白熱電球はクルクル回せば取り替えられるが、蛍光灯の交換は難しい、と思ってはいないだろうか? 蛍光灯は丸型や直管型などがあって、一見すると交換は複雑そうだが、構造さえ理解してしまえば、交換は意外と簡単だ。
この記事では、蛍光灯本体の交換から器具の交換まで、自分でできる蛍光灯の取り付け方をご紹介する。
まずはここから! 蛍光灯本体の取り付け方
蛍光灯本体の形状は大きく2つ。直管型と丸型だ。あとは長さや大きさ(直径もしくは太さ)が違うだけなので、取り付け方・外し方は2パターンだけ覚えれば良い。
直管型と丸型、蛍光灯本体の外し方は根本的に違う
形状を除けば、直管型と丸型の一番の違いは電極の場所だ。直管型は両端に電極があり、丸型は円周部分の一部に電極が付いている。この違いが外し方の違いにつながっている。
蛍光灯のカバーも外し方が違う?
器具によって蛍光灯本体がむき出しの場合と、カバーされている場合がある。カバーの外し方は、器具それぞれで異なるので取扱説明書で外し方を確認しよう。
蛍光灯は形状ごとに取付金具が違う
直管型と丸型の蛍光灯では、電極の位置の違いから、この取付金具の形状が異なる。
蛍光灯の種類ごとに取り付け器具も異なる?
取り付け器具は、大きくペンダント型とシーリング型に分かれる。ペンダント型は昔からよくある天井からぶら下がるタイプ。最近、直管型は家庭用ではあまり見かけなくなった。シーリング型は天井にピタリと張り付いたタイプだ。
蛍光灯の種類で変わる! 本体の取り付け方
直管型と丸型で電極の位置が違うことは先述のとおりだが、これにより取り付け、取り外しの方法が変わる。
丸型蛍光灯の取り付け方は?
丸型の蛍光灯はペンダント型もシーリング型も、丸い蛍光管をはめる金具が3〜4か所、器具にあるはずだ。この金具に本体をはめ、電極にソケットを付ければ取り付け終了だ。
直管型蛍光灯の取り付け方法は?
直管型は両端に電極が付いている。この電極を取り付け器具の両端にあるソケットに差し込むか、差し込んだあとに蛍光灯本体を90度回転させれば完了。どちらもカチっとした感触があれば問題ない。
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リビングで主流のシーリングライトは自分で取り付けられる?
現在家庭のリビングで主流となっている、丸型のシーリングライト。もし今がペンダント型だったとしたら、自分で交換はできるのだろうか?
ペンダント型を直付照明器具に交換するのは簡単!?
ペンダント型の照明器具を外して、天井にローゼットと呼ばれる電極と引っ掛け用金具が出ていれば(引掛ローゼットと呼ばれる)、比較的簡単にシーリングライトを取り付けることができる。ただし感電や漏電の怖れもあるので、無理せず専門の工事業者などに依頼するのもおすすめしたい。
シーリングライトの取り付け金具に種類は?
シーリングライトの取り付け金具には「シーリングアダプタータイプ」、「引掛シーリングタイプ」、「差込アダプタータイプ」などが用意されている。
シーリングライトの取り付け工事は自分でできる?
天井に配線器具が付いていれば工事などをしなくても、シーリングライトは自分で取り付けても良い。しかし「配線器具がない」もしくは商品仕様欄に「取付前に必ず電器店/工事店にご依頼ください」と注意書きがある場合は、指示に従って専門業者の人と相談しよう。
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天井照明器具の交換時に注意すること
天井に向かっての作業は、平衡感覚が狂いやすい。イスや脚立を使って作業するなら、転落防止のために家族や友人に頼んで補助をしてもらおう。また作業時はブレーカーを落とし、感電への注意が必要だ。