2019年の3月29日よりサービスを開始した「QUOカードPay」のおかげで、その本家である「QUOカード(以下、本記事では「クオカード」と表記)にも注目が集まっている。この記事では、誰でも持てて簡単に使えるクオカードの購入場所や残高確認などの使い方について解説する。
クオカードとは何か? 小銭いらずの便利なプリペイドカード!
クオカードは、コンビニや書店などで使えるプリペイドカードだ。仕組みはテレフォンカードや図書カードと同じで、あらかじめ現金を払ってカードを買い、その金額分が使えるようになっている。
ほとんどのコンビニで使え、クレジットカードを持てない人や電子マネーが使えない人でも、クオカードがあれば小銭いらずの便利なキャッシュレス払いができるというわけだ。
注意点として、タバコや公共料金、切手などの購入、電子マネーのチャージなどはできない。これらの理由として、店側がクオカードを現金に交換する手数料と、タバコなどの販売価格を考えると利益が出せなくなるからだ。
クオカードで支払えないものは、クオカード公式サイトやお店の公式サイトなどに表記されているので確認しておきたい。
意外と豊富! クオカードの種類をチェック
クオカードには1枚から買えるスタンダードカードから、一部の加盟店で販売している限定カードなどいくつか種類がある。
金額は300円・500円・700円・1000円・2000円・3000円・5000円・1万円まであるが、カードのタイプによっては300円がなかったり、5000円以上でないと買えないものもある。
クオカードをお金に換えたい!換金ってできる?
クオカードは現金と併用で支払いできるので、残高が余ることはない。とはいえ換金してお金にしたくなることもあるかもしれない。しかし、クオカードは換金を受け付けていないので注意が必要だ。
【参考】使える場所は?有効期限は?お釣りは?無駄使い防止に役立つ「クオカード」の賢い使い方
このクオカードに残高はいくら残ってる? 確認する方法
クオカードを使っていると、気になるのが残高だ。ここでは、クオカードの残高確認のやり方について解説する。
穴でクオカードの残高確認
クオカードには左下に数字と矢印が記載されており、使うと穴が空いていく。これで大体の残額は把握できる。使い切った場合は、0より左側に穴が空く仕組みだ。
クオカード支払い時のレシートがあれば、残高証明で確認できる!
クオカードで買い物をすると、レシートに残額が記載される。これで確認できるほか、お店で頼めば残高証明もしてもらえる。正確な残高を知りたいときは、利用するといいだろう。
ネットで確認できたら便利なのに! クオカードの残高確認方法
現在のところ、ネットやアプリでクオカードの残高確認はできない。カードの穴を目安として残高を把握し、購入後のレシートでしっかり使った分を確認する以外に方法はない。
クオカードって、どんなお店で使えるの?
前述のとおり、クオカードはコンビニのほか、本屋や一部のドラッグストア、飲食店、カフェなどで利用できる。
ドライバー必見!じつはガソリンスタンドでも使えるクオカード
クオカードはENEOSとJA-SSの一部店舗で使用でき、どちらも限定デザインカードを発行している。対象店舗をよく使う場合は、小銭をいちいち用意する必要のないクオカードが便利だ。
セルフのガソリンスタンドでも使えたら便利! クオカードは使えるの?
セルフのガソリンスタンドでも、店舗によっては使える。使用可能かどうかは公式サイトの検索から「クオカード」で絞り込んで確認しよう。
知ってた? クオカードはほとんどの本屋で使える!
クオカードはジュンク堂や紀伊國屋書店を始め、多くの本屋で使用できる。子供へのお小遣いや、本を買う人へのギフトカードにぴったりだ。
イオンで使えたら便利! クオカードはスーパーでは使えない?
スーパーでクオカードが使えれば便利だが、残念ながらイオンなどでは使えない。生活用品を買いたいときは、加盟店であるドラッグストア「マツモトキヨシ」を使うのがおすすめだ。
Pontaを利用! ローソンでお得にクオカードを使う方法
主要なコンビニならどこでも使えるクオカードだが、ローソンだとクオカード支払いでも100円ごとに1ポイントのPontaが貯まる。Pontaを利用する人なら、ローソンで使うのはありだろう。
Tカードユーザーに朗報!ファミマでもクオカード払いでTポイントが貯まる
ファミマでも、クオカード払いでTポイントをもらえる。Pontaほど還元率は良くないが、200円ごとに1ポイントだ。
なお、セブン-イレブンは残念ながら、クオカードを使ってもnanacoポイントは得られない。
Amazonのコンビニ支払いでクオカードは使える?
クオカードはコンビニで使えるが、Amazonで「コンビニ受取」した時の商品代金支払いには使えない。あくまで買えるのは、コンビニ店内の商品だけだ。
【参考】意外と使える!?クオカードの使える場所、使えない場所をまとめてみた
クオカードってどこで売ってるの?購入方法をチェック!
クオカードのおもな購入方法は、以下の4種類だ。
・店頭購入
・オンラインストア注文
・FAX注文
・ローソン「Loppi」注文
店頭購入ならその場で受け取れるが、希望の金額やデザインがあるとは限らないので注意しよう。
クオカードを購入したい! イオンなどのスーパーで買える?
クオカードは、基本的に加盟店でしか扱っていない。イオンなどのギフトカード売り場では、残念ながら販売されていない。
加盟店じゃないのに売っている!? Amazonにあるクオカードは注意
Amazonを検索すると、なぜか加盟店ではないのにクオカードが売られている。こういうものは、正規の取り扱いではない。注文と違うものが届く可能性もあるので、利用するなら自己責任で行いたい。
クオカードをファミマで購入するなら、予約表がとっても便利!
ファミマでは「予約承り表」があり、最低額500円券から予約ができる。6日前までに予約すれば希望のデザインや額のカードが購入できる。
ローソンのクオカードはLoppi販売もある!
Loppiで申し込み、料金をレジで支払うと、1週間ほどでカードが届く。購入は5枚単位かつ合計10枚以上からだが、まとめ買いをしたい人には便利なシステムだ。
【参考】ついにQUOカードも!デジタルギフト「QUOカードPay」がローソンで利用開始
クオカードの魅力は購入も使い方も簡単で、誰でも持てるという点だ。プリペイドカードなので必要以上の使いすぎもなく、コンビニなどで気軽に使える利点もある。この記事を参考に、来るべきキャッシュレス時代に備え、その一歩としてクオカードを活用してみよう。
※データは2019年6月下旬時点での編集部調べ。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。
※製品のご利用、操作はあくまで自己責任にてお願いします。
文/ねこリセット