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発達障害だった発案者の人生を変えた!自分をコントロールするノート術「バレットジャーナル」とは?

2019.05.08

アプリとも連動。スケジュールはグーグルカレンダーで管理

———ところでスケジュールはどのように管理しているのですか? キャロルさんはデジタルプロダクトのデザイナーですが、スマホアプリとの連携などは?

RC 私は始めにすべての情報をノートに書き込みます。それから頭の中でフィルターをかけて、必要な情報をアプリに振り分けています。スケジュール関係はグーグルカレンダーに入れますし、航空券はチケットアプリに入れます。リマインダーは必要ありません。ノートを見ればいいのですから。

手元にノートブックがない時のために、スマホアプリBullet Journal Companionを作りました。タスクやイベントを確認できます。あくまで補助的なツールですから、アプリに書き込んだ情報は72時間後に消える仕組みになっています(笑)ノートブックに書き写すことが大事。すべてが1冊のノートに入っていることに意味があるのです。

———キャロルさんは一年に何冊ぐらい使いますか?

RC 3〜4冊です。手帳やスケジュール帳と違って,好きなだけ書いてください。何か困ったことが起きた時、アイデアに行き詰まった時、このノートに立ち返ることで次にすべきことがわかります。これを続けていくことで少しずつ人生がいい方向へ行き、あなたの目標に近づけると思います。

キャロル氏はバレットジャーナルを「内装していない空っぽの家」と表現する。使い方にルールはない。ユーザーのニーズに合わせて応用でき、また進化していくのだと言う。

バレットジャーナルがうまく行くとしたら、その理由の1つは手書きすることにあるだろう。著書の中でキャロル氏は手書きについて「手で文字を書いていると物事を批判的に考えやすくなるので、頭の中の考えに新たなつながりが生じやすくなる」と書いている。

ここまで読んで、バレットジャーナルを始めてみたいと思った人へ。必要なものは3つ。

・1枚の紙
・1本のペン
・1冊のノート

次に、やるべきことを手書きで箇条書きにしてみよう。人生を変える一歩になるかもしれない。

ライダー・キャロル著/栗木さつき訳『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』ダイヤモンド社 1600円(税別)

取材・文/佐藤恵菜

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