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令和時代の東京の「夏」は昭和、平成より50日も長くなるらしい

2019.08.02

初めてエアコンがついた際のエピソード「家族みんなでエアコンの吹き出し口の下で涼んだ」

内閣府の「消費動向調査」によるとエアコンの普及率は現在90.6%(平成31年3月/2人以上の世帯)で、多くの家庭にエアコンが設置されている状況にある(図10)。

一方で、現在の50~60歳代が小学生の頃(10歳頃)、昭和30~40年代における普及率は10%程度で、家にエアコンがないのが当たり前という時代だった。

そこで、「自宅に初めてエアコンがついた際、家族やあなたの生活はどう変わったか」と自由回答形式で尋ねる調査が行われたところ、若い世代は「生まれた時からすでにあったので分からない」という回答が多かったものの、「エアコンがついてから、扇風機の風を取り合う兄弟げんかがピタッとなくなった」(30歳代・男性)という声や、ミドル以降の世代からは「デパートに入ったみたいと家族で喜んだ」(50歳代・男性)、「家族みんなでエアコンの吹き出し口の下で涼んだ」(60歳代・女性)、「家族でエアコンのある部屋で寝ていた」(50歳代・女性)など、家族にとって、エアコンがいかに特別な存在だったのかが分かるエピソードが寄せられた。

東京の夏を過ごす上で、エアコンは「なくても困らないもの」から、ないと困る「生活必需品」に

初めてエアコンがついた際に家族にとって特別な存在だったエアコンだが、その存在感は時代とともにどのように変化しているのだろうか。

「東京の夏を過ごす上で、エアコンはあなたにとってどんな存在か」という設問にて、現在と小学生の頃(10歳頃)のエアコンに対する認識を聞き、昭和から令和までの変遷をたどる調査が行われた。

その結果、エアコンは昭和35~44年には98.0%が「なくても困らないもの」(「なくても全く困らないもの」と「あった方がいいが、なくても困らないもの」の計)と考えられていたが、現在(2019年)は「生活必需品(ないと困るもの)」が約9割(86.4%)を占め、東京の夏を過ごす上でエアコンはなくてはならない生活インフラとして存在していることが分かった(図11)。

広がる「つけっぱなし運転」 就寝時のつけっぱなし運転実施率は5割超(54.7%)

エアコンが普及し、東京の夏が変化する中でエアコンの存在感が変わってきたように、エアコンの省エネ性、機能性の向上に伴い、その使い方にも変化の兆しが見られる。

夏場のエアコンのつけっぱなし運転について、「夏場のエアコンの使い方としてつけっぱなし運転をすることがあるか」と、「就寝時」、「短時間の外出中」、「24時間」の3つについて、小学生の頃(10歳頃)と現在における実施経験の有無を聞き、昭和・平成・令和における変遷をたどる調査が行われた。

その結果、いずれのつけっぱなし運転も平成2年(1990年)頃から増え始め、現在、就寝時のつけっぱなし運転の実施率は54.7%、短時間の外出中のつけっぱなし運転は46.9%に達していることが分かった(図12)。

24時間のつけっぱなし運転の実施率は20.4%とそれほど高くないが、他のつけっぱなし運転が増えていることから考えると、その実施率は今後増えていくものと推測される。

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