営業職などに多く要求される「経費の建て替え」。すぐに戻ってくるわけではなく、業務の忙しさ次第では金額もバカにならないので、生活が圧迫されてしまうケースも少なくない。
そんな「会社員の経費申請」について今回、株式会社pringによる1年以内の経費申請経験がある300名を対象にしたアンケート調査が行われたので、紹介していきたい。
会社員の64.4%が、経費申請せずに“経費自腹”をしたことがある
Q1.会社のための出費だったにも関わらず、自腹で支払った経験はある?(単数回答、n=300)
会社のための出費(経費)を自腹で支払った経験があるか尋ねる調査が行われたところ、「複数回ある」53.7%、「1度だけある」10.7%と、あわせて64.4%もの会社員が“経費自腹”をしたことがあることが判明した。
“経費自腹”をした理由 1位「申請が面倒だったから」48.7%、2位「少額で気まずかったから」38.3%
Q2.会社のための出費だったにも関わらず、自腹で支払った理由は何?(複数回答、n=193)
“経費自腹”をした経験のある方を対象に、なぜ経費申請をせず自腹で支払ったのか、その理由を尋ねる調査が行われた。
1位は「申請が面倒だったから」48.7%、2位は「少額で気まずかったから」38.3%、3位は「領収書をなくしたから」34.7%となった。
領収書の紛失は自己責任だが、社員が「時間と手間をかけて手続きをするくらいなら自腹でいいや」と思ってしまうほど面倒な申請フローや、「こんな少額で会社に申請するのは気まずい」と感じる雰囲気があるとしたら、それは会社が社員に経費自腹を強いる、“経費ハラスメント”と言えるのではないだろうか。