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最安値は往復35万円!間もなく導入のANAハワイ線A380型機、憧れのファーストクラスを先撮りチェック

2019.05.15

■連載/鳥海高太朗のTRAVEL HACKS!

2階最前方にわずか8席のファーストクラス

ANAが国内航空会社としては初めて導入する総2階建て飛行機「エアバスA380型機」。5月24日から成田~ホノルル線に就航する。最終的には3機が投入されるが、5月24日から6月末までは1機体制で週3往復、7月1日以降は2機体制で週10往復がA380型機で運航される。ANAにとってハワイ線において初めてファーストクラスを導入することになり、最高級のシートやサービスに加えて、運賃部分においても注目を集めている。夢のファーストクラスの機内レポート、ファーストクラスの割引運賃を紹介する。

国内航空会社としては初めてANAが導入する総2階建て飛行機「エアバスA380型機」

ファーストクラスは、2階の最前方部分に位置しており、1-2-1の座席配列で全2列、合計8席の設定となっている。空間に入ってまず感じることは各シート間の仕切りの高さだ。まさに空の上のプライベート空間を体感することになる。そしていざシートへ。実際、従来のファーストクラスに比べても快適性は格段にアップしている。シートに座ってみると、ビジネスクラスとの違いを顕著に感じることができた。座った瞬間、家のソファに座っているかのように柔らかなシートに体が吸収されていく体感だ。何よりも横幅がゆったりしている点もビジネスクラスとは大きく異なる。近年、一昔前のファーストクラスよりも最新型のビジネスクラスの方が快適という状況にあるが、今のファーストクラスはより進化しており、ビジネスクラスとの格の違いを感じることができた。

仕切りの高さも高く、個室感が強いファーストクラスエリア

ビジネスクラスのシートと比べると圧倒的に横幅が広く、家のソファにいるような座り心地だ。

極めつけが国内の航空会社では初めてとなるドア付きの個室型シートを採用している点だ。睡眠時やパーソナルな時間を過ごしたいときには扉を閉めることによって誰にも邪魔されない完全プライベート空間が完成する。更に窓側席の窓は電気で明るさを制御する電動シェードが採用されている。ファーストクラスは「個人の時間」を最重視した特別な空間であることを実感した。

開閉式の扉を閉めると完全なプライベート空間になる。

同様に驚いたのがシートテレビの大きさだ。ファーストクラスでは32インチの大型液晶ワイドスクリーンを搭載しており、大画面で機内エンターテインメントを楽しむことができる。まさに小さな個室のルームシアターだ。更に快眠をサポートする睡眠グッズもファーストクラスならではだ。寝具は東京西川製の掛け布団とシーツマットが用意されている。掛け布団には、東京西川独自の加工を施した加工前よりも保温力を約2℃向上させた羽毛を使用したものを採用し、また高い吸放湿性を持ったシーツマットも採用した。枕も高品質のハンガリー産ホワイトダックダウンを使用し、軽くてふかふかな枕でホノルル到着前までぐっすり眠ることができるように工夫されている。約7時間前後のフライト時間ではもったいない気持ちになるが、きっと深い眠りで到着後すぐに動けることだろう。

32インチの大型液晶ワイドスクリーンで食事をしながら映画もゆっくり鑑賞できる。

快眠をサポートする睡眠グッズもファーストクラスならではだ。

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