人は、組織やチームに所属するときに、何かに惹かれて所属することになる。その惹かれる魅力、つまりエンゲージメントは、大きく4つに分かれるという。
株式会社リンクアンドモチベーション取締役でモチベーションエンジニアの麻野耕司さんに、そのエンゲージメントの4Pの解説と共に、自分が最もモチベーション高く活動できるチームや組織を見極める方法を教えてもらった。
エンゲージメントの4Pとは?
大学入学後にサークルを選ぶシーンを思い浮かべてみよう。次の4つの魅力のいずれかに惹かれているはずだ。
・Philosophy(理念・方針)
・Profession(活動・成長)
・People(人材・風土)
・Privilege(待遇・特権)
「もしバレーボールよりサッカーのほうが好きだから、という理由でサッカーサークルに入るとしたら、Profession(活動・成長)に惹かれていることになります。また同じサッカーのサークルであっても、大会を目指す熱血サークルと和気あいあいと楽しむサークルの2つがあり、大会を目指す熱血サークルのほうに惹かれる場合はPhilosophy(理念・方針)に惹かれていることになります。
気が合いそうな人がいるから、という理由ならPeople(人材・風土)、有名企業に就職した先輩が多いという理由ならPrivilege(待遇・特権)に惹かれているということ。
サークルや部活に限らず、自分が参加するチームを選ぶ際には4Pいずれかに魅力を感じて選んでいるはずです。これはチーム内における共感創造、エンゲージメントを生み出すものであり、同時にチームメンバーのモチベーションを高めるものでもあります」