最近でこそ洗濯機は屋内設置が主流だが、昭和の時代は屋外に設置することも多かった。しかし、屋外だと雨風や直射日光によって洗濯機がダメージを受けてしまい、製品寿命が短くなる欠点があった。これを防ぐために便利なグッズが「洗濯機カバー」だ。この記事では、洗濯機カバーの種類や購入方法などを解説する。
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洗濯機カバーはどんな種類があるの? どんな風に選べばいい?
「洗濯機カバー」と一口に言っても、どんな種類があるのだろうか? そもそも、洗濯機自体、縦型、二層式、ドラム式などがあるので、当然ながらその形状によって洗濯機カバーの種類も異なる。ここからは、洗濯機カバーの種類と選び方を順番に紹介していこう。
雨風・日照対策に防水・日焼け防止機能付きを選ぶ
前述のとおり、屋外設置の問題点は雨や日差しにさらされることだ。洗濯機カバーのなかには防水や日焼け防止効果を持つものもある。ついでに、汚れ防止の加工もされていれば安心だ。
雨風がひどい屋外設置は、防水性が高い四面包みタイプの洗濯機カバーを!
洗濯機カバーは、内部に熱がこもるのを防ぐため、背面が空いているタイプが多い。しかし、これだと雨風がひどい場合は、どうしても汚れが中に入り込んでしまう。屋外でもとくに吹きさらしのような場所に設置するなら、背面も含めた四面包みタイプの洗濯機カバーを選ぶと良いだろう。
二層式用の洗濯機カバーは、サイズをしっかり測って!
洗濯機カバーは圧倒的に全自動洗濯機対応が多いが、「二層式兼用」と表示されたものも少なからずある。このタイプは「Lサイズ」や「Mサイズ」など大きさによる区分があることが多い。購入前に、洗濯機の外周をしっかり測っておこう。
前面が開く! ドラム式洗濯機の洗濯機カバーの特徴
全自動洗濯機用や二層式洗濯機用のカバーは、上面がファスナーなどで開くようになっている。一方、ドラム式用は前面が開くようになっている。どちらも、カバーをかけたまま洗濯できるようにするためだ。
なお、ドラム式のカバーは、おもに奥行の長さでサイズが変わる。二層式と同じく、購入前に自分の洗濯機のサイズを測っておこう。
防水パンにカバーを付ければ、洗濯機横のスペースがすっきり
洗濯機カバーとは別物だが、洗濯機を置く防水パン用のカバーも存在する。これをつけると、排水ホースが見えなくなって見た目がすっきりするうえに、ちょっとした荷物置き場にもできて便利だ。
洗濯機カバーの取り付け方はどう?
洗濯機カバーを買ったはいいが、どうやって取り付ければいいのだろうか? 洗濯機カバーは種類を問わず、洗濯機に巻きつけるようにして、後ろ側でヒモを使って取り付けるのが一般的だ。
なお、タテ型洗濯機用のカバーの場合、フタ部分が別パーツになっていることがある。ヒモなどで本体部分にくくり付けられるものもあるが、乗せておくだけのタイプは、強風時に備えて固定する方法を考える必要があるだろう。
洗濯機カバーは、どこに行ったら手に入る?
