サウナどころかムーミンもいたぁぁぁぁ!!
泊まってるホテルでサウナ入って海にまで入って外気浴できる。ハッキリいうけど、理想の状況ですよ、サウナとしては。眠くなったら部屋帰って寝ちゃえばいいんだから!
おまけに安心のヒルトンブランドなのに、ちょっとだけ市街地から離れているってだけで、宿泊料金も市の中心地のホテルよりもかなりお得!! あの~さっきは“3泊するなら1泊はこのホテルに”って書いたけど、3泊するなら3泊ともこのホテルでいいじゃんって今原稿書きながら改めて思ったよ。
今、気になったんで、このホテルがヘルシンキの中央駅からどのくらい距離があるか調べてみたら、直線距離で約4.5キロ。東京でたとえば銀座の4丁目から4.5キロってどのくらいかっいてえと、だいたい表参道の駅辺りなんだよ。すいません、あまりに緑が多いからてっきり郊外かと思ってたら、距離的には至近ですよ! こりゃますます泊まる価値大!
そしてこのホテルには、もう一つ、サウナに興味ない人でも、
「マジっすか!」
って魅力があるのだ!
フィンランドと聞いてサウナ以外になにか知ってるか? と日本人に聞いたなら、これは間違いなく『ムーミン』ですよ。
そのムーミンの作者のトーベ・ヤンソン先生も、このホテルに長期滞在してたそうなんですが、なんとヤンソン先生、このホテルに自作の絵を寄贈してましてね。その絵がホテル内に何枚も展示してある!
ヤンソン先生の絵ってムーミンの挿絵みたいのも有名ですけど、油絵とかの絵画も描かれる大芸術家なんすね。美術館で展覧会やったりするんだから。
そんな美術館で見るような絵が、サウナに向かう廊下に何枚も飾ってあんの!
いや、ビックリしたよ。こんな有名な人の絵が普通に飾ってあるんだもん。
それにしてもこういう絵を描くんですね、ヤンソン先生。ヤンソン先生が描かれたという証拠の署名もどうぞ。
“トーベ”って書いてありますよ。
それどころかヤンソン先生、宴会場みたいな広間の壁の模様まで描いてんの。
先生ッ! そこまでおやりにならなくても…。でもよっぽど、このホテルが好きだったんだなぁ~ヤンソン先生!
これぞフィンランドサウナというサウナを満喫し、トーベ・ヤンソン先生の絵まで堪能できる。ヘルシンキにサウナに入りに行くつもりのある皆さん、『ヒルトン ヘルシンキ カラスタヤトロッパ』には絶対に宿泊しなきゃ、人生の損失ですよ!!
それにしても『カラスタヤトロッパ』って文字列。人生で初めて書いたなァ…。
〔予告!〕こいつまたフィンランド行ったのか? とお思いの読者諸兄もいらっしゃるでしょうが、今回はヘルシンキのアートとネイチャーに迫ってまいりました! そんなサウナだけじゃないヘルシンキの魅力は近々、当『@DIME』で公開予定! 待っててねェムーミン!!
取材協力:フィンエアー
文/カーツさとう
コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。