DIME MAGAZINE
クレジットヒストリーが全くなくても問題はない？
クレジットカードを作ったことがない人は、当然ながらクレジットヒストリーがない。この状態は、上に解説した「5年が経過してクレジットヒストリーがなくなった」人と、一見すると区別がつかない。
この「5年が経過して～」のパターンは、自己破産をしてクレジット契約ができなくなった人も含まれる。したがって、クレジットヒストリーがない場合は、形式的にクレジット審査が通らない可能性が出てくる。できるだけ審査が緩いブランドで、審査を受けるようにしたい。
クレジットヒストリーがないことの影響が大きいアメリカ
クレジットヒストリーがないことの影響は、キャッシュレス化が進んだクレジット社会であるアメリカだと、日本以上に大きい。
クレジットヒストリーがない人は、ローンが組めなかったり、組めたとして高い金利を支払うことを余儀なくされたりすることがある。金融の信用がない人は、生きづらい国といえそうだ。
クレジットヒストリーと住宅ローンの関係
アメリカほどではなくても、日本でもクレジットヒストリーの影響はある。例えば、住宅ローンを組む場合、クレジットヒストリーがなかったり、悪いクレジットヒストリーであったりすると、銀行にローンを組んでもらいにくくなることがあるのだ。
クレジットヒストリーはデビットカードでも作れるか
デビットカードは、ほとんど無審査で発行できる。これを使えば、簡単にクレジットヒストリーを作れそうに思えるが、デビットカードは支払いが即座に行われるため記録は残らない。ローンが組めないデビットカードでは、残念ながらクレジットヒストリーは作れないというわけだ。
【参考】デビットカードとクレジットカードの違い、説明できる？
クレジットヒストリーを作るために便利な楽天カード
これからクレジットヒストリーを作っていきたい人におすすめなのが、楽天カードだ。主婦・パート・アルバイトの人でも申し込め、初めてカードを作る人でも審査に通りやすいのが特徴。
もちろん、誰もが審査に通るわけではないが、ほかのカードと比べると、審査基準が緩いともいわれている。
【参考】楽天カード（公式）
アメックスなら、良いクレジットヒストリーが作りやすい!?
クレジットヒストリーが悪く、他社の審査に通らない人でも契約できる可能性があると言われているのが、アメリカンエクスプレスカード（アメックス）だ。
アメックスは外資系で、日本のカード会社とは審査基準が異なっている。返済履歴以上に現在の所得額を重視するので、収入さえ多ければ、クレジットヒストリーの状態が悪くても契約できる場合があるのだ。
クレジットヒストリーの信用度は回復することもできる
クレジットカードの返済履歴が、個人単位でまとめられたクレジットヒストリー。これが悪くなると、審査が通りにくくなるなどのデメリットもあるが、時間を置くことでリセットもできる。長い人生で、いったん信用を失ってしまっても、頑張れば取り返すことも可能だ。この記事を参考に、諦めずに良いクレジットヒストリーを作り、クレジットカードを便利に使いこなしてほしい。
文／ねこリセット
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