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婚約時、結婚を誓い合った証として贈られる「婚約指輪(エンゲージリング)」。
「婚約指輪は給料3か月分」とはよく言われますが、3か月分となると、なかなか大きな出費。実際のところ、20代の婚約指輪の相場はどのくらいになるのでしょうか。
この記事では相場だけでなく、婚約指輪の選び方やお返しについても紹介します。
20代の婚約指輪の相場はいくら?
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ(首都圏)」によると、婚約指輪にかかった金額は首都圏では「30~40万円未満」が31.4%と最も高く、「20~30万円未満」が17.7%、「40~50万円未満」が15.9%、平均は43.3万円でした(全国平均は38.2万円)。
同調査では、婚約指輪にかかった金額を妻の年齢別でも調べています。
24歳以下は「30~40万円」が41.7%でもっとも高く、次いで「50~60万円」が25.0%となり、平均額は45.6万円。
25~29歳は「30~40万円」が32.6%、次いで「20~30万円」が18.8%、「50~60万円」が17.4%。平均は38.8万円となっています。
【参考】「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」(リクルートブライダル総研)
婚約指輪の相場を20代の平均年収から読み解いてみる
国税庁の「平成29年分 民間給与実態統計調査結果」によると、20~24歳の平均年収は男性が291万円、女性が253万円。25~29歳では男性が420万円、女性が389万円でした。
婚約指輪の贈り主を男性とした場合、手取り月給は20~24歳男性で約19万円前後、25~29歳男性で約28万円前後。
この結果と上記の婚約指輪にかかる平均金額を照らし合わせると、婚約指輪は手取り給料の1.5~2か月分前後と言えるでしょう。
婚約の証明として男性から女性に贈る「婚約指輪」。人生で一度は大切な男性から婚約指輪を受け取りたいと考える女性は多い。Ringraph(リングラフ)は、婚約指輪を...
20代の結婚指輪の相場はどれくらい?
婚約指輪で奮発しすぎて、結婚指輪の予算がなくなってしまった……とならないよう、結婚指輪の相場も知っておきましょう。
「ゼクシィ 結婚トレンド調査2023調べ」によると、結婚指輪2人分にかかった金額の全国平均は28.1万円。「20~25万円未満」が28.1%ともっとも多く、次いで「25~30万円未満」が19.0%、「30~35万円未満」が16.9%となっています。
婚約指輪の価格を抑えるには?ダイヤの指輪を選ぶ際の基礎知識
婚約指輪は決して安いものではないので、少しでも値段を抑えられたら嬉しいですよね。そのために、婚約指輪を選ぶ時に覚えておきたい基礎知識を紹介。
ダイヤモンドの価値を決める「4C」Cut(カット)、Color(カラー)、Clarity(透明度)、Carat(カラット)
ダイヤモンドの品質・価値は「4C」で決まります。4Cとは、Cut(カット)、Color(カラー)、Clarity(クラリティ)、Carat(カラット)の頭文字を取ったものです。
- Cut…ダイヤモンドの形や仕上がりを5段階で評価。グレードが高いほど輝きがある。
- Color…無色に近いほど希少価値が高く、黄色味が濃くなるほどグレードが下がる。D~Fが無色で最高級ランク、G~Jがほぼ無色、K~Mはわずかな黄色など、23段階で評価。婚約指輪はF前後がおすすめ。
- Clarity…透明度。ダイヤモンドの包有物や傷の数・位置・大きさなどでグレードを決める。11段階評価。
- Carat…重量を表す単位で、1ct(カラット)=0.2g。婚約指輪は0.2~0.4ctが一般的。
ダイヤモンドは天然の鉱物なので、すべてを完璧に満たすものは希少。それだけ値段も高くなります。ただ、全項目が最高ランクでなくとも、十分キレイに見えるダイヤはたくさんあります。実物を見て判断すると良いでしょう。
リング部分の素材やデザインも婚約指輪の値段を決める重要な要素
リングは、金属の素材や使用量、加工料で値段が変化。金属をたくさん使うものや複雑なデザインの指輪を選ぶと、値段が高くなります。素材はプラチナやゴールドが一般的で、プラチナのほうが価格が上がります。
また、流通経路やブランドも価格に影響。有名なブランドは安心感もありますが、特にこだわらない方であれば、知名度の高くないブランドでリーズナブルに指輪を入手するのもひとつの手でしょう。
婚約指輪の人気ジュエリーブランド「ティファニー」「カルティエ」を比較してみた
婚約指輪のブランドは数多くあります。ごく一部の人気ジュエリーブランドを挙げるだけでも、以下のような有名ブランドがずらり。
- EXELCO DIAMOND(エクセルコ ダイヤモンド)
- GINZA DIAMOND SHIRAISHI(銀座ダイヤモンド シライシ)
- NIWAKA(ニワカ)
- HARRY WINSTON(ハリー・ウィンストン)
- I-PRIMO(アイプリモ)
- MIKIMOTO(ミキモト)
- TASAKI(タサキ)
- LAZARE DIAMOND(ラザール ダイヤモンド)
- BOUCHERON(ブシュロン)
- BVLGARI(ブルガリ)
- 4℃ BRIDAL(ヨンドシー ブライダル)
- STAR JEWELRY(スタージュエリー)
数ある婚約指輪ブランドの中でも、今回は特に人気の高い「Tiffany&Co.(ティファニー)」と「Cartier(カルティエ)」を比較してみましょう。
30万円台で購入できる婚約指輪も! 女性の憧れ「ティファニー」の魅力
年代問わず、世界中の女性に愛されている「ティファニー」。純白のリボンがかけられたティファニーブルーのボックスでもお馴染みです。1886年に考案された婚約指輪の王道「ティファニー セッティング」(写真)をはじめ、気品のある洗練されたデザインが魅力。
値段はダイヤモンドの品質やデザインなどによって異なりますが、20万~30万円台で購入できる指輪もあります(2024年7月中旬時点)。
婚約指輪の名門ジュエリーブランド「カルティエ」の特徴や人気シリーズは?
カルティエは、イギリス国王エドワード7世に「王の宝石商、宝石商の王」と讃えられた王族御用達のジュエリーブランド。現在も婚約指輪の名門として人気が高いです。
「バレリーナ」(写真)を筆頭に、華やかで優雅なデザインが魅力です。
カルティエの婚約指輪の値段は高い?
婚約指輪の値段は、ダイヤモンドの品質や指輪のデザイン、市場の相場や在庫によって異なります。
カルティエでは40~50万円台を中心に婚約指輪をラインナップしています(2024年7月中旬時点)。
購入時は、店員さんにまず予算を伝えた上で、予算の範囲内の指輪を見繕ってもらうと良いでしょう。
【参考】婚約指輪(カルティエ公式サイト)