蛍光灯本体の外し方や、その注意点を把握しよう
カバーの次は、いよいよ蛍光灯本体を外すことになる。この時に怪我をする恐れがあるので、まずは注意点をしっかり把握しよう。
蛍光灯を外す際の注意点
[1]火傷に注意
ずっと点灯していた蛍光灯は、高熱になっていることが多い。火傷をしてしまうので、冷めるのを待ってから外すようにしよう。
[2]高所からの落下に注意
蛍光灯を交換する時、天井など高い場所での作業になることが多い。交換時にバランスを崩し、足場から落下してしまうこともある。なるべく複数人で行うか、可能な限り安全な環境で取り組むようにしよう。
[3]蛍光灯の破損に注意
蛍光灯を外す時や交換する時に、破損してしまう恐れもある。その破片が散らばり、切り傷を負う可能性があるので注意しよう。また、蛍光灯に封入されている水銀も飛び散ってしまうので、その収集にも注意が必要になる。
蛍光灯の交換で気をつけたい「感電」による事故
そのほかに注意が必要なのは、やはり「感電」だろう。蛍光灯を外す時に濡れた手で触ってしまうと、感電してしまう恐れがある。高い場所での作業中に感電し、落下して大怪我……という危険もあるのだ。
感電しないよう蛍光灯のスイッチは必ずオフにして、ゴム手袋や絶縁手袋をして作業するようにしよう。また、ブレーカーを落としてから作業するのが最も安全だろう。
蛍光灯のソケットの交換方法についても注意!
蛍光灯ではなく「ソケット自体」を交換するとき、電圧600V以下で使用するソケットであれば一般人でも交換OKだが、それ以上の電圧のものになると、電気工事士の資格が必要になってくる。
ソケットの交換は電線の接続などが必要になるため、交換したい時は業者に依頼するのが一番安全な方法だ。
蛍光灯交換時のよくあるトラブル
蛍光灯を交換すした際には、点灯しないなどのトラブルに見舞われることがある。ここでは、よくあるトラブルを紹介する。
蛍光灯を交換したのにつかない! その原因は?
交換したばかりなのに蛍光灯がつかないときは、以下の原因を疑おう。
[グロー管(点灯管)が壊れている]
照明器具にある豆電球のような器具は「グロー管(点灯管)」と呼ばれている。このグロー管が壊れているか寿命を迎えていると、新品の蛍光灯でも電気が点かない原因になってしまう。
[接触不良]
蛍光灯がソケットに正常にはまっておらず、接触不良を起こしている。
[型番が違う]
蛍光灯の型番が違うと、うまく点灯しないことがある。
[照明器具が故障している]
照明器具自体が故障していると、蛍光灯が点かなくなる。
交換したばかりの円形蛍光灯がつかない理由は?
円形の蛍光灯がつかない時も、上記と同じ理由が考えられる。
このように、外し方と注意点を抑えておけば、意外と簡単に蛍光灯を外せる。蛍光灯を交換する際は、ぜひ一度この記事を参考にしてみてほしい。
構成/編集部