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期待の新竿、ダイワ「メタリア中深場 73HH-200」で鬼カサゴに挑戦!

2019.07.07

 釣友の正林さんは、何を釣るにも竿&リールを2セット持ってくる。竿は約200本(今年に入って100本ほど処分したそうだ)、リールは電動に限っても約10個お持ちなので、宜なるかなと思う。ちなみに僕は竿が5本、電動リールは3個だけだ。2セット用意すれば万一の時に心強いが、万一が生じる頻度は経験上100回に1回なので、その必然性を感じたことはなかった。

 しかし時には70000円のオーダー竿と中古店で購入した4000円の竿を使い分ける正林さんの話を聞く度に、竿にも“味”があるのだろうとは思う。対象魚種が同じ竿でも、全長、素材、調子、適合錘等、それぞれだ。具体的に書く。同じダイワの鬼カサゴ狙いの竿、廉価な「ネライX H-210」(全長2.1m、錘負荷80~200号、本体価格19000円)と高価な「極鋭中深場 H-205AGS」(全長2.05m、錘負荷120~250号、本体価格65300円)で、錘150号を使って釣りをするとしよう。

 2本の竿の長さや適合錘は似ているが、約45000円もの価格差だから、素材や調子はまったく異なるはずだ。アタリを待っている時であれ、釣り上げている時であれ、竿の“味わい”はかなり違い、きっと「極鋭」の“味”は極上だろう。

中古釣り具の下取り価格は驚くほどいい!

 さて僕の鬼カサゴ竿は、ダイワの「ディープゾーン73 150-205」(全長2.05m、錘負荷80-250号、本体価格47300円)だ。かれこれ5年は使っているが、釣果満足率80%(ちなみにアマダイ釣りでは15%くらいか)の好結果を生んでいる。

 ただし、憧れの2kg超には縁がない。竿のせいではないと重々わかっているが、正林さんの二刀流に触発されたこともあり、違う鬼竿を使えば2kg超に出会えるかもと思い立った。懐は痛むが、2本を使い比べて新竿が調子よければ、「ディープゾーン」を買取に出せばいい。これまで何度か書いたが、中古釣り具の下取り価格は驚くほどいいのだ。


「ディープゾーン73 150-205」。

 では、何を買うか。ダイワとシマノが日本の2大メーカーだが、さしたる根拠もなく道具はダイワ、ウエアはシマノと決めているのでダイワ製品で決まりだ。鬼カサゴを対象とする竿は、前述の3本以外にもいろいろある。本来なら極上の「極鋭」と行きたいところだが、年金2000万円問題におののくリタイアの本能が許さない。

 ダイワのサイトで見比べるうちに良案が浮かんだ。価格やスペックが、「ディープゾーン」にできるだけ近い竿を選ぼう。船上で使い比べて、レポートするのだ。同メーカーのほぼ同価格製品、どう違うのか?

選んだのは、ダイワ「メタリア中深場 73HH-200」

 こうして選んだ竿が、「メタリア中深場 73HH-200」(全長2m、錘負荷100-250号、本体価格43500円)だ。購入はいつものように、「Yahoo!ショッピング」で。買った日の最安値は32184円(税込、送料無料)でポイント5倍=1605ポイントが付いて、実質30579円だった。ところが送料520円がかかる32886円(税込)のネット店では、“合計3万円以上で使える全品5%OFFクーポン【プレミアム会員様限定】”なるクーポンが使えて1644円引き、32886+520-1644=31762円に。

 さらにストアポイント、Yahoo!プレミアム会員限定ポイント、Yahoo!プレミアム会員限定 掲載ストア対象ポイントキャンペーン(+5倍)他で、合計6552ポイントが付いて、実質31762-6552=25210円となった。税込定価が46980円だから約46%オフだ。ネットショッピング、時間が有り余るリタイア向きなのかもない。

「メタリア中深場 73HH-200」。

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