猛暑日続く近年の夏は、冷やしラーメンや冷やし担々麺、冷製リゾットなど、本来熱々で食べるメニューを冷やしていただくことが外食における一つのトレンドとなっている。
では、そんな冷やし及び冷製ブームと逆行する「夏なのに、あえて熱いものを好んで食べる人」は、果たして、どのくらい存在するのだろうか?
そんな疑問を追求すべく今回、リクルートライフスタイルの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」による意識調査が行われたので、その結果を紹介していきたい。
夏にあえて熱いものを食べることを好むのは、女性より男性がやや多い
「夏にあえて熱いものを食べることがあるか」について尋ねる調査が行われた。
“夏にあえて熱いものを食べる”、に「あてはまる」または「どちらかというと近い」と回答した合計の42.2%を「夏に熱いものを食べる派」、“夏に熱いものを食べることは避ける”、に「あてはまる」または「どちらかというと近い」と回答した合計の57.8%を「夏に熱いものは避ける派」とすると、「夏に熱いものは避ける派」が多数派であった。
性年代別に見ると、「夏に熱いものは避ける派」が最も多いのは20代女性(61.5%)、「夏に熱いものを食べる派」が最も多いのは60代男性(47.3%)であった。
同じ年代の男女を比較すると、40代以外は男性の方が「夏に熱いものを食べる派」が多く、冷え症やオフィスの冷房問題などもあり、女性の方が熱いものを好むかもしれないという事前の予想を覆す結果に。
また、圏域別では、東海圏が唯一「夏に熱いものは避ける派」が6割を超えており(61.0%)、冷たいものを好む人が多いということが判明した。
■夏にあえて熱いものを食べることがあるか(全体/単一回答)