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期待の新竿、ダイワ「メタリア中深場 73HH-200」で鬼カサゴに挑戦!

2019.07.07

好事魔多し。まさかの展開に…

貝殻の一荷。

 開始3時間にして既に5匹、絶好釣ながら好事魔多し。「メタリア」が重量級貝殻を、一荷で楽々と釣り上げたのが魔の前兆だろうか。根掛かりでラインが切れて、天秤、錘、仕掛けを失う。これくらいではまだ余裕があり、一式新たにしつらえて海に投げ入れる。

 しばらくして船長の「仕掛け上げて」の合図で、電動スイッチをオン。20秒ほどで仕掛けが海面まで上がり自動的に停止する、はずだった。ところが仕掛けは止まらず、天秤の上端が凄まじい勢いで竿の先端ガイドに突撃する。以上、電動リールを使ったことのない人には意味不明の描写だ。

 電動リールは釣り開始時、巻き上げた仕掛けが海面で止まるように設定するのがセオリーだ。ラインが切れた場合は、改めて設定しなおす必要がある。それを忘れたために、止まらなかったのだ。幸いガイドは無事だったが、巻き上げパワーで竿の接続が深くなり、抜けなくなってしまった。

 まあ抜けなくても、とりあえず釣りに支障はない。だが止まる設定をして投入すると、また根掛かりしてライン切れ。ラインが海底に届かない長さになってしまった。冒頭に書いた100回に1回が起きてしまった。

船上ではどうしても抜けなかったが、自宅でゴム手袋を付けて引っ張ったら簡単に抜けた。

 2セット用意してきてよかったと、「ディープゾーン」に戻った。すると程なくして、鬼のアタリ。本日最小のサイズで、速やかに放流した。その後またもや根掛かりして、ラインこそ切れなかったものの、仕掛け一式が海底に。持参した天秤は2つ、在庫切れだ。終了時刻まで2時間あるが、釣果は満足なので納竿しようと思ったが、伊藤さんがいくつも天秤を持っていたので借りて続釣した。

 ただし100号の錘も在庫切れで、120号を使用。書き忘れていたが、本日の釣り客は案の定4人だけ。僕が右前、伊藤さんが左前、後ろ左右に1人ずつとゆとりのスペースだ。しかも水深が約80mと浅いので、僕だけ重めの錘を使ってもオマツリすることはなかった。

さすがに放流。

 だが、120号タイムは不調。アタリは遠のき、終了間際に我が鬼人生最小の、“鬼金魚”を釣っただけに終わった。とはいえ、3匹も釣れば上出来の鬼が大小合わせて7匹の好釣果、ちなみに伊藤さんは小鬼1匹、他の2人もパッとしなかったようだ。

鬼金魚。2kg超を釣るより難しいかも?

左手が本日最大の1.2kg級。余談ながら釣友の正林さん、この前々日に外房で1.7kg級を釣り上げた。

「メタリア」を使った時間は短かったが、外房を主戦場とする僕には「メタリア」がベターと確信し、「ディープゾーン」は手放す気になっていた。下船後、今回の船宿・富丸は高級魚・赤ムツ(=ノドクロ)も狙うので船長に道具立てを尋ねたら、「ラインは4号400m、錘は200号、ポイントまでの距離は今日とさほど変わらない」とのこと。

 釣友の正林さんとかねがね「赤ムツをやりたいね」と話しているので、これはいい船宿を見つけたと思うや、「竿は今日使っていた白いの(=「ディープゾーン」)がいいよ」とアドバイスされた。こうなっては、手放せない。どちらの竿も赤ムツは対象魚だが、赤ムツは1kgもあれば大型とされる魚種、となると『剛』より『柔』の竿が適するということだろうか。

 同じメーカーで、似た価格、似たスペックながら、かくも“味”が違うとは。今回は、“釣り味深い”釣行だった。「ディープゾーン」を手放さないとなれば、次回は荒れた(荒れない方がいいが)外房、錘150号200号で“味”比べをして、自説を再考証してみたい。

文/斎藤好一(元DIME編集長)

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