
大人気のiPhoneですが、買ったままの状態で手から滑り落とすと、傷だらけになってしまうことがあります。
精密機器であるiPhoneを傷から防ぐには、ケースを装着するのが一番です。スマホショップや通販などでは、様々なデザインのケースが売られています。しかし、iPhoneのケースを自作して楽しむのも、おもしろいですよ。
iPhoneケースを自作する方法を教えて!
iPhoneケースを自作する方法はとてもカンタン。
一般的なiPhoneケースの作り方をご紹介しましょう。
まず、iPhoneの筐体(きょうたい)に合わせた金型を作成します。次にケースの素材となる樹脂を用意して溶解させ、その素材を金型に流し込み、冷却させ成形します。充分冷えたら、バリや汚れ、傷などを修復して完成です。
まあこの方法なら大量生産も可能ですが、個人で自作するのはほぼ無理です。
本当に、個人でiPhoneのケースを自作するのであれば、3Dプリンターで印刷する方法もあるでしょう。この方法なら好きなサイズ・デザインでケースの自作も可能ですが、3Dプリンターを使いこなせる知識がない場合、自作するのはほぼ無理です。
ここでは、透明もしくは無地のスマホケースに、様々な装飾を施すことを「自作」と定義することと致します。透明や無地のスマホケースは、100円ショップでいくらでも売っていますので、こちらを自作ケースのベースにしてしまいましょう。
iPhoneケースを自作する時サイズはどうすればいいの?
ともあれ、iPhoneのケースを素材から作成する場合には、iPhoneのサイズを把握することが必要になります。
主なiPhoneのサイズは以下の通りです。
iPhone Xs:高さ143.6mm 幅70.9mm 厚さ7.7mm
iPhone Xs Max:高さ157.5mm 幅77.4mm 厚さ7.7mm
iPhone XR:高さ150.9mm 幅75.7mm 厚さ8.3mm
iPhone 8:高さ 138.3mm 幅 67.3mm 厚さ 7.3mm
iPhone 8 Plus:高さ 158.4mm 幅 78.1mm 厚さ 7.5mm
本体のサイズが内寸となるケースを自作すれば良いこととなります。機種が違っても、ミリ単位の誤差しかない場合は、カメラ穴やボタン穴の位置があれば、流用できることもあるようです。
【参考】iPhoneのモデルを比較する
iPhoneケースを自作するテンプレートってあるの?
iPhoneケースを自作するためのテンプレートを探してみた所、ケースへプリントサービスを子なっているショップ注文用のひな形データとして提供されているものがあるようです。
【参考】藤井印刷/iPhoneケース印刷(iPhoneX,XS用・背面印刷・ソフト)
iPhoneケースを自作でプリントするには?
自作で、iPhoneのケースに直接プリントするのは、個人では結構難しいですが、iPhoneケースに、印刷した紙を貼る方式で良ければわりとカンタンです。まず、プリントしたい画像を用意して、プリンターで印字します。次にiPhoneを、印刷した紙にあてて、縁をなぞり、ハサミかカッターで切り取ります。あとはiPhoneケースに貼り付ければオッケーです。カンタンですね!
100均のiPhoneケースを自作でカスタムする方法!
自作で、100均のiPhoneケースをカスタムするのはわりとカンタンです。
●ステッカーやシールをケースに貼る
●マニキュアや油性ペンで直接絵や字を書く
●マスキングテープをケースに貼って、レジンでコーティングして、UVライトで固定する
●紙の絵柄を写し取り、ケースに貼り付ける、「デコバージュ」を行う
「デコパージュ」とは、「切り抜く」という意味のフランス語が語源で、自由に切り抜いた布や紙を、ビン・箱・陶器・小物などに貼っていく技法です。100円ショップで、「デコパージュ専用液」と「デコバージュ仕上げ液」が売られていますので、それを使用します。可愛い絵柄の紙を見つけたら、素材用に取っておきましょう。
iPhoneケースを自作できるアプリってあるの?