さて、ここまで洗濯機カバーの説明をしてきたが、肝心の商品はどこに行けば手に入るのだろうか? 洗濯機を売っている家電量販店ならありそうだが、それ以外にもホームセンター、インテリアショップなどで手に入るだろうか? ここからは、洗濯機カバーを買えるお店について紹介していく。
洗濯機カバー購入先①:Amazon
Amazonにて「洗濯機カバー」を検索すると、6万件以上の候補が出てくる。自分が欲しい機能に合わせて、「防水」や「屋外」といったキーワードで絞り込むといいだろう。また、カスタマーレビューを読めば、製品選びの参考になる。
【参考】Amazon(公式サイト)
洗濯機カバー購入先②:楽天
楽天もAmazonと同じくたくさんの候補が出てくる。楽天はとくに、ランキングを参考にできるのが便利だ。「生活家電用アクセサリー・部品」のカテゴリーに「洗濯機・洗濯乾燥機用アクセサリー」があり、その中にカバーがある。
洗濯機カバー購入先③:ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラの実店舗やヨドバシ.comでも洗濯機カバーを販売している。ヨドバシ.comには、「今売れている洗濯機用カバーランキング」もあるので参考にしたい。家電の「リビング・衣類」カテゴリーに「洗濯機」があり、その中に「洗濯機用カバー」がある。
洗濯機カバー購入先④:ホームセンター
コメリやコーナンといったホームセンターも、洗濯機カバーをあつかっている。この両社はネットショップも展開している。近所に店舗がない場合は、ネットショップを利用しよう。
コーナンのこれがおすすめ! オリジナル洗濯機カバー
コーナンでは、オリジナルの洗濯機カバーも販売されている。ワンタッチテープによる取り付けも手軽で、立体ポケットも付いて非常に便利だ。
【参考】コーナンeショップ 洗濯機カバー KHT21-9821
洗濯機カバー購入先⑤:ニトリ
2018年7月中旬現在、残念ながらニトリでは洗濯機カバーを販売していない。しかし、後述する洗濯機カバーを自作する際に使えるレジャーシートなら手に入る。
【参考】ニトリネット
ニトリの製品で、排水口カバーを自作してみよう!
前述のとおりに取りに洗濯機カバーは売ってないが、「排水口カバー」を自作するのに便利な商品がある。それは、ウォールシェルフHSという商品で、本来は壁に木ネジで取り付ける棚。木材がコの字型に加工されているので、排水口や排水ホースを隠す目隠しカバーに使うのにちょうどいいのだ。
「ニトリ 排水口 カバー 自作」というたキーワードで検索すると、実際に作っている様子を公開しているブログ記事などが見られる。そちらも参考にしよう。
洗濯機カバー購入先⑤:セリア(100円均一ショップ)
2018年7月中旬現在、セリアで洗濯機カバーは販売されていないようだ。ただ、おしゃれな布製品はあるので、屋内で使うホコリ除けとしてのカバーなら、さまざまな商品を流用できそうだ。
【参考】セリア公式HP
100均の商品で、洗濯機防水パンのカバーを作ってみよう!
防水パンに付けるカバーが、なんと100均の商品で作ることが可能だ。「カラーボード」といった商品名で売られているポリスチレン製の板は、加工もしやすく、簡単な目隠し用のカバーならさほどの手間にはならないはずだ。
気に入った洗濯機カバーが見つからない! 自作はできるの?
洗濯機カバー自体はそれほど複雑な構造のものではない。とくに室内でホコリ除けにするカバーや、インテリアとの調和のために使っていないときに洗濯機を見えなくするためのカバーなら、普通の布で十分に自作が可能だ。
外置き洗濯機用に、屋外で使うカバーは自作できる?
屋外で使う洗濯機カバーを自作したいなら、まず防水性のある布地を用意する必要がある。実用性を重視するなら、決しておしゃれであないが、手に入りやすい防水シートなどを使っても構わない。
防水シートは厚手だけに、糸で縫うのは難しい。両面テープなどを使って貼り付けてしまうのが簡単だ。
洗濯機の防水パンのカバーを、DIYで作ってみよう!
先ほど、カラーボードを使って防水パンのカバーを作るという方法をご紹介したが、DIYを趣味にしている人なら、材料に木材などを使えば、もっと本格的なものを作れる。
このとき、棚になるものを作れば、防水パンの上に無駄に空いていたスペースを有効活用できる。腕に覚えがある人には、ぜひおすすめしたい。
屋外に洗濯機を置くなら、必須とも言える洗濯機カバー。屋内でもほこりよけや、インテリア用途の目隠しとしても役に立つ。排水溝や防水パンのカバー情報も併せて、この記事を洗濯機周りのグッズの充実に役立てよう。
※データは2019年7月中旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作、製作などはあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット