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消費増税前に組むべき?住宅ローンの金利を徹底比較

2019.06.02

低金利が続く中、2019年10月からは消費税の増税が予定されている。わずか2%とはいえ、大きなお金が動く家の購入だと、数十万円規模で支払額が変わってくる。そうなると、消費税施行前の今が家の買い時だろうと考えて、住宅ローンを検討している人も多いのではないだろうか。

この記事では、住宅ローンの金利に関する基本的な知識と、おすすめの住宅ローンを紹介する。

住宅ローンの固定金利と変動金利を比較する!

住宅ローンを検討するうえで、最初に問題になるのは、変動金利にするか、固定金利にするかだ。それぞれのメリット/デメリットを検討してみよう。

【住宅ローンの金利比較】固定金利のメリット/デメリット

まず、固定金利のメリットは、金利は基本的に変わらない(一部、市中金利が大幅変動した場合、金利に調整があるローンもある)ことだ。将来的に金利が上がって返済額が増えるリスクを避けやすいので、生活設計が立てやすい。これに対してデメリットは、変動金利よりも金利が高くなるケースがあることだ。

固定金利には、金利を固定する期間を5年・10年といった形で選び、その期間中は金利を固定、期間が終わると金利を見直す「期間選択型」と、返済が終わるまで金利が変わらない「全期間固定型」がある。期間選択型は期間後に金利を見直せるので、近い将来、金利が変動しそうな時は嬉しいシステムだ。

【住宅ローンの金利比較】変動金利のメリット/デメリット

変動金利のメリットは、固定金利に比べると借入時に金利を低く抑えやすいことだ。将来的に金利が上昇しなければ、低金利で融資を受けられることになる。デメリットは、将来的に金利が上がってしまった場合、固定金利よりも多くのお金を支払う可能性があること。このリスクのため、生活設計が立てにくいことが挙げられる。

一目でわかる!住宅ローンの固定金利・変動金利のメリット/デメリット比較表

以上を踏まえて表にまとめると以下のようになる。

住宅ローンの金利はどう推移してきたのか、今後の動きは?

これまでに解説してきたように、変動金利と固定金利のどちらが得かは、将来の金利の推移にかかっている。

では、今後の金利の動きを予測はできるのか? 住宅ローンの金利の過去の推移を振り返るとともに、将来の推移を予想してみよう。

住宅ローンの金利、20年前・30年前の過去の推移は?

過去の金利の推移を見てみると、特に大きな動きがあったのは、現在から遡ること約30年前だ。ここはちょうど「バブル時代」と呼ばれる頃で、急激な金利上昇と、バブル崩壊後の急激な低下が見られる。

その後、20年前くらいまでは金利が低下する時代が続いている。そして、その時期を過ぎると、比較的金利は低位で安定しているようだ。

住宅ローンの金利推移のグラフ

住宅金融支援機構がまとめた住宅ローンの金利推移のグラフは以下のようになっている。前述したように20年くらい前から大きな変動は少なく、特にこの10年ほどは全体的に金利は緩やかに下がる、あるいは低水準を維持していることがお分かりいただけると思う。

【参考】民間金融機関の住宅ローン金利推移(変動金利等)- 住宅金融支援機構

住宅ローン金利の推移を予想する

現在の金利の状況、過去の推移を踏まえると、現在の金利の水準はかなり低いものになっていることが分かる。

この傾向は当面は続きそうな一方、これ以上の低金利は考えにくい。よって、次に大きな動きがある際には、金利は上昇する可能性が高い。それが何年後になるのか、具体的に予想するのは難しいが、これから住宅ローンを組むなら、金利上昇の可能性をリスクとして織り込んだほうがよさそうだ。

【参考】住宅ローンを借り換える時に注意すべきポイント

住宅ローンの借り換えで得するローン残高、残りの返済期間、金利差の目安は?

