持ちが強いことがわかった。

他方、60代・70代で、子どもと同居していない人(313名)を対象に、今年のお盆に子どもが帰省してくるとしたら、子どもとの会話ではどのようなことを話題にしたいと思うか尋ねる調査が行われたところ、「自身の体調・健康」(32.9%)が最も高く、次いで、「子どもの健康」(32.6%)、「家族旅行」(27.8%)、「子どもの仕事」(23.6%)、「教育・子育て」(17.6%)となった。

60代・70代では、子どもの帰省時に、自身の健康状態、子どもの健康状態、旅行や仕事、子育てなど幅広い内容を話題にしたいという気持ちがあることがわかった。

40代・50代の多くが、親の健康状態を気にかけていることがわかったが、親の健康状態をどのくらいの人が認識しているのだろうか?

40代・50代で、親の介護経験がない人(250名)を対象に、親の健康状態や身体の状態を把握しているか尋ねる調査が行われたところ、「把握している」は 71.2%、「把握していない」は 28.8%となった。

親の介護経験がない40代・50代が予想する、「親の介護開始年齢」の平均は84歳

40代・50代で、親の介護経験がない人(250名)を対象に、自分の親は、何歳から介護が必要になると思うか尋ねる調査が行われたところ、「76歳~80歳」(34.0%)や「86歳~90歳」(30.8%)に回答が集まり、平均年齢は84歳となった。

親の年齢が80代半ばに差し掛かるまで、「介護の問題はまだ現実化しないだろう」と楽観的に考えている人は少なくないようだ。

他方、40代・50代で、親の介護経験がない人のうち、就労意向のある人(244名)を対象に、「何歳まで働きたいか」尋ねる調査が行われたところ、「56歳~60歳」(26.6%)に最も多くの回答が集まった。

しかし、「61歳~65歳」(23.4%)や「66歳~70歳」(22.1%)との回答も多く、60歳超(「61歳~65歳」から「81歳以上」までの合計)との答えは63.1%と、6割を超え、40代・50代の多くが、60歳を超えても働きたいと考えていることがわかった。なお、就労希望年齢の平均は67歳だった。

「親の介護が始まると思う年齢」と、「自身が働き続けたい年齢」の関係を「介護と就労の両立」という視点で見てみると、親の介護期間と自分の就労期間が重なる人が多いことがわかった。

就労意向があり、父親または母親を持つ244名(父親を持つ人は48名、母親を持つ人は 230 名)について、親の想定介護期間と自分の就労期間が重なることが予想される人の割合をみると、父親の介護の場合では93.9%、母親の介護の場合では83.1%にのぼることがわかった。

親の介護について、「自分の親が何歳から介護が必要になると思うか」という介護開始の予想年齢と、「自身は何歳まで働きたいか」という就労に関する希望年齢を聞き、予想される「介護と就労の両立期間」を求める調査が行われた。

父親の介護期間と自分の就労期間が重なることが予想される人(139名)について、それぞれの期間が重なる年数を「介護と就労の両立期間」と想定した場合、平均年数は 14.0年に、母親の介護期間と自分の就労期間が重なることが予想される人(191名)については、平均年数が12.0年となった。

就労期間が長期化する中で、人生100年時代において、働き続けながら親の介護をするケースが一般化し、親の介護と自分の就労が重なる期間が今後ますます長期化することが予想される。

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