録画された動画は感度良好で解像度も高い!
それでは実際に自動撮影された動画をご覧にいれよう。録画された動画にはタイムラグがあり、頭の部分が途切れるが、防犯目的であれば問題なさそうだ。ACアダプタに接続すれば、プリバッファリング機能が使えるためタイムラグは少なくなるはずだ。HD画質に偽りはなく、駐車場の敷地内にクルマが駐まればナンバープレートの文字まで読み取れる。また、赤外線を使った夜間モードの感度も高くセンサーライトと連携させても白飛びしない。雨の日の録画も見たが、水滴がレンズに付くことなく、雨粒も邪魔にならない。つまり晴れの日、雨の日、夜間でも鮮明な画像が得られるのだ。
サブスクリプションで「Arlo Smartプラン」(月額359円/カメラ1台)を使えば、人、乗り物、動物、その他から選択して必要な動作のみを感知できる。またACアダプタ不使用時にもアクティビティゾーンの設定が可能になる。録画した動画をチェックすると自転車は乗り物でなく人として感知されるようだ。クルマの往来が激しい道路などを視界に入れた場合、アクティビティゾーンで範囲を指定するのは非常に効果的である。
日中に人を感知したときの動画
日中に自転車を感知したときの動画
夜間に自動車を感知したときの動画
夜間にネコを感知したときの動画
有料プランで24時間録画が可能になる
Arloカメラは無料プランでも充分実用になるが、サブスクリプションの有料プランを利用することでさらに機能をパワーアップできる。前述の「Arlo Smartプラン」(月額359円/カメラ1台)は、充電池駆動時のアクティビティゾーンの指定に対応。さらに人物検知の通知のフィルタリング、スマホのロック画面からのArloの映像と音声をチェックできる通知機能がプラスされる。
「Arlo SmartPremier」(月額1190円)ではSmartプランに加えて、直近30日間の無料クラウドストレージ。最大10台のカメラをサポートできる。さらに直近60日間、カメラ最大20台の「Arlo Smart Elite」(月額1790円)も選択できる。また、24時間クラウド録画プランを追加すれば、24時間365日の録画が可能になる。保存される日数によって14日間保存(月額1190円/カメラ1台)、30日間保存(月額2290円/カメラ1台)の2つのプランがある。
「Arlo Smart Elite」には有人に電話という機能が追加され、ホームセキュリティ会社への自動通知ができるようなった。荷物の検出機能は玄関先に荷物が置かれたことを検知する機能のベータ版だ。
スマホへ通知する際に、人、乗り物、動物の何が検知されたら知らせるかを選べるようになる。
撮影後の動画に対してもフィルター機能が使えるので見たい動画を選択しやすくなる。
写真・文/ゴン川野