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多忙を極めるビジネスパーソンにおすすめしたい美食の街「サン・セバスチャン」の旅

2019.06.30

ミラマール宮殿とモンテ・ウルグル

かつてスペイン王室によって建てられたミラマール宮殿は、広い庭園が開放されており、人々は庭に腰かけたり、寝ころんだり思い思いに過ごすことが出来る。多数の花は良く手入れされ、散歩するには絶好のスポットと言えよう。

ミラマール宮殿から見て、海岸の反対側に位置するのがモンテ・ウルグルである。標高123mの丘で、頂上にはイエス・キリスト像がそびえ立っている。旧市街からすぐにアクセスでき、筆者は徒歩で上ったが、意外と階段がきつくて少しバテてしまった。

しかし、頂上に立った時から見る海岸は格別のものであった。スペインの美しい海を見ているだけで開放的な気分になる。頑張ってここに上ったら、喉が渇いてくる。丘を降りて旧市街のすぐのところに、先ほど紹介したバルAtariがあるので、そちらで一杯飲むのもおすすめである。

右手の丘がモンテ・ウルグル。頂上に塔のように見えるのがイエス・キリスト像

モンテ・ウルグルからの眺め

(まとめ)できるビジネスパーソンにサン・セバスティアンを心からお勧めする理由

せっかく海外旅行に行っても、心身共に疲弊してしまうことがある。

例えば大都市に行った場合には、世界中から観光客が押し寄せるため、どこへ行っても並び、混んでいることにまず疲れる。

慣れていない異国の地の地下鉄やバスの移動には戸惑う。レストランでは、メニューの読み方に苦戦し、ウェイターがなかなか来ずやきもきする。

街中では、スリに遭わないか、何か混乱に巻き込まれたりしないかと、常に高い緊張感を持って歩く必要がある。

こういう状態が続くと却って疲れてしまうことが多い。

しかし、サン・セバスティアンでは心からリラックス出来る。仕事で張り詰めていた体と心が、ここへ来ると波の音や街の空気、何よりも美食で緊張がほどけていく。

人気店を除けば、どこへ行ってもそんなに混雑していない。バルでは、ドアが開けっ放しで「Welcome!」という雰囲気があるので入りやすい。カウンターにあるピンチョスは、パッと見て美味しそうなものをすぐに手に取れる気軽さがある。

徒歩圏内で観光もショッピングもできるし、昼からお酒とピンチョスさえあればもう幸せ。これこそが、日本で一生懸命仕事に励むビジネスパーソンの心を癒せる場所なのではないかと思う。

最近も筆者の友人(20代男性)がサン・セバスティアンへ一人旅をしていた。女性も充分に楽しめるが、特に男性の心を掴んで離さないものがサン・セバスティアンにはある。

さらにお金に余裕のある方は、ぜひとも星付きのレストランで美食と一流のサービスを堪能して欲しい。筆者も、次回は三ツ星レストランを訪れてみたい。

次の海外旅行の候補先に、サン・セバスティアンはいかがだろうか。

番外編:お土産にプリングルスの生ハム味

スペインのお土産でネタになりそうなものが、プリングルスの生ハム味。日本にはないフレーバーである。生ハム味とうたっているが、実際は燻製ベーコン味と言う方が近い。お酒が進む味だ。

少しかさばるが、自分用に、または手土産のネタとしても面白いと思う。

写真・文/Mami

(一社)日本ソムリエ協会認定ワインエキスパート、実用フランス語技能検定試験準一級

ワインの販売員時代、年間のワインティスティングは約500種類。ボルドーのシャトー巡りやスペインのサン・セバスティアンでのバル巡りなど、ワインと食に関する自己研磨に励んでいる。
https://ameblo.jp/m-cerisier-rose/

※本記事は2018年に撮影したものです。

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