iPhoneのケースを自作できるアプリとして、「プリスマ」「curike(クリケ)」などがあります。
「プリスマ」は、オリジナルデザインのスマホケースが作れるアプリです。
自分の写真を使ったり、好きな文字を打って、世界にひとつだけのスマホケースがデザインできます。
アプリは無料。ケースは1980円から提供されています。
自分の撮った写真や、好きなメッセージをおくだけで、世界にひとつだけのスマホケースがデザインできます。
ケースデザインは1000種類以上。ケースの種類はグリッターケース、ラバーケース、手帳型ケース、レザーケース、ソフトラメケース、クリアソフトTPUケース、クリアハードケース、ブラックハードケース、ホワイトハードケース、ICカードステッカー、パスケースなどが用意されています。
対応モデルは、iPhone XS Max、iPhone XS、iPhone XR、iPhone X、iPhone 8 Plus、iPhone 8、iPhone 7 Plus、iPhone 7、iPhone 6s Plus / 6 Plus、iPhone 6s / 6、iPhone SE / 5s / 5、iPhone 5c、iPod touch 7th / 6th / 5thです。
ケースの素材を選び、写真などの素材を選択して、文字を入れる場所を指定して入力して、決済を行うだけでOKです。後は到着を待つだけ! カンタンですね。
【参考】curike(クリケ)
クリケ! は写真やスタンプを組み合わせて、1980円から作れる、クリエイトケース作成アプリです。店頭で販売しているスマホケースと同じ機械と画質で出力印刷できるため、とても高品質なケースが作成可能です。
特徴として、
1.高解像度による、高品質な出力
2.写真や画像を自分だけのスタンプに
3.豊富で自分好みにカスタムできるスタンプ
4.透明効果を維持したまま作成可能
5.無数のパターンから好みの背景が選べる
6.実機プレビューにて装着後を演出
7.シンプルかつ高性能なインターフェース
が挙げられます。
手帳型のiPhoneケースって自作できる?
手帳型のiPhoneケースも、自作は可能です。例えば、
●100均のケースに、生地を接着剤で貼り付ける
●厚みのある生地は、糊(のり)しろとなる部分の数mm分は余裕を持って切り抜く。
などといった方法で自作が可能です。
背表紙の折り曲げ部分に、切れ込みを入れておくと、奇麗に仕上がります。アイロン用の糊(のり)シートを使って貼り付けると、さらに美しく仕上がりますのでオススメです。
iPhoneの透明ケースを自作でカスタムする方法!
iPhoneの透明ケースは、自作でカスタムするためのベースとしてとても使い勝手がいいです。透明のiPhoneケースから、その下に紙を敷いて、その画像を見せる方式で良ければわりとカンタンに自作可能です。
まず、プリントしたい画像を用意して、プリンターで印字します。次にiPhoneを印字した紙にあてて、縁をなぞり、ハサミかカッターで切り取ります。あとは透明のiPhoneケースとiPhoneの間に挟み込んで、ケースをはめればオッケーです。カンタンですね!
あんまり薄い紙に印字すると挟み込むとくしゃくしゃになってしまいますので、ある程度厚みのある紙に印字するのがポイントです。プリンターで、どれくらいの厚みの紙まで印刷できるか、あらかじめ確認して、それにあった厚さの紙を用意しておきましょう。
自作ではないけれど…iPhoneケースをオーダーメイドする方法
iPhoneケースをオーダーメイド可能なサービスは多数存在します。
【参考】ME-Q(メーク)/好きなアイテムを選んで「メーク」しよう!
「ME-Q(メーク)」は、オリジナルグッズを「メーク」できるサービスです。ハードケースやソフトケース、ウッドケース、手帳ケースなど、様々なケースがオーダーメイド可能です。
【参考】pixiv FACTORY/手帳型iPhoneケース
「pixiv FACTORY/手帳型iPhoneケース」は、オリジナルデザインの手帳型 iPhone ケースが 1 点から印刷可能です。
対応するiPhoneは、iPhone SE、iPhone 5、iPhone 5s、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iPhone 7、iPhone 7 Plus、iPhone 8、iPhone 8 Plus、iPhone X、iPhone XS、iPhone XRまで。レザー製で、留め具を含めた全面に印刷が可能です。
ベルトありでポケットが3つ付いている便利なタイプと、ベルトなしでポケットが1つのシンプルなタイプの2種類から選べます。ストラップ穴を開けることもできます。
どんなデザインで作ろうか、夢が膨らみますね!
※データは2019年6月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品の御利用は飽くまで自己責任にてお願いします。
取材・文/FURU