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【開発秘話】国内だけで累計3200万本以上売れているシャトレーゼ「チョコバッキー」

2019.08.20

■連載/ヒット商品開発秘話

 今夏も猛暑に見舞われた日本。ついアイスに手が伸びてしまう人も多いことだろう。

 現在、アイスで好調に売れているのが、シャトレーゼの『チョコバッキー』だ。2018年3月に発売された『チョコバッキー』は、大量のチョコレートが不規則・不均一に入ったバーアイス。1本でパリッ、パキッ、バキッ、ゴリッ、ゴロッと様々な食感が楽しめる。

 現在は〈バニラ〉と〈チョコレート〉のほか、期間限定で〈ドライミント〉の3種を発売。国内で520店舗、海外9か国で59店舗(2019年7月4日時点)を展開する菓子店「シャトレーゼ」で販売しているが、国内だけでこれまでに、シリーズ累計3200万本超を販売している。

バニラ

チョコレート

ドライミント

扱い慣れない設備とチョコレートの物性に手こずる

 チョコレートが不規則・不均一に入っている『チョコバッキー』は、初めて見ると斬新に感じるだろう。新商品と思われるかもしれないが、中身は2005年6月に発売された『パリッと巻きチョコバー』。つまり『チョコバッキー』は、『パリッと巻きチョコバー』をリブランディングしたものである。

2005年6月に発売された『パリッと巻きチョコバー』(6本入り1パック)

『パリッと巻きチョコバー』は2005年に入ってから開発された。同社のアイスは原則、3か月で開発するが、実に倍の時間を要した。開発に時間を要した理由は、大きく2つあった。

 第1の理由は設備。バーアイスの中にチョコレートの層を何層も形成するアイスは同社にとって初の経験となるため、新しい製造設備を導入した。商品開発課 プロダクトマネージャーの数野潤氏はその製造設備について、「今までの製造設備と違い複雑なことなどから、扱い慣れないところがありました」と振り返る。

 第2の理由はチョコレートの物性。アイスの原料と一緒に充填すると、チョコレートの方が先に固まってしまうという問題があった。

 思い描いていたものは、チョコレートが薄く均一、層状に入ったアイス。しかし、扱い慣れない製造設備とチョコレートの物性により、思った通りのものができずにいた。

 機械メーカーに指示して製造設備の改良を重ねたり、現場でも扱い方に慣れる努力を続け、何十回もテストを行なう。それでも、思った通りものができなかった。一時は開発の中止が検討されたこともあったが、設備投資をしている以上、やめるにやめられなかった。

 だが、社内では1本で様々な食感が楽しめる点が評価される。「社内で一定の評価を得ることができたので、商品化の決裁が降り、一度発売してみることになりました」と数野氏は話す。

思い描いていたものと違い、チョコレートが不規則・不均一にしか入らなかったが、それが却って1本で様々な食感が楽しめるオンリーワンの特徴を得ることにつながった

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