住宅ローンの固定金利・変動金利別おすすめランキング

ここでは、編集部が独自に調査した住宅ローンのおすすめランキングを、固定金利と変動金利に分けて紹介する。

住宅ローンおすすめランキング【固定金利】

1位:ARUHI住宅ローン ARUHI スーパーフラット8S
2位:楽天銀行 【フラット35】S
3位:住信SBIネット銀行 フラット35S
4位:三井住友信託銀行 固定プラン30年
5位:新生銀行 ステップダウン金利タイプ

固定金利の住宅ローンを借りる場合、条件を満たせるならフラット35Sを利用したい。購入する住宅の要件として、省エネ性や耐震性が要求されるので、どんな場合にも使えるわけではないが、フラット35よりも金利が優遇される。

【参考】ARUHI住宅ローン

楽天銀行

住信SBIネット銀行

三井住友信託銀行

新生銀行

住宅ローンおすすめランキング【変動金利】

1位:じぶん銀行 変動金利 全期間引き下げプラン
2位:ソニー銀行 変動セレクト住宅ローン
3位:住信SBIネット銀行 ネット専用住宅ローン 変動金利 通期引下げプラン
4位:りそな銀行 全期間型変動金利
5位:イオン銀行 変動金利(新規お借入れ)

金利面を重視したランキングなので、上位は低金利を売りにしているネット銀行が占める形となった。もっとも、5位のイオン銀行にはイオングループでの買い物が5%オフになる特典が付いていたりするので、こういった個性的なサービスに注目してみるのも面白いかもしれない。

【参考】じぶん銀行

ソニー銀行

住信SBIネット銀行

イオン銀行

住宅ローンの金利動向を左右する要素とは?

住宅ローンの金利は常に変動しているが、その動きは無節操ではなく、指標になるものがある。それは長期固定金利の場合、新規に発行される「10年国債の利回り」だ。この新規10年国債利回りが上下すると、それに合わせて住宅ローンの長期固定金利も変動する。

変動金利の場合、指標となるのは「短期プライムレートだ」。これは銀行が優良企業に対して短期で貸し出す、最優遇金利のこと。住宅ローンの変動金利は、この影響を受ける。

2019年おすすめの住宅ローン

住宅ローンを販売しているのは、大手都市銀行ばかりではない。地元の地方銀行も借り入れの有力な候補となる。最後は地方銀行の利点を踏まえたうえで、おすすめの住宅ローンをご紹介しよう。

【参考】顧客満足度が高い住宅ローンランキングは8年連続で「ソニー銀行」が1位に!

地方銀行の住宅ローンのおすすめポイント

地方銀行の利点としては、地元の事情に詳しいところ。自営業者は都市銀行を相手にするよりも、交渉しやすい点が挙げられる。また、一般的に地方銀行の金利は高めだが、都市銀行よりも交渉の余地は大きいとされている。

住宅ローンおすすめランキング最終結果

1位:ARUHI住宅ローン ARUHI スーパーフラット8S
2位:楽天銀行 【フラット35】S
3位:じぶん銀行 変動金利 全期間引き下げプラン

上位2つは、金利の上昇の可能性を考えて、固定金利の住宅ローンに強い2社の商品を選んだ。3位のじぶん銀行には、auユーザーならキャッシュバックが受けられる「au住宅ローンセット割」もあるので、対象になる人は利用すると、さらにお得になる。

とはいえ、どんな住宅ローンがお得なのかは、購入する物件の金額や、普段使っている金融機関・クレジットカード、ライフスタイルなどによっても変わってくる。

この記事を参考に、まず自分が組みたいローンが「固定型」なのか「変動型」なのかを選び、そこから自分にとってメリットのあるものを選んでいこう。

将来を見通すのは難しいが、現在が低金利で住宅ローンを組みやすい時期であることは間違いない。住宅を購入する予定がある人は、ぜひ検討してみてほしい。

文/ねこリセット

※データは2019年5月下旬時点での編集部調べ。
※本記事は住宅ローンを推奨する目的はありません。あくまで自己責任・自己判断でご利用下さい。
※情報は万全を期していますが、その内容の完全性・正確性を保証するものではありません。

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