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ベトナム旅行の超おすすめスポット!ホーチミンからすぐ行けるメコンデルタの街・ミトー

2019.05.26

ベトナム航空、その機内食にただただ感服!!

 日本からホーチミンへは、成田、関西、中部の4つの国際空港からは毎日(成田に関してはコードシェア便も含め、日に4便!)、福岡国際空港からは月・水・木・日と週に4便飛んでいるベトナム航空で行くのがなんつっても便利なんすが、オレが成田から乗った便がまぁ~素晴らしかった。

 機材は世界最新鋭のエアバスA350-900! 最先端の空調と静粛性からの機内での居心地の良さは、飛行機にちょっと詳しい人にとっては常識だけど、乗せていただいたビジネスクラスのシートが、フルフラットは当然として、乗客同士のプライバシーに配慮してシートが通路と逆側向いた、いわゆる『逆ヘリンボーンシート』!

個室感もしっかりと確保しております。

 そして絶対に書いておかねばならないのが機内食とワインなのであった!

 ほら、ベトナムってもともとフランスが宗主国だったという歴史もあるから、機内食も充実のキッチリしたフレンチ!

 フルートグラスでサーブされるウェルカムドリンクのシャンパン『エドシック・モノポール ブルー・トップ・ブリュット』に始まって、まずはアミューズブッシュ。

正直、これだけでワイン何杯でもいけます!!

オードブルに栗のクリームスープ、季節のサラダ。合わせたブルゴーニュの白ワインはマコネーの『サン・ヴェラン』。

メインはトラディショナルに『ビーフステーキ グリーンペッパーソース パセリクリーミーポテト・温野菜添え』←メニューをそのまま記載いたしました。

 ワインはローヌの『クロ・エルミタージュ/2016』もあったんだけど、メドックの『シャトー シゴニャック/2015』を呑んじまいました。

 で、その後にチーズやプティフルール、和菓子(!)といったデザート前のアヴァンデゼールがあるんだけど、これがワゴンサービス! 目の前で、

「これとこれ~」

 なんて自由に選べるのがうれしいじゃないですか!

甘いモノよりも、この時点ではチーズをどうしても選んでしまうんだよなァ~。ワインはまだシゴニャックを続けてますが、なんともいいクラレット色してるでしょ? 

で、締めにしっかりとグランデゼール。ブラウニーズショコラと、奥は『プラリネアイスクリームキャラメルカスタードソース』(←これはメニューに書いてあった)。

 ここでお酒を変えております! コニャックという食後酒の正統選択肢をあえて外し、ハンフリー・ボガートが好きだったドランブイがあったので、スコッチと合わせてカクテル『ラスティネイル』。

 で! いっておきますが、これって夕食じゃないですよ。昼食ですよ。ランチですよ、フランス語でいうところのデジュネですよ。それでこの充足感!! ベトナム航空おそるべし…。

 そんな往路の正当フレンチと対照的に、復路の朝食で登場したのがベトナム名物『フォー』! 帰りの便は深夜にホーチミンを立つので、朝、成田に着くちょっと前にこのフォーが登場するのだ。

フォー以外に、和食や洋食の朝食もセレクトできます。

 まさかこんなフォーが空の上でいただけちゃうとは思ってもみなかった! フォーはベトナムの屋台で食べるのも当然おいしいけれど、空の上で食べる、素材も吟味されたベトナム航空渾身のフォーが、まぁウマイことウマイこと!!

 実はワタクシ、帰りの飛行機に乗る前にもタップリとフォーを食べてるんです。ベトナム空港のビジネスクラスラウンジ『ロータスラウンジ』には、セルフでフォーを作れるカウンターがあるんです。

ホーチミン空港のロータスラウンジ。

 で、そのフォー用の薬味や調味料がすごい充実してるんですよ。

これだけでなんかうれしくなっちゃうよね。

 なんで汁のフォーも作れるんですけど、この調味料と薬味を駆使して、あえてオリジナルに汁無し
フォーを作って食べました。

うわ、この写真見たら本当にまた行きたくなってきましたよベトナム!!

 飛行機乗る前にフォー! 乗った飛行機でもフォー!! ベトナム航空のビジネスクラスに乗れば、帰国寸前までベトナムの食にじっくり浸れるのだ。

 はっきりいう。もう思い残すことはなんもありません。そのくらいベトナム航空の機内食に死角なし。

 飛行機でうまい食事と酒! そしてホーチミンやメコンデルタでも郷土色溢れる旅の情緒満点の食事と、ありがたいくらい安いお酒!!

 とにかくベトナムの食には今回圧倒されました! 食だけじゃない。ベトナム南部で体験したもの全てが人生でも忘れがたい体験だった。いや本当に忘れたくない。ずっとベトナム気分でいたい。

 あの~、このベトナム南部のリポート記事、スピンアウト記事DIME本誌の連載にもお酒のことを書いたから、それも含めれば、記事の総数は全8本にも及んだんですよ。

 8本ってのは、オレが海外取材して書いた記事では最大のボリュームなんだけど、それをメコンデルタの大河の如く、ユーックリと長期に渡ってお送りしてきた。なんでこんなに長期になったかっていうと、書き終わったらベトナムのことが終わっちゃうような気がすんだよね。書き終えると、オレのベトナムの思い出が過去のものになっちゃいそうでさ。それでついついゆ~っくりになってしまい、本当に申し訳ない!

 でも、そのくらい大事な思い出として記憶にとどめておきたい。それがベトナムだった。

 オレだけじゃない。きっと誰もがそんな、人生最高の思い出を作れる場所。それがベトナムだと、断言する。

 いざ行けベトナムへ! 行けば感動で涙も出るさ! ありがとうベトナム!!

協力:ベトナム航空

文/カーツさとう

コラムニスト。グルメ、旅、エアライン、サブカル、サウナ、ネコ、釣りなど幅広いジャンルに精通しており、新聞、雑誌、ラジオなどで活躍中。独特の文体でファンも多い。

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