鎌倉市にある拠点を拝見
ローンチの段階で盛況のこのサービス、どのような家が利用できるのだろうか?
筆者は、運営会社の許諾のもと、鎌倉市にある拠点にお邪魔した。
もとは一家族が住んでいた一軒家を改装した物件で、1階部分がリビング、キッチン、バスといった共用スペースで、2階がベッドルームという間取り。スタートしたばかりというのもあるだろうが、清潔感があって居心地のよい空間だ。キッチンやバスには、調理器具やLEAF&BOTANICSのオーガニックシャンプーなど、必要なモノがだいたい揃っている。ちなみにリビングは、小規模なコワーキングスペースとしての活用も意識したつくりにしているという。
コワーキングスペースとしても活用できるリビング
調理家電・器具がひととおり揃っているキッチン
ベッドルームは4室。ドミトリー形式の二段ベッドがある部屋が2室に、ダブルベッドのある洋室と、セミダブルベッドのある和室がそれぞれ1室ずつという構成。
2階にあるベッドルームの1室は和室仕様
ベッドメイクは利用者が各自行い、退居の際は使用済みのリネンをボックスにシーツを入れておく。そして、食器は使ったら洗い、自分の部屋の掃除もすることが利用者に求められる点では、通常のシェアハウスと同じだ。
鎌倉拠点の場合、月家賃が同価格帯の一般的なシェアハウスと違うのは、1人の「家守(やもり)」が半常駐している点だろう。アドレスの事業開発部 明尾知洋さんは、「家守は管理人的な役割を担うと同時に、小さなイベントを開いたり、地域のコミュニティとつなげたり仕掛けをどんどん行なっていく」と話す。実際、この拠点の臨時家守でもある明尾さんは、5月に鎌倉市内のゲストを呼んで食事会を開く予定を立てているという。
今回訪れた鎌倉拠点は、あくまでも1つの例。間取りや周辺環境は拠点の数だけあると考えるべきだが、どこであっても一定以上のクオリティは担保されるのでご安心を。
多拠点生活を実行したい方から、旅行時の滞在先の選択肢として検討している方まで、「ADDress」のサービスに関心を持ったら、サイトをチェックしておくとよいだろう。
・「ADDress」公式サイト
・CAMPFIREキャンペーンページ
編集部注:クラウドファンディングには立案会社の問題でプロジェクトが頓挫する可能性や支援金が戻らなくなるリスクも稀にあります。出資に当たっては、お客様ご自身でご判断いただきますようお願い致します。
文/鈴木拓也(フリーライター兼ボードゲーム制作者)